おはじき遊びで、数に関する感覚を身につけよう!

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おはじき

昔ながらのおもちゃである「おはじき」は、場所も取らず手軽に遊べる楽しい玩具ですね。そんなおはじきでたくさん遊ぶと数に関する感覚が自然と身についていきます。むろん、そこにはやはり親の工夫が必要です。どうすればおはじきで数に関する感覚が身につくのか見ていきましょう。

 

数の大小の概念が身につくおはじき遊びとは?

おはじきを使った遊びとしては、バラバラに並べたおはじきのうちの一つを指ではじき、他のおはじきに当たったら自分のものにできるというものが一般的です。指先を使うので、これはこれでよい遊びだと言えます。しかし、数の感覚を養うという視点で言うと、もっと効果的で面白い遊びがあります。

 

まずは、ある程度の量のおはじきを子供と親の間に置きます。そして「せーの」の合図で、それぞれ両手を使ってできるだけ多くのおはじきをすくいます。どちらが多くすくえたかを競うゲームです。

 

子供の方が少ないなと親御さんの方でわかった時、ご自身がすくったおはじきをキュッと集めて山のようにしてみましょう。子供は集めたものは広げると思います。その上で「どっちが多かったかな?」と聞いてみると、面白いことに子供は「僕の(私の)!」と言うでしょう。

 

これは、幼い子供は数を数えるよりも見た目で多いか少ないかを判断しがちだからです。つまり、広がっておいてあるものはたくさんに見えて、キュッと固めて置かれたものは少なく見えるというわけです。

 

おはじきとは話が離れますが、ごく幼い子供は「5頭の象と10匹のアリでは象の方が多い」と感じることがあります。これも数ではなく見た目で多いか少ないかを判断しているために起こることで、数の概念がまだ身についていないことを意味しています。

 

数を比べる時には、可能であれば必ず丁寧に数えるようにさせましょう。数える経験の積み重ねで数の概念が身についていきます。つまり、象5頭をおはじき5個に、アリ10匹をおはじき10個に置き換えられるようになり、どちらが多いのかを判断できるようになるわけです。

 

ひき算の基礎である10の分け方をおはじきで学ぶ

小学生になるとたし算、ひき算を習いますね。実は、10がいくつといくつに分かれるかを考えることは、ひき算のもとになるとても大切なことです。おはじきを使って10の分け方を考えることができる楽しい遊びを紹介しましょう。

 

用意するものはおはじき10個。始めに、子供に数を確認させましょう。そうしたら親がその10個のおはじきを持って両手を合わせ、カシャカシャと混ぜ合わせるように鳴らして楽しい雰囲気を盛り上げます。次に、おはじきをさっと両方の手に分けて入れます。子供にはどちらに何個入ったかわからないように素早く行い、手は握ったままにします。

 

その上で子供に、どちらの手の中が見たいか尋ね、子供が指さした方の手を開いて中のおはじきの数を数えさせます。それから子供に開いていない方の手には一体何個入っているのか、手の中を見ないで考えさせます。

 

片方の手に10個入っていれば、もう片方の手には何も入っていないはず。それが分かるかどうかを、まずは確認しましょう。そうしたら、後はいろいろな組み合わせで10個のおはじきを分けていきます。

 

子供に当てさせていくと、いつも正解するとは限りません。例えば先に見た方に5個入っていたのを確認したのに、もう片方を当てる時に6以上の数を言う時があります。片方が5個なのですからもう片方は5より大きいわけがないのですが、その感覚がまだ身についていないのです。

 

そのような子でも「10は5と5に分けられる」と暗記して言えることがあります。口では言えても、イメージとしてしっかりと理解しているわけではないということです。これでは本当の意味で分かっているとは言えません。

 

片方に5個あることを確認し、もう片方の数を例えば「6個」と答えたなら、6は5より大きい数であること、片方に5個あったのならもう片方に5個より多い数が入っているのはおかしいことを、丁寧に説明して理解させましょう。

 

また、片方の手の中のおはじきが5個より少ない数であるなら、もう片方の手の中には5個より多くなっていなければいけません。それが分からない時にも同様に説明して、正しい答えを出せるよう導いてあげます。

 

このゲームで正解できるようになるには、日常生活の中で10より少ない数が5といくつでできているのか、5よりどれだけ小さいのかを考える機会をたくさん持たせることです。いくら「10は6と4」などと唱えられたと言っても、きちんと意味を理解していなければ数の大小が分かる感覚が身についているとは言えません。

 

このゲームをしていると、子供は自分の頭で考えて当てる前に手のひらを開けて見たがります。そんな時すぐに見せてあげたい気持ちをこらえて、まずは子供に考えさせてみましょう。考える前に答えを教えてしまったら、いつまでたっても考える力はつきません。このゲームは子供に考えさせるためのゲームだということをお忘れなく…。

 

ちなみに、このゲームで瞬間的に数を把握する力も育てることができます。手を開く時間を一瞬にするのです。子供は一瞬のうちにしっかりと中に入っているおはじきを見て、何個あったのかを把握しなければなりません。

 

3つまでなら簡単ですが、それ以上になるとなかなか難しいものです。しかし繰り返しやってみることで、10個までの数なら一瞬見ただけで何個あるかが分かるようになります。

 

まずは数をしっかりと数えることが大事ですが、それができるようになったら、この遊びも取り入れてみるとよいでしょう。

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