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はさみが上手に使える子は頭が良くなる!はさみの使い方を正しく教えよう

はさみを上手に使う子供

子供が幼児になったら、そろそろはさみを使わせてみたいところです。ところで、はさみを上手に使うことで、頭が良くなるということをご存知でしたか?詳しく見ていきましょう。

 

はさみを使うのが嫌いな子にしないためには

手先の器用さは、頭の良さにつながっています。実際、手先を動かす作業は大脳を活発に働かせるということが分かっています。はさみを使う時、私たちは全ての指をそれぞれ同時に使います。だから、はさみを上手に使うと頭が良くなると考えられるのです。

 

そうなると、子供にはぜひはさみをたくさん使わせたいですね。子供が積極的にはさみを使うようになるには、はさみを使うのが嫌い・面倒な子にしない工夫が必要です。実は、子供がはさみを使う時、親御さんがやってしまいがちな行動に、子供がはさみ嫌いになってしまう理由が隠されています。

 

まず、親が先走ってすぐに手助けしてしまうケースです。「使い方を教えてやらなければ」という気持ちが強いのでしょう。最初から最後まで親が一緒にはさみを持って切ろうとする。これではいつまでたっても、子供自身ではさみを使って上手に切ることはできません。

 

それから、はさみには手を出さないものの、紙の方を親がしっかりと押さえてしまうケースです。子供としては「僕だけの力で上手に切れた!」と思うことでしょう。しかし実際は左手で紙を押さえつつ切る技術が身についていないので、一人でやらせてみてもうまくいきません。

 

また、きちんと使い方を教えもせずに、子供がうまく切れないからといって「下手くそね。あなたは本当に不器用なんだから」などと言ってしまうケースは最悪です。これらのケースに当てはまってしまった子供は、はさみを使うことへの興味が失われ、進んで使おうとすることはなくなるでしょう。

 

はさみを上手に使わせたいと思っても、子供にしてみれば初めてですから、親が適切なやり方で教えないとうまくいきません。子供の気持ちも考えつつ、はさみ使いの練習のステップを理解しなければならないのです。

 

はさみ使いはステップを踏んで教えよう

はさみは使い方を間違えると危険な道具です。ですから、慎重にステップを踏みながら、子供に使い方を教えましょう。

 

まず最初に教えるべきことは、はさみの持ち運び方です。はさみを持って移動する時は、きちんとはさみの刃を閉じて、その刃が開かないようにしっかりと握ります。正しく持って運ぶことで、はさみによるケガを防ぐことができます。

 

少し場所を動くだけであっても、必ずこの持ち方をさせましょう。もちろん、他の人にはさみを渡す時も同じ持ち方をし、はさみの持ち手の部分を相手に向けるように教えてください。これは、他者に対する思いやりの行為でもあります。

 

次に教えるのは、はさみで紙を切る時の姿勢や持ち方についてです。椅子には深く腰掛けさせましょう。脇は締めて、はさみで切る線を自分とは垂直になるように紙を持ちます。はさみを紙に入れる時は、斜めにならないようまっすぐに入れさせます。

 

切る時には、はさみの刃をできる限り大きく広げさせましょう。使い始めたばかりの子供は、一方の手で紙を押さえながらもう一方の手ではさみを動かすことは、難しいことです。始めは紙を押さえる手伝いをしてあげてください。

 

これである程度上手に切れるようになってきたら、親は紙を押さえる手を放し、子供が自らの手で紙を支えているかどうかを確認するだけでOKです。手を放しても子供が自分の手できちんと紙を押さえながら切ることができれば、大成功です。

 

また、切る紙の形にも段階があります。まずは細めの紙を用意し、ぱちんと一回だけはさみを閉じることで切り落とす「一回切り」からやりましょう。

 

子供ははさみを閉じるのは最初からうまくできますが、指先に力を入れることがまだ不得意なため、開くのが上手にできません。はさみを広げる時には、子供に「自分ではさみを開閉しながら切っている」と思わせつつ、さりげなく手伝いをしてあげましょう。

 

一回切りが上手にできるようになったら、少し長い直線を切る「直線切り」の段階に入ります。さらにそれが上手にできるようになったら「曲線切り」にも挑戦します。

 

このようにステップを正しく踏みながら教えることで、子供は楽しみながらはさみの使い方をマスターしていくことができます。はさみが使える親側からすれば当たり前と思うでしょうが、子供側は初めてのため、このようにステップ・バイ・ステップ進めることが重要です。

 

このように順序良くステップを踏んではさみ使いの練習を行えば、子供ははさみを使うことが好きになり、上手に使うことができるようになります。また、正しい教え方さえ知っていれば、専門家でなくても、子供にはさみの使い方を上手に教えることができるようになると言えます。

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