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トランプの「神経衰弱」ゲームは記憶力を高める

神経衰弱

トランプの「神経衰弱」というゲームをご存知ですか?カードを伏せて場に並べ、2枚めくって同じ数なら自分のものにできますが、違っていたら裏返しに戻し、次の人に交代します。これを繰り返して、たくさんのカードを集められた人の勝ちというゲームです。このゲームを通じて得られる力は、記憶力です。子供と神経衰弱ゲームをする上で、知っておきたいことを見ていきましょう。

 

子供が神経衰弱ゲームを楽しむようにするには

トランプで神経衰弱ゲームをすると、目で見たものを写真に撮ったかのように記憶する力が身につきます。右脳は感性や感覚を司る部分ですが、人は目で見た情報を右脳に伝え、記憶として残しています。

 

さて、神経衰弱ゲームをする上で、必ず守らなければならないルールがあります。それは、場に並べたカードの位置はずらさないというものです。

 

一度めくったカードを裏返して別の場所に置いてしまっては、うまく記憶できなくなります。これでは大人であってもこのゲームを楽しむことができなくなってしまいますので、子供と神経衰弱ゲームをする時も、カードの位置はずらさないよう、心がけましょう。

 

また、子供が相手の場合は、どこにどのカードがあるのかをしっかり覚えさせるために、親の言葉かけが必要不可欠になります。神経衰弱ゲームはカードの記憶ができなければちっとも楽しくありません。せっかく記憶力を高める効果を持つゲームなのですから、子供が楽しめず、そのゲームをしたがらなくなってはもったいないでしょう。

 

ではどのようにすればよいのでしょうか。子供の中には、2枚カードをめくっても数字が合わなかった場合、がっかりしてよく記憶もせずにすぐ裏返しにしてしまう子もいるものです。その場合、記憶することを意識させるために、親が「今めくったカードは、これが7でこれが9だったね」などと確かめるように言うとよいでしょう。

 

こうすれば、しっかりカードを見ていないために覚えられず、なかなかカードを自分のものにできなくてつまらなくなり、ゲームを続けられないということを防げます。

 

また、一度めくったカードを何度もめくる子も少なくありません。そんな時は、「それはさっきめくったばかりだからもう何の数か知っているよね。他のカードにしてみるといいよ」とアドバイスしてあげましょう。

 

最初から子供一人に記憶させず、時々声に出してこれは何の数字だった、あれはこの数字だったなどと言ってあげれば、子供の記憶を呼び覚ますことができます。カードを自分のものにすることができれば、このゲームは楽しいな、と思うことができるでしょう。

 

右脳を刺激してくれる神経衰弱ゲーム

もし可能であれば、大きなサイズのトランプカードを用いて神経衰弱ゲームをすると、記憶をより深いものにする練習ができます。

 

なぜなら、向こう側にあるカードの数字が何であるかがわかっていても、席を移動して反対側に行かないとめくることができません。この時、そのカードの配置や数字をしっかりと認識していないと、反対側に移動したとたんに記憶が定かでなくなってしまい、うまくカードの数字を合わせることができないからです。

 

やり方を工夫すれば、対象となるものをいろいろな角度から認識して覚える力を身に付けられるのですから、やはり神経衰弱ゲームはおすすめです。目で見たものを右脳に焼き付けてしっかりと記憶することができれば、時間がたった後にそれを思い出すのも簡単になります。

 

さて、人間の右脳は素晴らしい働きを持っているのですが、成長するにつれて残念ながら左脳の働きの方が優位になってきます。ごく幼い子供の右脳の方が、大人に比べて良い働きをすることがあるのです。

 

できることなら、幼い頃の右脳の機能を、大人になっても持ち続けたいものです。そのためには、成長の過程で、物事を論理的に考えるために使われる左脳を十分刺激しつつ、右脳への刺激も意識して行っていく必要があります。

 

そう考えてみると、右脳を働かせる必要がある神経衰弱ゲームは、子供の脳をバランスよく発達させるという点で、とても優れたゲームであることが分かります。ぜひ子供と一緒に、トランプを使って神経衰弱ゲームを楽しんでみてください。

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