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一人っ子長男は社会に出ても活躍できる!

一人っ子長男

一人っ子長男というのは、「長男」であり、なおかつ「一人っ子」の人のことを言います。昨今、少子化により、きょうだいのいる家庭が減ったことで、一人っ子長男が増えてきています。

 

それにも関わらず、一人っ子長男にはマイナスなイメージがあるためか、一人っ子長男は企業によっては好まない所もあります。しかし、一人っ子長男だからこそ持つ資質の中には、非常に素晴らしく、仕事をする上で生きてくるものがあります。いったい一人っ子長男のどんなところが、仕事に向いているのでしょうか。一緒に見ていきましょう。

 

会社は一人っ子長男を求めている

一人っ子長男には、わがままやマイペースといったマイナスのイメージがあるために、会社で働くのには向いていないと思われがちですが、それは間違いです。一人っ子長男こそ、会社に向いている人材だと言って差し支えがないでしょう。

 

会社というのは大企業でも零細企業でも、「課」や「部」といったグループに分かれています。場合によっては更に「班」などのグループがある会社もあるでしょう。

 

グループの規模が小さければ小さいほど、一人っ子長男に向いていると言えます。特に様々な世代が混ざっているグループだと、よりその力を発揮することが出来るでしょう。

 

きょうだいがいる環境で育った方が、組織に属することに慣れていると思われがちですが、いい意味でも悪い意味でも、「助け合う」ことに慣れているため、時にはその関係に依存してしまうことがあるのです。

 

人間関係に依存してしまうと、会社の空気は停滞してしまいます。活性化するためには、一人一人が遠慮なく意見を出し合うことが必要不可欠なのです。一人っ子長男はそれが出来る人材だと言えます。ですから、今、会社に求められているのは、小さなグループの中で周りの人間関係をうまく調整できる「一人っ子長男」タイプの人間なのです。

 

上司に好かれやすい一人っ子長男

一人っ子長男は大人の中で育つため、目上の人と良好な関係を築くことがとても上手です。というのも、幼い頃から自然と「いい子」を演じることに慣れているため、大人になっても、そのまま「いい人」でいられるからです。

 

これは、上に立ち人を使う立場にいる人、つまり上司にとって、好都合な人間です。気が利かないと思われがちな一人っ子長男ですが、周りの喜ぶことには敏感なので、上司や目上の人に気に入られるような気遣いはお手の物だからです。

 

会社で働く上で、「報告」「連絡」「相談」はとても大切です。これを実行するには、上司に好かれることは重要です。そういう意味でも、一人っ子長男は会社に向いていると言えるでしょう。

 

一人っ子長男は、中間管理職として上手く仲立ちになれる!

会社で一番苦労するポジションといえば、上司と部下の板挟みになる「中間管理職」です。ですが、そんな大変なポジションにおいても、一人っ子長男はその力を発揮することができるのです。

 

中間管理職というのは、責任があるにも関わらず、その実、権限はほとんどありません。決定権はないのに、上から降りてきたことを下に命令し、その責任は取らなければならないという頭の痛くなるポジションなのです。

 

実は、この「中間管理職」ポジションというのは、一人っ子長男の境遇に似ているのです。仲裁や調停に向いているのは、きょうだいのいる長男だと思われがちですが、きょうだい、特に弟や妹のいる長男は、「お兄ちゃんのいうことを聞け」ということが出来るという権限を持っているので、中間管理職とは違うポジションだと言えます。

 

では、一人っ子長男は誰の仲裁や調停を行うのかと両親です。夫婦ゲンカが起これば、仲裁や調停を行い、両親を仲直りさせるのは一人っ子長男しかいません。その状況こそが一人っ子長男の仲裁能力を鍛えているのです。

 

どのように仲裁するのかというと、母親には「情」で、父親には「論理的」に説得をするということを一人っ子長男は経験から知っています。これは、上司と部下においても同じで部下には情で、上司には論理的説得で対抗するのです。

 

というのも、部下からの苦情などは論理的なモノが多く、それらを論理的に論破しようとすると、余計に反感を買ってしまうことになるからです。また、上司の理不尽な命令に対してはきちんとデータを揃えて論理的に話す方がうまく説得できるものです。

 

お母さんを慰めるように情に訴えることで部下を宥め、父親を説得するように上司を説得する。こうした仲裁能力を自然と身につけている一人っ子長男こそ、「中間管理職」に向いていると言えるのです。

 

弱さを知っている一人っ子長男こそ求めるべき人材

少子化が進み、一人っ子長男が増えているにも関わらず、大半の会社は一人っ子長男よりも、きょうだい関係のいる人間を求め、採用したがる傾向にあります。

 

というのも、「きょうだいがいる人間は、人間関係に慣れているから企業に向いている」「一人っ子長男は精神的に弱い面があるので、組織に属するのに向いていない」という思い込みが日本社会にはあるようです。

 

ですが、それは間違いではないでしょうか。一人っ子長男は精神的に弱いというより、一人っ子長男は自分の弱さを知っているという方が語弊がないでしょう。

 

人間は誰しも弱い部分を持っています。ですが、「自分の弱さを理解している人間」と「自分は強い」と思っている人間がいます。「自分は強い」と思っている人の方が、自分や他人を傷付けやすいのです。

 

反対に自分の弱さを理解している人間というのは、人間の弱さを知っているからこそ、人に優しく出来るというメリットがあります。

 

一人っ子長男は「自分しかいない」という環境で育つので、責任感が強くなります。ですが、その責任感の強さから、時には自分を追い込んでしまうこともあります。そんなときに心配してくれる上司というのは少数です。

 

大抵の上司は責任感の強い人間には「もっと出来る」とハッパをかけてしまいます。それでは益々追い込んでしまうだけです。今、中高年の自殺が増えているのも、リストラなどに苦しみ、家族を守るという責任の重さに耐えきれなくなってしまうことも原因として挙げられます。

 

周りに自分の気持ちを理解して話を聞いてくれる人がいれば、自殺をしてしまう人が減ったり、救われる人が多くなったりするのではないでしょうか。

 

一人っ子長男の気持ちは同じ一人っ子長男が一番理解できます。こんな時代だからこそ、一人っ子長男という人材が求められるのです。

 

一人っ子長男の最大の魅力は「大胆」かつ「慎重」なこと

一人っ子長男が会社で働く上で、最大の魅力となるのが「大胆さ」と「慎重さ」を併せ持っているということです。これは、のびのびと育てられた一人っ子長男だからこそ持っている資質です。

 

一人っ子長男は一人っ子故に、長男でありながら、「次男的」な要素を持っています。それは、両親が親であり、時には「兄姉」であることに起因します。この「次男的」要素こそが、一人っ子長男の「大胆さ」の源なのです。

 

そして、当然一人っ子長男は長男として育つため、長男の「慎重さ」を持っています。一人っ子長男のこうした資質は常に「新しいモノ」に遭遇することによって培われてきました。

 

一人っ子長男というのは、きょうだいがいる長男に比べて、物質的に恵まれているという利点があります。両親や祖父母が新しいものを次々と買ってくれたり、いろいろなことを体験させてくれたりしてきた体験が一人っ子長男を大胆にさせてくれます。

 

一方で、一人っ子長男は何をするのも初めてという環境の中で育ちます。公園デビューや入園、習い事など何をするにも初めてです。姉のいる長男であれば、両親にとっては初めてのことではありませんが、一人っ子長男の場合は、一人っ子長男にとっても、両親にとっても初めてのことばかりなのです。

 

親も緊張しているようなことを、一人っ子長男は一人で解決し乗り越えていかねばならないのです。この経験が一人っ子長男を慎重にするのです。失敗しないようにと慎重に行動するようになるからです。

 

この一人っ子長男の「大胆さ」と「慎重さ」を培ってきた経験と、その中で培われた資質は仕事にも通じます。新しいことにチャレンジすることに物怖じすることなく、けれども、決して失敗することのないように入念に計画を立てて取り組むことが出来るのです。

 

一人っ子長男の「人の良さ」が交渉を成功させるコツ

長男というのは誰しも程度の差はあれ、「長男病」というものにかかります。この「長男病」というのは、簡単に言うと「プレッシャーに弱い」というものや「ええかっこしい」になるというものです。

 

ですが、会社に勤めるようになると、不思議とこの「長男病」にかかることはほとんどありません。逆に、サラリーマンをする上で欠点だと思われがちな長男の「人の良さ」が利点になってきます。

 

特に営業などの交渉の場で、この長男の「人の良さ」は発揮されます。「交渉術」と聞くと、「人の良さ」というのはマイナスイメージで、「口のうまさ」や「駆け引きのうまさ」「弱みにつけ込む狡猾さ」などが必要だと思われがちです。

 

そして、そのどれもが一人っ子長男が苦手とするものです。だから、一人っ子長男は会社に向いていないというイメージがあるのです。

 

確かにそれらの交渉術というのは、ただ数をこなして、契約書に判を押して貰うだけなら、有効に働くのかも知れません。ですが、実際の交渉の場面では、役に立たなかったり、一度はハンコを押して貰えたとしても、後々トラブルになってきたりする場合が多々あるのです。

 

何故かというと、その時は、上手く相手を丸め込んだとしても、納得しないままにハンコを押させることになるため、「取り消したい」「もう一度考え直したい」ということになることも少なくなく、交渉が決裂してしまうことになるのです。

 

だからこそ、交渉の場面においては、一人っ子長男の「人の良さ」が重要になってくるのです。「熱意」と「誠意」を持って、「粘り強く」交渉することこそ、交渉を成功させる秘訣なのです。

 

相手の立場に立ち、相手が納得するまで待つことが出来る一人っ子長男の「誠意」は必ず相手にも伝わるはずなのです。

 

一人っ子長男の武器は「聞き上手」なこと

一人っ子長男は大人の中で育つため、聞き上手になります。というのも、一人っ子長男は基本、母親と二人で過ごす時間が多いので、必然的に母親の会話の聞き役になるからです。

 

お母さんというのは、極端な話、自分の話を理解しているかどうかに関係なく話します。「話す」ということが目的だからです。だから、息子にテレビの話や、お父さんのこと、ご近所さんの噂など、何でも話をします。

 

一人っ子長男はお母さんが「ただ話したいだけ」というのを肌で感じ、理解しています。そして、これはお母さんに限らず、おばあちゃんや他の人でも同じだということを知っています。そのため、会話の呼吸を自然と身につけることが出来るのです。

 

ですから、人がどういう時に、何を話したいか、どのような心理状態の時には話を聞いて欲しいのかということを理解することができます。こういったコミュニケーション能力は仕事にも生きてきます。

 

近年では「人の話」を聞くことが苦手な人も多く、コミュニケーション論として研修科目に入れている会社も珍しくありません。それくらい人の話を聞くということは重要なことなのです。

 

話を聞くことは情報を収集することに繋がります。有益な情報を得るためには、話し手に信頼される必要があります。自分の話を聞いてくれない人には、誰も話しをしたくないからです。自分の話をしっかりと聞いて、覚えていてくれるからこそ、「また話したい」と思ってもらえるのです。

 

一人っ子長男は小さい頃から親の話し相手をしているので、一人っ子長男にとって「人の話」を聞くことは当たり前のことなのです。「聞き上手」というのは、一人っ子長男が仕事をする上で大きな武器となるのです。

 

「守り」に入りがちな一人っ子長男

一人っ子長男は、決断力に欠ける面があります。結婚や就職など、人生において重要な分岐点では特に、様々なことを考えすぎるが故に「守り」に入ってしまうため、なかなか踏み切れなくなってしまうのです。

 

たとえば、就職する際には、両親を安心させようと、あまり名前の知られていない零細企業よりも、有名な大手企業への就職を考える傾向にあります。

 

また、出世街道を走っていたとします。本社への栄転が決まり、地元から離れることになったときに、母親が「傍にいて欲しい」と願ったときに、エリートコースを外れてでも、地元に残ろうとしてしまうことがあります。

 

これは「母親が甘えることが出来る人間は自分しかいない」という想いや、「一人っ子長男として親の面倒を見る責任がある」という責任感によるものです。

 

そして、その時はそれが最善なのだと思って地元に残ったものの、後々後悔してしまうことも決して少なくはないのです。

 

親というのは、子供を手放しがたく、いつまでも傍にいて欲しいと思ってしまいがちですが、だからといって子供の重荷になってしまってはいけないのです。子供の人生は子供のものです。寂しい気持ちは分かりますが、自由に選択する機会を残してあげるのが親の務めなのではないでしょうか。

 

一人遊びで鍛えられた「集中力」

一人っ子長男は、遊び相手が家にはいないので、必然的に一人遊びが得意になります。この「一人遊び」というのは、「集中力」と「想像力」を養うのにとても適しています。

 

きょうだいのいる家庭で育つと、この「集中力」がなかなか身につきにくいのです。きょうだいと相部屋なことが多く、どうしてもきょうだいの動向が気になってしまい落ち着かず、集中力を削ぐ環境になっているからです。

 

その点、一人っ子長男は一人部屋で、誰のことも気にすることがないので、好きなだけ遊びに没頭することが出来るのです。幼い頃に一人遊びで培われた集中力は大人になって仕事に生きてきます。

 

仕事は大きく分けて2つに分類することが出来ます。「こなす仕事」と「考える仕事」です。「こなす仕事」で重要なのは決められた時間を厳守するということです。わかりやすい例を挙げるなら運転手がそうです。

 

バスや電車は「時間を守って運行すること」が求められます。乗り物の運転に限らず、コンピューターの制御などもそうです。

 

「こなす仕事」が考えなくてもいいかというと、そうではありません。時間を厳守するためには、ミスや無駄をなくし、効率を良くしければなりません。最優先されるのが「時間通りに確実に処理をする」ということなのです。

 

それに対して「考える仕事」というのは、時間を守る必要はありません。勿論、社会人として会社に勤める以上、締め切りなどの決められたものは守る必要があります。

 

ですが、それ以外は時間を守る必要はないと言えます。定時を守ることよりも、いいアイデアを思いつくことの方が大切なのです。

 

昼休憩の時間になったから必ず、昼食を食べに行かなければいけないということはありません。極端な話、寝食を忘れるくらい集中できるということが、良い結果に繋がっていくこともあるのです。

 

プログラマーなどの「考える仕事」にフレックス制などが取り入れられているのは、そういうことなのです。重要なのは何時に出社するのかではなく、集中力を高められる環境を整えることだからです。

 

ですから、今の企業のオフィスでは、パーティションに囲われた個別のブースが配置されていたり、個々がイヤフォンなどで音楽を聴きながら仕事をしていたりと、昔では考えられないような働き方も普及してきているのです。

 

一人一人が能力を発揮させることが求められるこんな時代だからこそ、一人っ子長男の集中力が仕事にも求められているのです。

 

ラグビー選手と監督のような関係こそ企業の理想

企業が好む人材の要素の1つに、ラグビーをしている人間というのがあるようです。数ある団体競技の中で、サッカーや野球などではなく、なぜラグビーが好まれるのでしょうか。

 

実は、ラグビーには他の団体競技と決定的に違う点があります。それは、「試合中、監督がベンチにいない」ということです。他の種目は、試合中ベンチに監督がいて指示を出したり、ピンチの時にはタイムを取ったりすることもあります。ですが、ラグビーだけは監督は観客席から試合を観戦するのです。

 

勿論、試合前にはいろいろと戦術などの指示はしますが、いざ試合が始まると、選手たちは自分で考え、判断しなければならないのです。選手たちは、たとえピンチになることがあっても、自分たちでなんとかするんだという強い意志を持って試合に臨んでいます。

 

この選手と監督の関係こそ、企業が求める姿なのです。経営サイドが監督としてアクションプランを立て、社員たち現場サイドがそのプランを元に自分たちで判断して成果をあげる。これこそが理想的なプランだと言えるのです。

 

そして、そんな社員に向いているのが「一人っ子長男」なのです。というのも、一人っ子長男は幼い頃から、自分で考え、動かなければならないことが多い立場だからです。ですから、仕事に対しても同じように接することが出来るのです。

 

頼りないと思われがちな一人っ子長男ですが、責任ある仕事に対して、力を十分に発揮できる人材だということを、上司の方たちは信じて仕事をどんどん任せて欲しいと思います。

 

女性上司とも良好な関係を築けるのは、一人っ子長男ならでは

一人っ子長男は女性に対して奥手で、苦手にしている人が多いです。ですが、それは恋愛対象としてということで、実は、女性上司と上手く関係を築けるのは、一人っ子長男なのです。

 

男女平等参画社会となっている日本では、出世する女性も段々と増えてきて、女性上司も珍しくはなくなってきました。けれども、女性上司と上手くいかない人間というのも決して少なくはないのです。

 

企業というのは、処理能力の高い人間を好みます。そして、同じ条件下で能力を判断したとき、男性と女性では、女性の方がまじめな人が多く、処理能力に優れていることが多いです。

 

ですから、男性にとって女性は強力なライバルとなります。そしてその事実が、実は意外と男性に取って大きなストレスになることもあるのです。

 

女性の多くは妥協するのが嫌いな人が多く、多くの男性はそれが受け入れられずに、もめてしまうことが多くなりがちなのですが、一人っ子長男はこれを上手くまとめることが出来、お互いに気持ちよく仕事が出来るのです。

 

一人っ子長男は大人の社会で育つので、「大人の配慮」を身につけているからです。これらは、一人っ子長男にとっては、日常的ないわゆる「当たり前」のことなので、一人っ子長男自身もストレスを感じることなく仕事が出来るのです。

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