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上手に褒めて叱れば、子供の才能はぐんぐん伸びる

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子供を褒めている親

最近は色々な育児書が出ていたり、インターネットやSNSで様々な情報が飛び交い、どの情報を信じしればいいのか迷ってしまうほどです。育児については、各家庭で方針があるかとは思いますが、子供の才能を生かすも殺すも親次第です。

 

生まれながらにして完璧な子供なんていません。新生児の頃はみんな同じ、寝て起きてご飯を食べてまた寝るの繰り返しです。子供の才能を伸ばしてあげるには、厳しすぎてもいけませんし、甘すぎてもいけません。適度に加減して上手に褒めて叱りましょう。

 

褒めるを増やし、叱るを減らす方法

叱っても、意味のない時には叱らない

子供はなるべく褒めて育てたい、そう思ってはいても実際には理想通りにいかないものです。褒める回数を増やし、叱る回数を減らせば、だんだん理想に近づいていきます。では、どうやって叱る回数を減らせばよいでしょうか。それは、まず、叱っても意味のない時には叱らないことです。

 

「叱っても意味のない時」というのは、叱っても改善しないこと、叱ったことによって何も変わることがないときです。例えば、小さい子供はだいたい皆おねしょを経験します。個人差はありますが、おねしょをしなかった子供というのは、少数派です。

 

おねしょをすると、お母さんの仕事は増えてしまいます。しかも、朝の忙しい時間帯に発覚するわけですから、叱ってしまうお母さんも多いでしょう。おねしょとを卒業するには、おしっこを我慢する能力や夜のおしっこの回数を減らす機能などが整わないといけません。つまり、叱ったところで、意味がないのです。

 

子供だって好きでおねしょをしているわけではないので、「おねしょ=お母さんに叱られる」と思ってしまうとおねしょからの卒業の道は遠のいてしまいます。

 

個人差が大きいですが、大人になっておねしょをしている人はいません。いつか子供の体が整えば、自然とおねしょはしなくなります。子供がおねしょをしたって、大人は騒がず、心配し過ぎずに、どんと大きく構えていましょう。

 

そうする事が、おねしょ卒業への近道です。他の子供と比べてもしょうがありません。

 

おねしょをするうちは、夜の水分を減らす、寝る前にトイレを促す、などの工夫をしながら、防水敷きパッドやおねしょズボンなど、おねしょ対策の便利グッズを利用するといいでしょう。お母さんもおねしょの後始末が軽くなれば、気持ちにゆとりが生まれます。

 

子供の成績も親の叱り方次第

叱っても意味のないことは、もう一つあります。よく親が叱りがちな事、子供の成績についてです。成績が悪かったからといって、叱っても成績が良くなるわけではありません。成績が悪かったというのは、一つの結果に過ぎません。

 

結果について、アレコレと叱るよりは、どうして結果が悪かったのか原因を子供と一緒に探る方が次に繋がります。また、親がいちいち指示をしていると「うるさいな」と親の話を聞き流してしまうようになります。そうなると、授業中に先生の話を聞かなくなる可能性も出てくるのです。

 

子供の「どうしてだろう」「知りたい」という気持ちを尊重して、自分で考える力を伸ばすと、自ずと成績も上がってくるでしょう。その為には、親が毎日の生活の中で子供に色々と指示するのを控えなければいけません。

 

親の遺伝的な要素も成績には含まれますから、成績だけを見てきつく叱らないようにしましょう。子供を叱っても意味のない時に叱らないようにするだけで、子供を叱る回数はぐんと少なくなるのです。

 

叱らずに事実を述べる

子供を叱る回数を減らす為に、叱るのではなくて「ただ、事実を述べる」という方法も効果的です。例えば、子供がドアを開けっ放しにしていた場合、普段はどのように子供に閉めて欲しいと伝えていますか?

 

「また、開けっ放し!早く閉めて!開けたら閉めるって言ってるでしょ」なんて言い方になっていないでしょうか。これは叱っていますが、ただ事実を伝えるという風に変えると、伝わり方も変わってきます。「ドアが閉まってないよ。ママ寒い」というような具合です。

 

ドアが開いているという事実、お母さんが寒いという事実、両方を声に出して子供に伝えます。大抵の場合、子供は「しまった」と思って慌ててドアを閉めるはずです。

 

何かを壊してしまった場合にも「なんで壊すの!乱暴に扱ったらダメでしょ!」というのではなくて、「壊れちゃったね、どうやったら壊れたの?」という具合に子供に聞いてみましょう。壊れた事実にプラスして、どうして壊れたのか事実を確認するのです。

 

しかし、大きな声で責めるように「どうして壊れたの?!」と聞いてしまっては子供は叱られている気分になります。親も一緒になって壊れた原因を知ろうと思えば、怒鳴ったりすることもなくなるでしょう。

 

生まれながらにダメな子はいない

褒める回数を増やすには、子供のいいところを探すようにすると自然と褒める回数が増えていきます。子供のいいところ、つまりは長所です。人間は誰にでも長所と短所があります。長所を探して褒めれば、子供はだんだん自信がついてきます。

 

いい子に育って欲しいと思うあまり、子供のダメなところ、短所を探してしまい結果的に叱ってしまうと子供は自信を無くしてしまいます。

 

長所を褒めて自信がついてくれば、徐々に親が気にしていた短所も改善されていきます。親がいつも子供に対してネガティヴな言葉、「ダメな子」とか「バカ」などと言っていると、本当にそのようになってしまいます。

 

例えば、小さい子供で言葉がどもってしまう子がいます。小さい子供であれば、親が気にするほど周りは気にしていません。しかし、親は周りの子供と我が子を比べて、「治さないと」なんて思ってしまいがちです。

 

そうなると、子供が話をする時に口元をじっと観察してしまったり、「口を大きく開けてお話して」なんて言ってしまうので、子供は「自分はお友達とは違うのかもしれない」という気持ちになります。

 

これでは、治そうと思ってやっていることでも逆効果です。「いつか良くなる」と、気持ちにゆとりを持って接していた方が、改善されます。生まれながらにダメな子なんていません。親が思い込んでいるような子に、子供は育ってしまうのです。だからこそ、子供のいいところを探してそこを伸ばしてあげましょう。

 

子供に自信を与えよう

子供は親から褒められて自信を持つと、ぐんぐん伸びます。何でもいいので、子供に自信を持たせてあげることが大切です。叱ってばかりでは当然自信なんて持てません。しかし、褒めて励まして自信を持たせるというやり方は、小学校の低学年くらいまでしか効果がありません。

 

小学校の高学年になると思春期が始まって、この方法では「バカにされた」なんて思ってしまう子供も出てきます。思春期は気難しい時期です。なるべくなら、思春期に入る前に伸ばす芽を見つけておきたいものです。

 

成績などは担当している先生の好き嫌いで決まってしまったりもします。お母さんにも経験がないでしょうか。好きな先生の担当教科の成績は良くて、嫌いな先生の担当教科の成績は良くない、なんてことがあったでしょう。

 

子供の成績がどう伸びるかも、先生によって決まってしまったりするのです。先生だけではありません。子供と接する時間が多いお母さんの行動や生活態度は、子供に大きな影響を与えます。お母さんはいつも笑っていないといけない、なんてプレッシャーを感じる必要はありませんが、自分が子供のお手本だということを忘れてはいけません。

 

叱り方も臨機応変に変えよう

幼児と小学生を同じように叱っていては上手い叱り方とは言えません。幼児期と小学生時代には、どのように叱るのがいいのでしょうか。お母さんが子供を叱ってしまいがちな時、どんな風に叱ればよいのか、いくつかケースをみていきましょう。

 

《幼児期》危ないとき

褒めることは素敵なことですが、時には厳しく強く叱らなければならない時もあります。それは、子供自身が危険にさらされてしまう可能性のある時や他人を傷付けるようなことをした時です。

 

例えば、寒い季節になるとストーブを使用するご家庭もあるでしょうし、自宅にストーブがなくてもおじいちゃんおばあちゃんの家にあったり、公共の施設に置いてある場合もあります。

 

ストーブは暖かいですが、火を使いますから危険です。柵のないストーブに子供が近付こうとしたら「危ない!」「触ったらダメ!」などと強くその場で注意します。子供がストーブから離れたら、どうして危ないのか教えてあげましょう。

 

子供が小さい間、2歳くらいまでは親が子供の身の周りを確認して、十分に安全対策をとる必要があります。14歳以下の子供の死亡原因の第1位は不慮の事故です。それも、交通事故などではありません。家の周りで起こっている事故です。

 

熱湯の入ったカップラーメンをひっくり返してやけどしたり、家の庭の小さな池で溺れてしまったり、ベランダから転落したり、子供は大人の想像を超えた行動をする時があります。痛ましい事故を防ぐためにも、時には子供の目線になって、家の中や周辺に危ないところがないかチェックしてみましょう。

 

また、子供の手が届かないところに窓やベランダの鍵を付けたり、包丁やライターなど子供が触ると危ないものは、子供が触れない場所に置くなど、子供を叱らなくてもいいような対策も必要です。

 

《幼児期》行儀の悪いとき

小さい子供は食べることより、遊ぶ方が楽しいという時期があります。そんな時には、食べる量も少なくなって、お母さんたちも気が気でないでしょう。かと言って、子供に「もっと食べなさい」などと言ってみても、子供はもうご飯を食べる気はありませんから、食卓で遊んでばかりです。

 

子供が食事に飽きた素ぶりを見せたら、例えまだ残っていようが食器を片付けてしまいましょう。子供がお茶碗をひっくり返したり、コップの中に手を入れてしまったりすると、また叱ることになります。

 

子供はお腹が空いていたら、自分から進んでご飯を食べます。保育園や幼稚園でお昼ご飯やおやつをたくさん食べて、夕飯の時間にお腹が空いてないのかもしれません。食が細くて心配なら、手づかみできるご飯を用意したり、汁物は子供が手の届かないところに置いて、お母さんが食べさせるなどの工夫をしましょう。

 

《幼児期》朝一人で支度できないとき

お母さんがよく口にしている言葉が「早く○○しなさい」です。特に、保育園や幼稚園に通っている子供のお母さんたちは、朝の忙しい時間帯にはしょっちゅう口にしているでしょう。

 

子供を送るのが遅くなれば、働いているお母さんたちは自分も遅刻してしまいかねないので、子供を急かすのも無理ありません。「早く起きて」「早くご飯食べて」「早く着替えて」など、今日も朝から子供に「早く」と言っていたのではないですか。

 

しかし、こんな実験結果があります。ある幼稚園で、朝起きてからお母さんは一切子供に指示をせず、何時になったら出かけるということだけ伝えておきます。子供の朝食の用意はしますが「早く食べなさい」なんて言わず、子供が自発的に幼稚園に行く用意をするのを待つのです。

 

初日はだいたい皆遅刻して来ましたが、一週間もすればほとんどの子供が遅刻せずに登園出来るようになりました。つまり子供は本来一人でも出来るのですが、大人が待つことができずついつい口を出してしまいがちなのです。

 

大人が口を出してばかりだと、子供はいつまでも自分一人で出来るようになりません。成長とともに子供は出来ることが増えていきます。その成長に比例して、子供が一人で出来ることを増やしていくことが大切です。

 

《幼児期》家の中で騒ぐとき

一戸建てなら家の中でどれだけ騒いでも、家族以外の人間に迷惑がかかるという事はありません。しかし、都会ではマンションやアパートに住んでいる家庭も多く、そうなると家の中とはいえ騒ぐにも限度があります。

 

日中は問題なくても、夜にもなれば静かにしなければいけないでしょう。近所迷惑を心配して子供をしょっちゅう叱ってはいませんか。子供が家の中で暴れるのはどうしてなのか、まずはそこを考えるところから始めましょう。

 

子供は昼間にたくさん遊べば、夜は疲れて早めに寝てしまいます。性格的に物静かなタイプの子供と、活発に体を動かすのが好きな子供に分けた時、体を動かすのが好きな子供だと昼間に十分体を動かせていないのかもしれません。

 

なるべく昼間は外に出て、子供が十分に体を動かせるよう工夫し、早朝と夜は静かにしないと周りに迷惑になるという事を教えましょう。そして、お隣さんや上下の階に住んでいる方には、あらかじめ「小さい子供がいるので、うるさくてご迷惑かけるかもしれません」とご挨拶をしておきましょう。

 

すれ違う時にも、丁寧に挨拶などをするようにすれば、大きな揉め事になる事はないでしょう。住環境を変えるのは簡単な事ではありませんが、子供もあまり禁止事項が多くなるとストレスになります。周囲の方にも理解を得て、雨の日でも子供が遊べるような場所を見つけておきましょう。

 

《幼児期》服を汚したとき、落書きしたとき

小さい子供は遊びに夢中になると、ついつい洋服を汚してしまったり、家の壁や床などに落書きをしたり、シールを貼ってしまったりします。そういう時、大人もついつい叱ってしまう方が多いでしょう。

 

こういうケースの場合、だいたいは大人の都合で叱っていることが多々あります。例えば、洋服を汚した時に叱るのは、「まだ新しい服なのに汚れてしまった」「汚れを落とすのに時間がかかりそう、クリーニングが必要かも」「せっかく可愛いのを買ってあげたのに」というような理由が主です。

 

また、落書きは賃貸住宅に住んでいると、落書きが落ちないと大ごとです。シールもキレイに剥がせるといいですが、キレイに剥がすのに苦労する場合もあります。これらは、工夫次第で子供を叱らなくても済みます。

 

まず、洋服については小さい子供はそもそも遊ぶのが仕事です。ご飯をたくさん食べて、たくさん遊んでたくさん寝る、という事を繰り返すうちに自分一人でできる事が増えて行きます。洋服は汚れて当然という気持ちでいるのが正解です。

 

ガシガシ洗ってもシワになりにくい素材や、扱いやすいデザインのものにするなど、素材やデザイン次第で違ってきます。洋服を汚すほどに遊んでいたという事は、その時間子供は大いに楽しんだ事でしょう。「また汚して!」なんて叱らず「楽しかったね」などと褒めてあげてください。

 

落書きについては賃貸住宅の場合、どこか一箇所だけでも落書きしていいスペースを作っておくといいでしょう。頭ごなしに禁止されると反発してしまいますが、ここならOKというスペースを作っておけば、他の場所に書いたりはしないでしょう。大人がちょっと工夫をすると、子供を叱らなくても済むのです。

 

《小学生時代》自分のことが自分でできない

小学生にもなれば、大抵の事は一人でできるようになります。しかし、お母さんが小さい頃から何でもやってあげていると、小学校へ入学しても困ったらお母さんが助けてくれるという気持ちが抜けず、一人では何もできない子供になってしまいます。

 

「さあ、小学生になったのだから、自分の事は自分でしなさい」なんて突然言われても子供もできるわけがありません。小さい頃から「自分の事は自分でする」という習慣をつけていないと出来ないのです。お母さんへの依存心が強く、甘えてしまいます。

 

今まで長い間、お母さんがそうやってしつけてきたのです。しつけ直すには時間がかかります。本当に「自分のことは自分でする」という習慣をつけたいなら、子供と話し合って新学期からは自分の事は自分でする、来月からは忘れ物がないか自分でチェックする、など一人で学校の用意、身の回りのことをさせましょう。

 

《小学生時代》判断力、行動力がない

成長すればするほど、社会に出ればなおさら自分で物事を考え判断したり、決断したり、何か行動を起こしたり、という事が大切になってきます。指示された事だけをやっていたのでは、仕事では昇進が難しい時代です。

 

自分で考えて判断し行動できるような子供に育てるには、小さい頃から親が口を出しすぎないことが大切です。ついつい、子供が何かしているときに口を出したり手を出したり、そんな事を続けていると子供は自分一人では何も出来ない人間になってしまいます。

 

また、友達とたくさん遊ぶ事も大切です。子供同士で遊んでいると、自分が予期していなかったことが起こったりします。そこにはお母さんはいませんから、自分で対応しなければなりません。子供は遊びを通して、臨機応変に自分で考えて判断して、行動するということを学んでいるのです。

 

小さい頃には「病気をもらってきては大変」と、あまり子供同士の中に子供を連れて行かないお母さんもいますが、子供同士で遊ばせる事はとても重要な事です。一人遊びでは体験できない事を経験できます。

 

家以外の場所、幼稚園や保育園、小学校では一斉に何かをすることが今の日本では数多くあります。歌の時間、掃除の時間、お絵かきの時間、などという具合に、一斉に何かをする時には先生の指示に従えばいいので、自分で考えて判断するような事は必要ありません。

 

自分で考えて判断し、行動できるような子供に育てるには、親が家の中であまり子供に干渉せず、指示や命令したり口出しするような事は最小限に留めるようにしましょう。

 

《小学生時代》集中力がない、話を聞かない

人の話を聞かない子供は、授業中にも先生の話を聞いていません。こういう子供の親は、だいたい細かい事にまで子供に注意をしています。もしかしたら、自分が子供に注意をしているとは思っていないかもしれません。それくらい、日常的に子供にあれこれ言っているのです。

 

「早く起きて」から「早くご飯食べて」「よそ見しないで」「準備はできているの」などなど、子供は色々と言われすぎて、いちいち真面目に聞いてはいません。自然と聞き流すということを覚えてしまうのです。心当たりのあるお母さんは、今からでも改めましょう。

 

授業中に集中力がないというケースでは、塾に通っている子供が多いようです。塾で先に勉強してしまって、授業中「もう習っている」と思い遊んでしまうのです。低学年の頃は特に塾に行かせる必要はありません。塾へ行かせるなら、授業の復習になるようなところを選びましょう。

 

親が困っているケースでは、結果的に親が過保護だったり、過干渉だったりして、子供の自立心ややる気を親が台無しにしてしまっていることがほとんどです。子供は不器用ですから、ついつい手助けしたくなる気持ちは分かります。しかし、そこはぐっと我慢する必要があるのです。

 

例え、子供が失敗して親の仕事が増えるような事になっても、親は子供をゆっくりを見守るようにした方が子供のためです。親が子供を待つ姿勢が求められるのです。

 

小学校でのトラブル対処法

小学生になると、それまで通っていた幼稚園や保育園とはわけが違います。大人数ですし、勉強や運動をみんなとしますので、自然と優劣もつきます。具体的なケースでトラブルの対処方法をみていきましょう。

 

学校で仲間ハズレにされている

ある小学校一年生の女の子のお母さんから、電話相談にかかってきた相談です。女の子は元々おとなしい性格で、引っ込み思案なところがあり、新しい環境に慣れず友達もなかなかできないという事でした。ここまでの話なら時間が解決してくれたでしょうが、話はここで終わりませんでした。

 

女の子は毎朝、幼稚園の頃から仲良くしていた友達と、新しい友達と3人で通学していました。お母さんが待ち合わせ場所まで子供を送って行くと、友達2人が女の子の前を仲良く楽しそうに歩き、女の子は2人の後ろをトボトボとついて行くような感じになっているという事でした。

 

お母さんは、3人の後ろ姿を見て、自分の子供が心配で日中何も手につかないと言います。挙げ句、友達に「うちの子とも仲良くしてね」と言ったり、友達がたまに家に遊びに来たら、お母さんも一緒になって歓待していると言います。

 

何が問題かお分かりでしょうか。お母さんとこの女の子は、きっといつも一緒にいるのでしょう。お母さんが子供と一緒になって喜んだり、悲しんだりしているのです。まず、子供の友達が家に遊びに来た時に子供と一緒になって歓待されては、友達も伸び伸びと遊べないでしょう。

 

子供の友達にお母さんが、仲良くしてねと言っても、子供同士の関係性が変わる可能性は高くありません。女の子はいつもお母さんと一緒にいて、自分で考えたり、判断することができないのかもしれません。その場合、この年代の友達としては魅力に欠けるでしょう。

 

しかし、そうであったとしても、お母さんはどんと構えて、子供を見守る必要があります。子供が落ち込んだとしても、その状況から子供自身が考えて答えを出して行動できるようになれば、事態は好転します。自分の意思を持って行動できるようになれば、人間として魅力が増し友達もできるようになります。

 

好き嫌いが多く、給食が楽しくない

小学生に何の時間が楽しみか尋ねると、給食の時間と答える子供が多くいますが、一部の子供は給食の時間が楽しくないと言います。電話相談に、あるお母さんから寄せられた相談がこちらです。

 

「子供が学校に行きたがりません。それとなく話を聞いてみると給食が嫌だと言って学校に行きたくないと言うのです。無理に行かせようとしたら、わんわん泣いてしまいます」子供が大泣きすると、お母さんも胸が痛むのでしょう。しかし、給食が嫌だという場合、その多くは子供のそれまでの食生活に問題があります。

 

給食では、子供に必要な栄養を栄養士がしっかり計算して、栄養が偏らないように献立が立ててあります。好き嫌いの多い子供だと、食べられない食材が多く、給食の時間を楽しい時間だと感じられないのです。

 

今回のケースの場合は、好き嫌いが多いという以前に、食べたことのある食材が少ないことが原因だったようです。お母さんは「どうせ食べないから」と、ほとんど毎日同じような食材を使ってご飯を作っていました。

 

食べてくれないと食材も無駄になってしまいますし、作りがいもないでしょう。ですが、毎日給食で食べたことのない食材が出てくる子供の事を思えば、例え家の中では食べてくれなくても、見た事のある食材なら学校では食べてみようと思うかもしれません。

 

食事は生活の中で一番大切なところです。家族で食卓を囲み、楽しく食事をすることは子供の教育にとってもいい事です。色々な食材から色々な栄養が採れるように家庭でも工夫してみましょう。

 

食事は心の発達にも影響しますので、タンパク質、カルシウム、カロチン、ビタミンC、ミネラル、炭水化物、脂肪という食品群を意識してみてください。料理が苦手というお母さんは、インターネットや書店などでレシピを探すと、たくさん情報が出てくるはずです。子供が給食嫌いにならないためにも、まずは自宅での食事を見直してみましょう。

 

人見知りで担任とも合わない

一人っ子で近所におじいちゃんやおばあちゃんもいない、お母さんも比較的家の中で過ごすタイプの人だと、子供は幼稚園や保育園以外で社会と関わりがありませんから、両親と先生以外の大人をあまり知らずに成長します。

 

そうすると、小学校でちょっと声の大きい先生や大きな男の先生が担任になったりすると、担任の先生に慣れるまで時間がかかります。また、人見知りな子供になってしまうケースも多々あります。

 

大家族の中で育った子供で人見知りという子供は、あまりいません。一人っ子で近所に親戚などもいないような環境で暮らしている場合、お父さんお母さん以外にも、たくさんの人と触れ合えるように、家族で積極的に色々なところに出かけるように心がけてください。

 

いじめられている

学校生活を送る中で、親が心配していることの一つがいじめの被害者、加害者になってしまわないかということです。あるお母さんから寄せられた電話相談では「子供がいじめられている。成績もよく、進んでクラス委員になったが、グズやノロマ等と言われているようだ」ということでした。

 

集団で1人をいじめるのは良くありません。しかし、お母さんの話を聞いていると問題点が見えて来ました。成績がいいというのは、お母さんが小学校に上がる前から教えていましたし、塾にも通わせていたからです。

 

その代わり、勉強第一ということだったのか、勉強以外のことは何でも子供のことを手伝っていました。お母さんが何でも手伝ってしまうので、小学校3年生当時も自分一人で自分の身の周りのことができない状態でした。それなのに、クラス委員の仕事を上手くできるわけもなく、友達から遅いと思われてしまい、ノロマやグズと言われてしまうのです。

 

小学校は勉強だけを学ぶだけの場所ではありません。お母さんは、勉強を教える前に子供に自分のことは自分でするということを教えるべきでした。自分の意思をはっきりと伝えることができ、自分で考えて自分で判断ができる、行動ができる、このような状態でないと、クラス委員をしても友達からの期待に応えることができないでしょう。

 

万引きしてしまった

万引きをまさか自分の子供がするなんて、思ってもみないでしょうし、連絡を受けた時にはお母さんはショックでしょう。しかし、最近では小学生の万引きは珍しいことではなくなってきています。何も貧しさから万引きをしているわけではありません。お母さんたちから話を聞いていると、万引きが犯罪だと理解できていないようです。

 

お母さんと一緒にスーパーへ行きます。お母さんは次から次へと何かを手に取ってかごへ入れていきます。子供もお母さんのマネをして、欲しいものをかごの中に入れます。お母さんは子供の入れたものを見つけた時にどうしていますか。

 

子供に何も言わずこっそり買い物かごから出し、お母さんが元に戻したり、近くの棚に置いたりしていませんか。それでは、子供は不要なものは買ってもらえないと理解できません。

 

子供ですから、家に帰ってきた頃には自分が買い物かごに入れたものなんて忘れています。買い物かごに子供がお菓子やおもちゃを入れたら、グズられるかもしれませんが、その場で子供に買わないということを伝えて、子供と一緒に元の場所に直しに行くようにしましょう。

 

こうすることで、子供は不要なものは買ってもらえない、勝手に棚から物を持ってきてはいけないと学習するのです。また、レジを通す前に子供にお菓子を食べさせて、子供がお菓子に夢中になっている間に買い物を済ませているお母さんもいますが、レジを通す前に開封すれば万引きと一緒です。

 

スーパーを出る前にレジで子供が食べたお菓子の分も精算していますが、そんなことをしていては、子供は万引きがいけないことだと理解できません。まずは、大人がしっかりと子供をしつける事が大切です。

 

親の財布に手をつける

万引きではありませんが、勝手に親の財布からお金を抜いてお小遣いにしてしまうというケースがあります。そういう時には、まず今までにないくらい大人の気迫できつく叱ります。その後、どうしていけないことなのかを、冷静に子供へ説明しましょう。きつく叱っただけでは、また同じことを繰り返してしまう可能性があるからです。

 

また、生活全体を見直すということも必要です。子供がどうしてそんなことをしたのか、原因を見つけるためです。家族のコミュニケーションはどうでしょうか。ダラダラと夜遅くまでテレビを見ていたり、ゲームをしていたりしないでしょうか。

 

生活にけじめがなくなったり、親子のコミュニケーションが良好でなかったりすると、子供は問題行動を起こすことがあるのです。

 

しつけで子供の能力を伸ばす!

優先すべきは子供の好奇心

子供をいい学校に入れたい、そう思っている親はいつの時代にもたくさんいます。しかし、子供が興味を持っていないのに親が一生懸命買ってきた知育玩具で何か教えても、興味がないので覚えるはずありません。

 

例えば、「これは蟻さんの“あ”ね」とお母さんがムリに教えたりすると、子供は字を覚えるのはつまらない、苦痛だと覚えてしまうかもしれません。これでは、字を覚えて欲しいのに逆効果です。

 

レディネスという言葉があります。レディネスとは、あることを学習するところまでの準備が整っている状態のことを言います。レディネスが整った状態で学習することで、効率的に学習できます。レディネスが整った状態の子供は、知識をぐんぐん吸収しぐんぐん伸びていきます。

 

反対にまだレディネスの状態にない子供にいくら勉強を教えても、あまり頭に入っていきません。レディネスの状態にないのに何かを勉強させようとするのは、悪影響だという意見もあります。

 

子供の発達はとても個人差が大きく、体を動かすのが好きな子供、乗り物が大好きな子供、数字が好きな子供、それぞれ好きなものや興味の対象はバラバラです。体を動かすのが好きな子供は歩き出すのが早いかも知れません。本が好きな子供は文字を覚えるのが早いかも知れません。

 

子供が「これはなんていう字?」と尋ねてきたら、その子は字を知りたいという状態にあるのです。これがレディネスです。この状態の時に文字を教えると、その子供はどんどん文字を覚えるでしょう。

 

子供が「これなに?」と聞いてきたら、丁寧に答えてあげてください。子供の「なに?」「どうして?」は子供が興味を持って自分から知りたいと思ってお母さんに聞いているのです。それを見逃さないであげてください。

 

小さい頃にはムリに文字や算数を教えるよりも、たくさん遊んで、いろいろな経験をして、知ることは楽しいことだと学習すると、将来伸びていきます。文字や算数は小学生になれば学校で習います。それからでも十分なのです。

 

小さい頃に興味のないこと、ムリに文字や算数を覚えると知ることと楽しいという感覚が関連付きません。そうすると、勉強嫌いになってしまい将来的に伸びていかないケースが多々あります。長い目で見ると、まずは知ることは楽しいことだと経験させた方が、遠回りでも子供にとっていい方法と言えます。

 

話すこと、聞くことの重要性

日本の学校では読み書きは教えますが、人前で話をしたり 人の話を聞いたりするような授業はありません。そのせいか、どうも日本人は人前で話をしたり、人の話を聞いたりすることが苦手です。思春期になると男の子たちは、「メシ、カネ、ウルセエ」という3語しか話さなくなると言われますし、若い女性も決まった言葉をよく使っています。

 

読み書きも大切ですが、それと同じくらい「話をする、話を聞く」ということも大切です。アメリカでは小さい頃から、人前で話をすることを教えます。人前で話をするということは、自分の番ではない時間は友達の話を聞いていますから、自然と話を聞くことも学習します。話を聞くというのは、ただ聞くのではなく、傾聴するのです。

 

欧米ではディベートは珍しいことではないですが、日本ではなかなか自分の意見を人前で分かりやすく話という機会がないのも現実です。

 

聞き上手になって子供を伸ばす

日本では話すことと聞くことを学校では教えてくれませんので、家で教えなければいけません。話すことの練習は、たくさん子供に話をさせるように親が誘導して、実際に子供にたくさん話をさせましょう。

 

保育園や幼稚園から帰ってきて、子供は園での出来事を話してくれますか。その時、時間を割いて子供の話を聞いてあげていますか。お母さんに園での出来事を話ことで、どうやって話をすればお母さんに分かってもらえるのか、子供は学習しています。

 

お母さんは聞き上手になって「それでどうなったの」などと、子供が話やすいように誘導してあげましょう。相槌を打つなど、子供が話しやすい雰囲気を作ってあげるのも有効です。話し上手になるには、たくさん話をすることなのです。

 

話す、聞くは幼児期の親の影響

普段の雑談、おしゃべりは出来ても、人前で5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、どうして、どうやって)という情報を伝える時に使用する基本を使って、筋道を立てた話のできる人は少ないようです。

 

言いたいことが分からなかったり、話が長かったりする人が身近にいないでしょうか。成長して話上手、聞き上手になれるかどうかは子供の頃の言語環境で決まります。子供が話をしてきたら、忙しくても少し手を止めて、子供の話を聞いてあげてください。それが、子供の将来に繋がっていきます。

 

子供の言語環境は親以外にも、子供の周りの大人たちがどんな話し方をしていたか、どんな話の聞き方をしていたかです。子供が将来どんな話し方をするようになるのかは、お父さんお母さんが子供が小さい頃に、どんな風に子供の話を聞いていたかで決まってくるのです。

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