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子供の感性や知性を育む厳選おもちゃ~砂、泥、粘土、スライム、木、石編~

砂遊びをする子供

ゲーム、ミニカー、キャラクター物、人形、ままごとセットなど、子供のおもちゃは年齢や時代によって多様化しています。お友達が持っているから、僕・私も欲しいなどのおねだりもあるのではないでしょうか。

 

そのような中で、一体どのようなおもちゃを買い与えればいいか親御さんは迷われるかと思います。そこで、子供の感性や知性を育むおもちゃはどのようなものがいいのか、一緒に見ていきましょう。

 

子供は砂遊びや泥遊びで感性を育む

子供は砂で遊ぶことが好きです。砂を握ってはさらさらと落としてみたり投げてみたり、砂山を作ったり、穴を掘ったり、砂の上に寝転んでみたり。

 

湿らしてみると感触が変わり、砂が固まりやすくなるので、色々な形状のものが作りやすくなります。作ってすぐ壊すことができるのも砂のいいところです。

 

また、同じく泥で遊ぶことも子供は好きです。砂と違ってヌルヌル・ベチャベチャ・ぐちゃぐちゃとした感触が、きっと気持ちいいのでしょう。泥だらけになって遊んでいる子供もよくみかけます。

 

泥遊びでもお団子を作ったり、プラスチックのカップに入れて型を抜いて遊んでみたり、色々な遊びを考えます。

 

このように子供は砂や泥を使って様々なものを形作り、「見立て」をしています。「見立て」とは想像や思い付きを、別のもので現実に形作ることを言います。

 

砂を高く固めたものをお城と見立てたり、型を抜いた泥団子をプリンと見立てたり、泥を顔につけてお化粧と見立てたり。砂や泥は子供にとって、想像力を鍛える最高のおもちゃです。

 

砂や泥遊びをすることは五感を刺激し、神経系統の成長にもつながります。さらさら・ぐちゃぐちゃとした触り心地や、砂や泥の温かさや冷たさ(触覚)、砂や泥の色々な形や色やにおい(視覚・嗅覚)、ベチャベチャという音(聴覚)によって、脳は刺激を受けています。

 

子供の五感がフルに活かされる自然のおもちゃと言っても過言ではありません。

 

砂遊びや泥遊びは情緒安定にも効果的

東海の 小島の磯の 白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる

大といふ 字を百あまり 砂に書き 死ぬことをやめて 帰り来れり

 

石川啄木が残した、砂を題材にした有名な短歌です。砂浜で、砂や小さい生き物と何気なく遊び戯れることで、非常に辛いことや溢れてくる悲しみ、ネガティブな感情が無くなってしまったということを謳っています。

 

何か辛いことがあった時、海に行き砂浜に文字を書いて、それが波に消されていくのを見て、心が落ち着いた経験がある方もいるかと思います。

 

土や砂などの自然に触れることで自然と心が落ちつくのは、人類が太古の昔からそれらに馴染んで生活をしてきたことに遡ります。ですから、砂や土を触ることは子供の情緒安定にとっても良いことなのです。

 

新しい感触の砂「キネティックサンド」

キネティックサンド

 

砂遊びは想像力を鍛える最高のおもちゃとお伝えしましたが、公園などの砂場は汚いという理由で砂遊びをさせない親御さんもいらっしゃいます。

 

そこで、砂場の代替として成分の98パーセントが純粋な砂の「キネティックサンド」というスウェーデン生まれのおもちゃがあります。

 

さらさらとした砂の感触があり、お団子が作れるほどしっとりしていて、崩すと砂はまたさらさらに戻ります。室内で砂遊びができることが特徴で、手に砂が付きにくく、汚れにくい仕様になっています。

 

粘土で想像力を養う

土や砂遊びと似たような遊びに粘土遊びがあります。粘土はずっしりとしていて粘り気もあるので、土や砂に比べ、自由自在に好きなものを形作ることが出来ます。

 

こねる・ちぎる・転がす・丸める・伸ばす・ひねる・くっつけるなど色々な動きで、自分のイメージする物を作ることができます。

 

想像上の物を作る楽しみもありますし、実際に存在する物を形作る楽しみもあります。食材や動物、流行りのキャラクターなど、作ることができるものは無限大です。

 

作るには、本物を知っていなければならないので、対象物をじっくり観察し、覚えておく必要があります。ここで観察力・記憶力・想像力が鍛えられ、自分の手で物を作る喜びや楽しみを、子供は味わいます。

 

また、手先の細かい動きや粘土のねばねばした・どっしりとした触覚は、脳の活性化にもつながります。最近では粘土の素材や色も増え、物を作る楽しさがどんどん増えていっています。

 

食品素材を使った粘土「ギンポー お米のねんど」

 

最近では、昔よく使われていたような油粘土・紙粘土ではなく、原料が米・小麦・寒天で、野菜で着色した粘土など、食品を素材にした粘土が多く販売されています。

 

子供が粘土を触った手を誤って口に入れてしまっても大丈夫なように、アレルギーを持っている・肌が敏感な子供でも遊べるように作られています。香りや、柔らかさ、乾きにくさなども以前の粘土と比べ、かなり改良されています。

 

不思議な質感が子供をワクワクさせる

子供も大人もワクワクできる手触りの物、それは形がない物・形が定まらない物です。触るたびに形が変化したり、ドロドロ・プニュプニュした面白い感触の物を触ったりすると、普通の立体的な物を触るより、脳はびっくりして混乱します。

 

それがワクワク感に繋がります。1970年代後半に発売された「スライム」がまさにその典型のおもちゃです。

 

ニュルニュルとしたゼリー状で、ペタペタひんやりとしていて、初めて味わうような感触だったのではないでしょうか。何かを形作れるおもちゃではないですが、他にはない不思議な感触が未だに人気の理由です。

 

楽しい質感「ふわふわスライム」

スライムで遊ぶ子供

 

不思議な質感や、色の混ぜ合わせが楽しいスライムです。伸ばしたり、絞ったり、丸めたり、自由自在に遊べます。

 

握って引っ張って、心が落ち着く「ストレッチ フランスパン」

ストレッチ フランスパン

 

一時期大人の間でストレスボールという商品が流行しましたが、それを子供向けに作った商品です。

 

いくら握っても引っ張ってもねじっても潰れず、元通りの形になります。低反発素材で、いつまで握っていても飽きません。大人でも、高齢の方の握力維持のためにも使えるアイテムです。

 

木の積み木で、あたたかみを感じ、木の種類を学ぶ

子供の遊びに欠かせないおもちゃが積み木です。世の中には丸・三角・四角・円柱など様々な形があることを知り、そしてそれを持ち、触ることで、丸・三角・四角・円柱それぞれがどんな感触かを楽しむことが積み木遊びの第一歩です。

 

感触を楽しむということは、触った時の感覚も大事なので、材質にもこだわった方が良いでしょう。

 

質感は木によって違います。例えば、ひのきは柔らかくて軽くていいにおいがして、ナラの木は目が詰まっていて重く、カエデの木はきめが細かくてすべすべしているなど様々です。

 

木の種類によって質感が違うことを伝えることも大事ですし、何より木の温もりを子供に感じさせることが大事です。心地よい感触は子供の情緒安定にもつながります。

 

従って、積み木を選ぶ際は、丸太からそのまま切り出した無垢材で作られた木製の物がベターです。木の角を削った「面取り」がしてある積み木もあります。この面取りの仕方も様々なので一度、実際に手に取ってから選ばれることをおすすめします。

 

一方、子供はなんでも口に入れたがったり、なめたりしがちなので、塗料や積み木の大きさにも気を付けましょう。

 

木製だと投げたり落としたりした時に危ないと思いがちですが、表情のないプラスチック製より、温かみのある木製の質のいい積み木のほうが、子供にも良い影響を与えますし、いつまでも長く使えます。

 

優しい手触りと無塗装で安全「無塗装つみき」

 

岐阜県郡上八幡で作られており、ブナの木を中心に、ニレ・カエデ・センの木などが主な材料です。無塗装なので万一舐めても大丈夫ですし、STマークを取得しているので、安全に遊べ、かつ木の温かみを感じることができます。

 

種類が沢山ある木のおもちゃで、五感や脳をフルに使う

「木育」という子育てに木を生かす取組みもあり、 木のおもちゃは五感に働きかけ、子供の心を豊かにするということで、最近人気を博しています。そこで、木を使ったユニークなおもちゃをご紹介しましょう。

 

成長に合わせて遊べる「はじめてのつみき RING10」

 

成長に合わせて30種類以上も遊びができ長く使えるおもちゃです。リングを棒に差したり、積み上げたり、ひもにとおしたりという基本的な遊びから、おままごと、お人形あそび、色分け、おはじきなどもすることができます。

 

また、 量・数の概念を理解するためサイコロを使ったり、複雑な積み方やバランスゲームなども楽しんだりことができます。

 

小さなボールを落として楽しむ「モンテッソーリ教育ツリー」

 

木製の羽をツリーに自由自在に組み立てることができるおもちゃです。小さいボールを落として遊ぶのですが、コロコロと転がり落ちていく様子が面白いですし、ボールの落ちていく音も楽しめます。何度も繰り返して遊びたくなるおもちゃです。

 

デザインが違うパーツが面白い「プレジャーガーデン」

 

並行レール上に組まれたスロープの上を、ピエロ・こま・車・ボールなど、色々なパーツを転がして遊びます。

 

それぞれ形が違うので落ちるスピードも ゆっくりだったり速かったり様々で、落ちる時の音も違います。どのように落ちるのかワクワク楽しめるおもちゃです。

 

デザインが違うパーツが面白い「組立てクーゲルバーン」 

 

穴が開いたパーツ、スロープ、ブロックを使って小さなボールを転がして遊ぶおもちゃです。組み立て方は自由自在。スロープのしかけも好きなように作れます。失敗と成功を繰り返して学び、様々な工夫も楽しめる多彩なおもちゃです。

 

石から歴史を知ってみる

昔は石けり、石投げなど、石を使ってよく遊んだものですが、最近の子供たちは石を使って遊ぶことが減ったからか、石の持つ魅力に気づく機会が少ないかと思います。

 

石が小さくなったり丸くなったりするには、気の遠くなるような大変長い時間がかかっていることを、もしかすると知らないかもしれません。

 

石はすべて違う形をしています。感触・色・重さも様々です。自然にその形が出来上がった歴史の重みを、石一つで知り、感じることができます。

 

ですから、たまには親子で石ころ拾いをしてみるのはどうでしょうか。「長い歴史がこの石にはあるんだよ」と子供に話しながら、面白い形や不思議な模様の石を見つけ、思わぬ発見をすることも楽しいことです。

 

石の質感に触れることも楽しいですが、石に顔や絵を描くことも楽しい遊びの一環です。何かを描くことによって、どの石がどの絵を描くのに向いているのかを学ぶことができ、美術的な感性も育むことができます。

 

鉱物から人類の歴史を見てみる

石器時代、黒曜石という石が鏃(やじり)に使われていました。ネアンデルタール人は黒曜石を道具として使っていたので、黒曜石の産地近くに集中して住んでいました。しかし交易という文化は持ってませんでした。

※鏃(やじり):矢の先に付ける尖った部分

 

他方、私たちの祖先、現生人類は黒曜石をもとに交易をしていたので、黒曜石の産地以外の土地に住むことができ、様々な土地で生き延びていけました。

 

人類にとって黒曜石はそれほど重要な意味を持ち、歴史的な重みを持つ石だと知ると、石一つではあるけれども、奥深い魅力を感じずにはいられません。

 

そのような歴史的重みに魅力を感じたのか、宮沢賢治は石や鉱物採集が好きでした。彼の著作の中にも沢山の石や鉱物の名前が出てきます。

 

石や鉱物は何億年・何千年という時を経て作られます。その貴重な自然の産物を手にして悠久の時間に思いを馳せたことが、彼の自然への敬意や作品にも繋がったのでしょう。

 

実際に鉱石を発掘して、観察して楽しむ「ジオワールド 鉱石発掘キット」

 

石膏の中にクリスタルなどの天然石が入っていて、ノミ、ハンマーなどを使い、石膏を砕いて天然石を発掘します。発掘した天然石をブラシで綺麗にして、虫眼鏡でも観察できるおもちゃです。

 

自分で発掘するという作業が子供には楽しく、良い経験になるでしょう。探求心を目覚めさせるにもぴったりなおもちゃです。

※記事中の「現時点」「現在」などの表現は、記事公開日()時点を指します。

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