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将来的に立派な父親になれるように子育てしよう

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料理をするお父さん

少子化の進展により、結婚できない男性が増えてきています。結婚できなければ男性は自分の子孫を残すことができませんから、子供の少ない昨今ではそれはすなわち親自身の子孫を後に残せないことに容易につながります。そんなふうにならないように、自分の子供を結婚できるように育て上げるにはどのようにすればいいのでしょうか。

 

少子化で変化する世の結婚事情

平成17年に発表された合計特殊出生率(女性1人が一生涯に生む子供の数を表したもの)が1.26となり、過去最低を記録しました。この数字はその後わずかながら回復していますが、それでも平成25年には1.43程度で推移しています。この合計特殊出生率はおおよそ2.07程度ないと人口が減り続ける「自然減」の状態になるとされています。この年は日本の人口が初めて自然減に陥った年でもありました。

 

この、合計特殊出生率の低下は先進国で軒並み見られる現象です。平成23年の各国のデータを見ると、アメリカが1.89、フランス2.01、スウェーデン1.90、イギリス1.91などとなっており、これを見ても日本は先進国中最も人口が早く減少して行っているということになるかと思います。少子化に対する対策はいよいよまったなしということになってきているのではないでしょうか。

 

では、どうしてここまで少子化が進展してしまったのでしょうか。原因はさまざまにいわれていますが、一つには女性が社会にますます進出するようになったということがあげられます。男性と同じようにバリバリ働く女性が増え、子供を持たない、あるいは結婚もしないという女性が増えてきたことが原因の一つとしてあげられているのです。

 

国や地方自治体だけでなく、普通の私企業においても、現在では優秀な女性がたくさん職場で働いており、何人も部下を抱えてバリバリ働く管理職の地位に就いている人も珍しくなくなってきています。それとともにいわゆる専業主婦はその数を格段に減らしており、給料のいい男性と結婚することがよいことというのはもはや一般的な女性の価値観とは言えなくなっています。

 

かつて「適齢期」などと言われていた24歳ぐらいの時期は、今や女性であっても職場でキャリアを積むために大事な時期となっており、結婚したりまして出産することなど考えられない時期になっています。こうした女性たちは、仕事も軌道に乗り、社会的地位にもある程度満足し、それから結婚を考える傾向があります。多くの場合30歳を過ぎてから結婚を考え、子供を持つとしたらそれ以降、というのが現在の状況です。

 

頭がよく能力もある女性で男性よりも高額の給料を得ている人も多くなり、女性が生きていくために男性を必要とする度合いは以前に比べると間違いなく減ってきています。少し前は「永久就職」などという言葉がよく言われたものですが、若いうちにそんなことをしなくても十分生活できるように女性たちが力をつけたと言うこともできるでしょう。

 

「永久就職」が云々されていたころ、女性にとっての「よき結婚相手」というのは社会的にも経済的にも安定をもたらしてくれるような男性のことでした。多少横暴な性格でも、浮気癖があっても、女性のことを家政婦か性欲処理の対象としか見ないような男性であっても、「一生の生きる糧を与えてくれる」というのが一番とされていた時代だったのです。

 

そのための目安になったのが高い学歴を持った人かどうかでした。そうした「よき結婚相手」をうまく捕まえることができた女性たちは、まるで生活するために我慢して会社に奉仕するサラリーマンのように、生きていくために男性やその親たちに仕えて家事をこなしていたものでした。それが、結婚イコール永久就職などという言い方が出てきた理由です。

 

現在の女性たちにこんなことを話したら、ほとんどの人が「そんなにしてまで結婚したいとは思わない、ずっと独身のままでいい」といったような反応を示すかもしれません。そう言えるようになるだけ、現在の女性たちは経済的・社会的自立を遂げたということになります。

 

理想の男性像はすでに変化している

そんなふうに高度に自立した女性たちが結婚相手を選ぶ時には、かつてのように「高学歴を持っており、生活の安定と高い収入を約束してくれる男性がいい」と言ったりはしないでしょう。また、結婚したら仕事を辞め専業主婦となり、自分は家を守るなどという女性ももうほとんどいないと思われます。

 

現在の女性たちにとって、仕事は結婚してからもずっと続けるものであり、それゆえ男性の経済力は重要ではなくなってきているからです。

 

こうしたご時世にあって、女の子たちに理想の結婚相手について尋ねると、多くの子が「料理や家事ができる人」という答えを返すそうです。結婚対象にするには、家事をやってくれるのは当然として、おむつ換えや幼稚園の送迎など子育てにも積極的な人でないと、というのはもはや当たり前になっているのです。

 

それに加えて、話したり一緒に過ごした時に楽しいというようなコミュニケーション面も求められるようになってきています。

 

つまり、有名大学卒業の公務員や医者なら嫁のきてには困らない、といったような時代はもう昔の話になったということです。そして今は結婚に関しては女性の側にイニシアティブがあり、男性は厳しい目で選別されるようになってきています。さらに一歩進んで、夫は必要ないから優秀な男性の精子だけほしい、というような女性が登場するのももうすぐなのではないかと言われているほどです。

 

自分の子供は「女性から選ばれる男性」か?

世の結婚事情はこんなふうに移り変わってきているというのを見たところで、自分の子供について目を向けてみましょう。自分の子供が男の子だとして、その子は世の女性たちに相手として見てもらえるような男性でしょうか。

 

女性の場合、極端なことを言えば誰かの精子さえ手に入れば自分の遺伝子を後世に伝えることができます。一方男性の側は、自分のことを選んでくれるか、最低でも自分の精子を選んでくれる女性がいなければ自分の遺伝子を後世に伝えることができません。世の女性たちに結婚相手として選んでもらえなかったような男性の精子を選ぶ女性は少ないと思いますので、結婚できないような男性が自分の遺伝子を残せない確率はかなり高いのではないかと思われます。

 

後世に自分の子孫を残さなくてもいいと真剣に考えるような人はかなり少数派なのではないかと思います。むしろさまざまな不妊治療を試みる方の人が圧倒的ではないでしょうか。不妊治療を何度も行った末に、自分の血を分けた子供を作るのをあきらめた夫婦はたくさんいます。そういった方の落胆はいかばかりかと思います。しかし、そういった健康上の問題も特にないにも関わらず自分の子孫を残せないというのは相当不幸せなことではないでしょうか。

 

人間が生きて行く上で大事なこの1つに次の世代を作り子孫を継いでいくことが挙げられます。それができないからこそ不妊治療をあきらめた人は落胆することになるのでしょうし、自分の子孫を残したいと思わない人がいるとすれば、それは自分しか愛せない不幸せな人だと言えるのではないでしょうか。

 

自分の子供が小さいころに血のにじむような努力をし、将来的に難関大学に入学したとしましょう。高い学歴を得て、その後有名企業に入社して裕福な生活を送ったとしても、あるいは高い社会的地位を得て世に名を馳せたとしても、自分の子孫を作れず世代を継いでいけなかったのであればどうでしょうか?

 

こうした観点から見れば、自分の子供が男の子の場合、将来的に世の女性たちに結婚相手として認めてもらえるように育てる必要が出てきます。なんとなればそれは、その子だけでなく親自身の子孫を後に残していくということだからです。そのためには子供の好奇心や創造性の芽を摘まず、感性を傷つけずに育てることが大事になってきます。

 

男の子の場合、早くから無理な詰め込み教育をしたりせず、子供のうちは元気いっぱい遊び回れるような環境を与えてあげるとベターです。そうすることで男の子は好奇心を磨き、さまざまな楽しいこと、美しいことと出会い、豊富な経験を積んでコミュニケーション力をつけることができます。そうした能力は勉強をする歳にも役に立ちますし、また数多くの趣味という形で自分自身の人生に彩りを添えてくれることになります。

 

これからの世の中では「世の女性たちにパートナーとして認めてもらえる」というのが男性の理想の姿の1つであり、子供が幸せに生きていくための最低限の条件だと考えられます。今までのように高い学歴といったものにこだわることなく、大人になってから立派な父親になれるように育てることが今の親に求められていることなのかもしれません。

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