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具体例あり!小学生の家庭でのお勧め勉強法

勉強する小学生

家庭での勉強を継続させるためには、「楽しいこと」が最重要ポイントです。ゲームやクイズをする感覚で、勉強と親しみましょう。家庭でお勧めの勉強方法を、算数、国語ともに具体例を出して紹介していきます。学校の宿題を楽しく行うやり方も説明します。楽しさアップ、集中力もアップ、そうすれば、成績もアップします。

 

子供が勉強で達成感を味わえたら「楽習」になる

好きな教科を中心にちょっとずつ無理させないこと

学校の宿題もなかなか手つかずで、後回しにしがちな子供達も、短時間勉強なら、楽しく取り組むことが出来るはずです。短時間、それも数分で完了します。重要なのは、タイムを測定することです。目標タイムを設定することで、集中力がアップします。また、毎日のタイムの更新が自信になります。

 

勉強するタイミングも、一気にやってしまう必要はありません。学校から帰って来てすぐ、夕食の前、お風呂に入る前など、ちょっとずつやっても構いません。実施する教科も、自由に組み合わせて下さい。最初に漢字を3分やって、次に計算を1分、休憩をはさんで計算を再度1分などです。

 

短時間勉強のメインは、算数の計算と、国語の漢字です。これらは、全ての勉強の基本となるので、毎日継続して取り組みましょう。しかし、スタートから飛ばし過ぎて、子供に負担をかけ過ぎないように注意して下さい。

 

子供の苦手な教科を、少しでも頑張らせようと、たくさんやらせようとしてしまうかもしれませんが、「勉強って面白くない」と子供がやる気を失くしてしまっては、逆効果です。「勉強って面白い!楽しい!」と感じてもらえるように、家庭学習の出だしは、子供の得意な教科や、好きな教科だけに絞って取り組んでも大丈夫です。

 

国語が得意で計算が苦手な子供には、まず漢字だけやらせます。算数が好きな子供には、計算だけやらせます。得意なこと、好きな勉強で慣れてくると、自信が持てるようになります。ある程度の自信がついてくると、「それ以外の勉強もやってみようかな」と、他の分野にも興味を示すようになります。

 

親が「この教科をやりなさい」と言って、子供の反応が悪い場合は、子供のやる気を優先して、違う勉強を提案して下さい。言われたから無理矢理やらされているという受け身ではなく、子供が自分からやるという積極的な姿勢で勉強出来るようになることが、とても大事で、それが、家庭勉強の習慣化につながっていきます。

 

同じ問題を繰り返して、子供に出来たという達成感を与える

家庭で勉強を行う際に、次々に新しい問題に挑戦して、たくさんの種類の問題を解く方が良いのでしょうか?それとも、同じ問題を繰り返し、覚えてしまうくらい解く方が良いのでしょうか?

 

新しいことを次々にやっていく方が、国語なら、様々な熟語に触れることになって使用方法を覚えるとか、算数なら、多くの式を解く経験を積むと、学力がつくのではないかと、思われがちですが、決してそんなことはありません。

 

毎日、違う問題に取り組んで、次々に新しいことに挑戦するのは、子供にとっては楽しいものではなく、嫌になってしまうのです。「出来るようになった!」という達成感が味わえないからです。

 

同じ問題を何度も繰り返すことも大事です。同じ問題を何の工夫もせずに、ただ解かせているだけでは、さすがに子供も飽きてしまうかもしれません。そこは、工夫が必要です。回答を暗記してしまうくらい同じ問題を繰り返しても大丈夫です。きっと身についているはずです。

 

家庭学習に高価な問題集は必要ない

通信教育の教材や、市販のドリルを購入して、それを家庭学習用として使用しているところも多いかもしれません。これらを利用することは、決して悪いことではありません。しかし、きちんと全ページをやっていますか?

 

子供は、「毎日1ページずつ頑張るぞ!」とやる気いっぱいで、スタートするのですが、1週間、もしくは、2~3日で終わってしまって、毎日のはずが、3日おきになったり、そのうち、全くやらなくなってしまう場合もあります。子供は、飽きてしまったのでしょう。

 

親としては、「高いお金を払って、入会したのに」とか「やるって言うから買ったのに」と、がっかりしてしまいます。でも、自分の子供は根気がないと、嘆かないで下さい。

 

通信教育の教材や市販のドリルは、分厚い冊子のページがずっと続いていきます。それを全部やらないといけないのかと思うと、やる前に、心が折れそうになるかもしれません。簡単にサクサク解ける問題だけなら良いのですが、難しい問題にぶち当たった時、いくら考えても分からない問題が出てきた時、子供は一瞬にしてやる気を失くしてしまいます。

 

このようなたくさんの問題が掲載されている問題集などは、途中で終わってしまっては、意味がありません。同じ問題を、暗記してしまうくらい、何度でも繰り返し挑戦し、完璧に身につけることが大切です。そのためには、お金をかけて、問題集のドリルを買ったり、通信教育を申し込んだりしなくても、大丈夫です。

 

自宅にコピー機があれば家庭学習がやりやすい

小学生のうちは、基礎学力がきちんとつくまでは、市販の教材やドリルは必要ありません。成績を少しでも上げようと、あれこれ問題集を購入して、子供にやらせても逆効果です。問題集の中には、難しい問題や、出来ない問題がたくさん入っていて、子供のやる気を失くしてしまいます。

 

基礎学力が十分について、もっと上を目指して、難しい問題に挑戦してみようというレベルになった時には、市販の教材やドリルを利用するのも良いでしょう。その場合も、ただやるのでは、子供が飽きてしまうかもしれないので、タイム測定を行ったり、今日はこの1ページだけで良いと促したりして、工夫を凝らして下さい。

 

自宅にコピー機があると、家庭で勉強する際に、とても便利です。宿題のプリントなどを、子供と一緒に解くために、親の分もコピー出来たら、同じ問題を2人で並べて、親子勉強が出来ます。すると、子供はやる気を出してくれます。手で書き写したり、コンビニまでコピーを取りに行くのは、大変なので、自宅にコピー機があると重宝します。

 

コピー機搭載のプリンタで十分です。最近は安価で手に入るので、ぜひ、1台用意できればベターです。

 

お勧め勉強法①:「10マス計算」目標タイム目指してやる気アップ!

10マス計算を知っていますか?100マス計算の間違いではないですか?と思われるかもしれませんが、10マスです。

 

100マス計算とは、縦10×横10のマスの、左と上にそれぞれ0~9の数字をランダムに配置し、それぞれの交差する箇所に、足し算、引き算、かけ算の指定された計算方法で計算した答えを書いていくという計算練習です。しかし、100回計算しなければならず、時間もかかってしまいます。

 

これを簡略化したものが、10マス計算です。10マス計算は、横10×縦1の合計10マスなので、回答するのは10問だけです。10マス計算は手書きで簡単に作れます。横の数字は、0~9までバラバラにして設定して下さい。どんなパターンでも良いです。入れる記号や数字によって無数のパターンの計算問題が作れます。

10マス計算(足し算)

 

手始めに、「+0」からやってみましょう。子供は「ゼロを足すなんて簡単過ぎる」とバカにするかもしれません。回答は、上の列の数字をそのまま書き写すだけです。そんな時は、タイム測定をします。「簡単なら10秒以内に出来るかな?」と、ゲーム感覚で取り組めるように、持っていきましょう。親子で競争するのも面白いでしょう。

10マス計算(足し算+0)

 

「+0」という超簡単な問題だったとしても、目標タイムを更新出来たら、子供にとっては大きな自信につながります。次へのやる気も湧いてきます。子供がもっとやりたそうにしていたら、チャンスです。異なる数字を入れてみましょう。目標タイムは10秒のままでやってみましょう。そのタイムに慣れてきたら、8秒、5秒・・・と短くして下さい。

 

たとえ10秒でも、10マス計算はとても集中力を要するので、子供が何度もやりたがっても、1日に数回に止めておきましょう。後々、飽きてしまうといけません。

 

足し算がマスター出来たら、引き算をやりましょう。引き算をやる時は、10~19の数字を設定してやります。引き算は、小学校1年生で習いますが、実は中学生になっても苦手な子供もいます。目標タイム10秒で頑張りましょう。

10マス計算(引き算)

 

最後は、かけ算に挑戦です。0~9の数字を設定します。初めは「×0」でやりましょう。もちろん、答えは全部0です。これが5秒で出来るでしょうか?次に1以上の数字でやる時は、目標タイム10秒でやってみましょう。九九が完璧に覚えられているかのチェックにもなります。

10マス計算(掛け算)

10マス計算(掛け算×0)

 

10マス計算が完璧になったら、子供のペースに合わせながら、100マス計算に挑戦してみましょう。もちろん目標タイムを設定して行います。目標タイムを1分30秒、1分15秒、1分・・・と短縮していくと、子供はクリアするごとにやる気になります。

 

10マス計算は、毎日継続してやることをお勧めします。1日1個、たった数秒で終わるでしょうが、それでも良いのです。継続することが力となります。計算に強くなるはずです。

 

お勧め勉強法②:「計算フラッシュカード」ゲーム感覚で集中しよう!

算数だけでなく、いろいろな教科で利用出来るものが、フラッシュカードです。もちろん、速さを競うのですが、リズム、テンポ、反射神経も良くなるはずです。家にある厚紙や画用紙を使って、手作りして下さい。大きさはトランプぐらいが持ちやすいでしょう。様々なフラッシュカードのやり方がありますが、いくつか紹介します。

 

1つ目は、「合わせて10になる数字当てクイズ」です。カードに、0~9の数字を1つずつ書きます。その10枚のカードを、親が1枚ずつ見せて、合わせて10になる数を、子供が答えます。

 

2つ目は、「足し算、引き算カード」です。カードの上半分に例えば、「10」と書きます。下半分をさらに左右で半分にして、左側に「4」、右側に「6」と書きます。そのカードを使って、マスの1つだけを隠します。「4」を隠した場合、子供は、即座に「10‐6」を計算して「4」と回答します。「10」を隠した場合は、「4+6」を計算して「10」と回答します。

足し算、引き算カード

 

このカードを使うと、足し算と引き算を一緒に理解できるようになります。足し算と引き算が共に関係していることが、分かるようになります。

 

3つ目は、「九九カード」です。例えば、カードの上半分に「48」と書きます。下半分をさらに左右で半分にして、左側に「6」、右側に「8」と書きます。これも、3つのマスのうちの1マスを隠します。「8」を隠した場合、子供は、即座に「48÷8」を計算して「6」と回答します。

九九カード

 

「6×8」、「48÷6」、「48÷8」が関係しているのだと分かってもらえるはずです。この方法で、かけ算と割り算を同時に理解出来るようになります。割り算を苦手としている子供は、そもそも九九が完璧に覚えられていないケースが多々あります。

 

お勧め勉強法③:「10題計算プリント」難易度を上げて挑戦しよう!

計算学習の基本の10マス計算が、かけ算まで完璧に、素早く解けるようになったら、次の段階へレベルアップしましょう。それは、「穴あき九九」、「10題割り算」、「混合計算」の3種類です。どれも10題ずつのまとまりになっています。10題を解く時の目標タイムは、10秒に設定してみましょう。

 

1種類目は、「穴あき九九」です。2×8=16は、すぐに答えられても、2×( )=16になると、混乱してしまう子供が大勢います。これがスムーズに出来るようになると、割り算が難しくなくなります。

穴あき九九

 

2種類目は、「10題割り算」です。割り算が苦手な子供は多いです。理解していても回答するのに時間がかかる子供もいます。1種類目の穴あき九九をマスター出来れば、この10題割り算もサクサク回答出来るはずです。かけ算、九九をきっちり覚えられているか確認しながら、取り組むのに良いでしょう。親子で競争したら、子供が勝つかもしれません。

10題割り算

 

3種類目は、「混合計算」です。足し算、引き算、かけ算、割り算の混合、そして穴あき計算も混合します。ランダムに様々な種類の計算が混じっていると、頭を素早く切り替えていく必要があります。やりごたえ十分です。

混合計算

 

最初は10題で終わっても十分です。少しずつ慣れてきたら、100題続けてやってみましょう。速い子供は1分以内で出来るかもしれません。勉強時間としては、少ないと思うかもしれませんが、かなりの集中力を要するので、この1分だけで家庭勉強を終了しても問題ありません。

 

とにかく、同じ問題で良いので、何回も繰り返し解いてみましょう。答えを暗記してしまっても構いません。タイムも短縮されます。10問ずつでタイムを書ける箇所を設けて、常にタイムを意識して取り組みましょう。

 

親子で対決してみるのも面白いでしょう。大人も脳を活性化させるのに最適な脳トレになって、一石二鳥です。

 

お勧め勉強法④:「漢字探しゲーム」漢字を身近に感じて苦手克服!

漢字がどうも苦手で、国語の教科自体が嫌いになってしまっている子供も多いです。漢字の勉強が面白いと感じることが出来て、興味を持ってくれるために、「漢字探しゲーム」がお勧めです。漢字探しゲームは、次の図を使って行います。

漢字探しゲームに使用する図形

 

この図からどんな漢字が見つかりますか?頭を柔らかくして、漢字をたくさん探して下さい。例えば、「一」、「二」、「三」、「米」、「口」、「土」、「田」、「川」、「区」「入」・・・など他にもたくさんあります。制限タイムは5分としましょう。

 

ある親子が実際にやってみたところ、お母さんは10個の漢字を見つけました。子供は小学3年生ですが、17個の漢字を見つけることが出来ました。その親子に感想を聞くと、漢字探しゲームをやっている時は、ゲームをしている感じで楽しかったそうです。その後、答え合わせの時も、お互いの回答を見ながら、盛り上がることが出来て良かったそうです。

 

この漢字探しゲームは、毎日続けていくと、新しい漢字を発見することが出来るようになり、回答数が増えます。本や辞書を見ても構いません。辞書を引く方法を覚えることができ、とても良い習慣になります。このゲームで157個の漢字を発見した人が、今までにいるそうです。挑戦してみて下さい。

 

少しくらい、無理矢理でも、こじつけでも構わないのです。新たな漢字を発見しようとする気持ちが大切です。頭を柔らかくして、豊かな発想力を持って、親子で競争して下さい。漢字が身近に感じられるようになるはずです。親子の会話も増えるでしょう。漢字への苦手意識もなくなっていくでしょう。

 

お勧め勉強法⑤:「漢字パズル」熟語探しで漢字に強くなろう!

漢字に強くなるパズルを紹介します。これは、3×3の合計9マスを書きます。中心の1マスを空白にして、その周りの8マスには漢字が書いてあります。周りの漢字とつなげて熟語になるように、空白のマスに入る漢字を当てるパズルです。

漢字パズル

 

この図の真ん中に入る漢字は何でしょうか?答えは「育」です。それぞれ、「育」を入れて、実際、熟語にしてみると、「保育」、「食育」、「体育」、「教育」、「発育」、「育児」、「育英」、「育成」となります。答えの「育」は熟語の前でも、後でも、どちらでも構いません。

 

親が問題を作って、子供が解くのも良いですが、逆に、子供が問題を作って、親が解いてみるのも、良い勉強になります。いろいろ試してみて下さい。

 

子供に問題を作らせる時、8つの漢字を考えることが難しい場合は、漢字パズルの形を正方形にせず、真ん中に丸を書き、その周りに好きな数だけ花びらを書きます。その花びらに漢字を書いて、真ん中に入る漢字を当てさせることも出来ます。花の形でやると、数を増やしたり、減らしたり出来るので便利です。子供も喜ぶでしょう。

漢字パズル(花形)

 

花にした場合は、色を塗ってもきれいです。ところどころに遊び心を取り交ぜて、子供が夢中になれるように工夫しましょう。少しでも楽しく出来るように、親が仕向ければ、子供のやる気はアップします。

 

お勧め勉強法⑥:「漢字フラッシュカード」を短時間見せて瞬時に回答!

算数でお勧めしたフラッシュカードは、国語でも漢字学習に応用出来ます。漢字には、読むことと書くことが、両方大事ですが、フラッシュカードでは、「見て、読める」ところの基礎固めをしましょう。

 

カードの表側に「紙」、「病院」のような、新出漢字を書きます。そして、カードの裏側に「かみ」、「びょういん」と、読み方を書きます。カードを作ったら、初めは、その漢字を見て声を出して、親子で読んで下さい。テンポ良くやることも大切です。

 

次の段階では、カードの表側の漢字を、一瞬だけ子供に見せて、即答させます。クイズ感覚になると、子供のやる気が向上します。ゆっくりではなく、一瞬しか見せないのがコツです。その一瞬に力が入るので、集中力が鍛えられます。動体視力や反射力も同時に鍛えられます。

 

間違ってしまったり、分からない場合は、親が回答を言ってあげます。そして、子供は親の後に復唱するようにしましょう。

 

漢字フラッシュカードは、新出漢字以外にも、いろいろなパターンの応用がききます。対義語バージョンを説明します。カードの表側に「過去」、裏側に「未来」と書きます。表側を見せて、裏側を答えさせたり、逆もしてみたり、対義語の学習に役立ちます。

 

他には、四字熟語バージョンもあります。カードの表側に「十人十色」、裏側に「じゅうにんといろ」と書きます。さらには、部首バージョンもあります。カードの表側に「氵」、裏側に「さんずい」と書きます。このように、様々なバージョンを組み合わせて、漢字の勉強を行って下さい。

 

小学生は、覚えることがたくさんあります。覚えることは、基本です。その覚える方法として、ゲームをするように楽しく取り組めたら、苦手な子供も、毎日少しずつ繰り返しやることで、覚えられます。

 

宿題を一工夫!その1「算数の計算問題と文章問題」

算数では、プリントやドリルが宿題になることが多いです。その中には、計算問題や文章問題が、1問だけでなく、何問もあるのではないでしょうか?子供は、たくさんの数の問題を見るだけで、気が重くなったりする場合もあります。そんな時は、宿題のやり方にも一工夫してみましょう。

 

宿題が全部で20問ある場合は、「まずは3問だけやってみよう」と、問題を区切ってみましょう。または、「3分で5問解いてみよう」と、時間で区切っても構いません。一気にやってしまわなくても、少しだけでも良いので、子供に「これなら出来そうだな」、「やってみようかな」という気持ちにさせて下さい。

 

計算の筆算が苦手な子供も多いです。筆算を解く時、お助けポイントがあります。その方法は、それぞれのケタ、一の位、十の位、百の位に縦線を引いてあげます。繰り上がりの計算が苦手な子供には、その位以外を指で隠してあげます。「この位だけを見てみよう」と簡単にしてあげます。

 

それぞれの位で別々に計算すれば良いので、繰り上がりで行き詰ってしまっている子供には、この方法は、大変効果があるはずです。

 

また、文章問題が嫌いな子供もたくさんいます。文章問題のお助けポイントは、絵を描いてみることです。

 

実際に例題で説明します。次のような例題があったとします。35個のクッキーを、5個ずつお皿にのせました。そのうち、2皿をとなりにあげました。クッキーをのせたお皿は、何枚残っていますか?

 

絵を描かずに、そのまま問題文を読んだだけで回答しようとすると、いきなり計算を求めることになり、頭がパニック状態になります。「35を5で割ったらいくつになるの?」「全部でお皿は何枚あるの?」と、計算が得意でない子供は、サッパリ分からなくて、お手上げ状態です。

 

そういう場合は、まず絵を描いてみましょう。絵を描く時も、楽しく描けるように親が誘導しましょう。「クッキーを5個ずつお皿にのせるんだよ」「お皿は何枚あるか分からないけど、とりあえず絵を描いてみよう。クッキーは、かわいく、おいしそうに描いてね」などと、声をかけてあげましょう。

 

こうやって、絵を描いていると、算数の問題をやっていることを忘れてしまいそうで、楽しくなり、子供のやる気が湧いてきます。実際に自分で絵を描いてみると、かけ算や割り算が現実味を帯びて、頭に入りやすくなります。イメージしやすくさせてあげることが、大切です。

 

宿題を一工夫!その2「国語の漢字の書き取り」

国語の宿題の王道には、漢字の書き取りがあります。毎日、漢字プリントや漢字ドリルが宿題になっています。漢字の書き取りは、何も考えずに、お手本通り、とにかく速く片付けてしまおうと思っている子供が多いです。しかし、「ただ書いているだけ」では、実際には身につきません。また、ちっとも楽しくないはずです。

 

こんな漢字の書き取りも一工夫して楽しくなるようにしましょう。まず、紙に鉛筆で書くのではなく、指で空中や机に「そら書き」させてみましょう。「大きく空中に書いてみて」と言うと、子供は喜びます。また、尻文字で、漢字を書いて、何を書いたかクイズしてみると、子供は大盛り上がりです。

 

一つの漢字を習ったら、その漢字について、幅広い知識を親子で調べてみるのも良いでしょう。「旅」という漢字の場合、「この旅の字の偏は何でしょう?」、「他にこれと同じ偏の漢字は何か知ってる?」と、視野を広げていきましょう。分からないものは「辞書で調べてみよう」と、調べる楽しさを教えて下さい。

 

新しく習った漢字を含む文章を書くケースもありますが、そんな時は、その出てくる言葉の意味を膨らませてみましょう。「旅館」という漢字の書き取り練習の場合、書き取りだけに終わらず、「旅館って何か分かる?ホテルと同じ泊まるところだよ」、「畳があって布団で寝るところだよ」、「他にも宿って言うこともあるよ」など、知識を広げましょう。

 

そうは言っても、書き取り練習も大切なので、やる必要がありますが、「旅館」を面白く書いてみるのも良いでしょう。「これはどんな旅館か想像してみて?」、「お化けが出るかもね。お化けが出そうな字で書いてみよう」と言って、震えたような細い字で書かせるのも良いでしょう。宿題をやりながら遊んでみましょう。子供はスゴイ集中力を発揮します。

 

宿題を一工夫!その3「音読」

漢字や計算と同じように、宿題の定番になっているのは、音読です。音読は、宿題では国語の教科書を読む場合が多いでしょうが、国語に限らず、算数の文章問題も音読した方が良いでしょう。

 

音読の宿題には、チェック項目が書かれた表などがあり、毎日、親が子供の音読が、きちんとチェック項目の条件を満たして読むことが出来たかを確認しないといけません。「間違えずに読めたか」、「大きな声で読めたか」、「口をはっきり開けて読めたか」、「感情をこめて読めたか」などのチェック項目です。

 

このようなチェック項目を網羅して読むことが、正しい音読なのかもしれませんが、子供にとっては、面白くありません。羅列されている字を追って、ただただ集中もせずに読んでいるだけになりがちです。

 

音読の宿題も、楽しく取り組めるよう工夫します。まずは、「超高速読み」をお勧めします。とにかく、出来る限り速く読んでみましょう。自分が読める最速スピードで読んでみましょう。「ここまでを10秒で読もう」など、制限タイムを設定するのも良いでしょう。親子で、どちらが速く読めるか競争してみて下さい。ゲームのような感じで楽しめます。

 

チェック項目を無視して、超高速読みなんて、勉強にならないんじゃないかと心配されるかもしれませんが、大丈夫です。丁寧にゆっくり読むばかりが良いとも限りません。高速読みをするためには、言葉をちゃんと理解しているから出来ることですし、何より集中力が増します。

 

速く読もうとしても、途中で、読み間違えてしまったり、スムーズに読めなかったりするものです。それが、スラーっとサクサク読めるのなら、相当、読む力がついていると自信を持って下さい。

 

宿題の音読の範囲が、長い時は、丁寧にゆっくり読んでいたら、時間がかかり過ぎて、途中でだれてしまうでしょう。そんな時は、「1分読んで終わらせよう」などと、目標タイムを決めて読むと、子供もやる気になってくれます。

 

または、「ここの3行だけ気持ちをこめて読んでみよう」と、読む量を減らしてみても良いでしょう。少ない量になっても、それを集中して取り組むことが出来れば、実力はきちんと身につきます。

 

子供部屋にこもって勉強しないで、リビングに出ておいで

小学生になったら、子供に勉強部屋が必要かどうか、あるいは、勉強机だけでもあった方が良いか、悩むところです。宿題や勉強は、どこでもやることが出来ます。結論から言ってしまえば、小学生のうちは、子供に勉強部屋は必要ありませんし、勉強机も用意しなくて大丈夫です。

 

理想は、親子で一緒に勉強することなので、それを実現するためには、子供部屋より、リビングの方が、お母さんにとっても都合が良いでしょう。子供の横にべったりと張り付いて勉強しなくても、近くにいてあげるだけでも子供は喜びます。台所で夕飯の用意をしながらでも、子供に呼ばれたら、すぐに駆け寄ることが出来ます。

 

子供の勉強部屋があると、「自分の部屋で、勉強しておいで」と言っても、子供はなかなか動かず、勉強を開始しようとしません。一緒に勉強出来たら、それが一番ですが、そうでなくても、お母さんが自分のことを見てくれているな、気にしてくれているなと、感じられたら、子供は安心します。

 

お母さんが、一緒に勉強出来なくても、近くにいて家事をしていても、同じ空間にいるということが、子供にとっては、心強いのでしょう。子供部屋で一人ぼっちで勉強するより、リビングで勉強する方が、集中力がアップします。

 

兄弟がいる場合はどのように勉強させたら良いでしょうか?いつもは、自分の勉強部屋で宿題に取り組む姉が、リビングで勉強する弟を、お母さんが褒めている現場を目撃しました。弟は、褒められて嬉しくて、やる気が出てきました。そんな弟を横目に、姉は負けるものかと、リビングに宿題を持ってやって来ました。

 

いつもは、リビングで勉強なんてしないのに、弟の隣に座って、突然勉強し始めました。お母さんも、自分の用事を、リビングの机のその兄弟の向かい側に座って、やり始めました。「お母さんも、ここでお仕事するね。みんな一緒に頑張ろうね」と声をかけました。

 

その日を皮切りに、毎日、姉、弟、お母さんの3人のリビング学習がスタートしました。自分の勉強部屋でも、ある程度、自分で勉強していた姉ですが、リビングで今まで以上に集中して宿題に取り組むように変わりました。

 

しっかり者のお姉ちゃんだとみんなから思われていましたが、実は、寂しがり屋さんだったのです。でも、負けず嫌いなので、弟に負けたくない気持ちは人一倍強く、自分もお母さんに褒められたくて、勉強を頑張りました。

 

大人でも、習い事などするにしても、一人で始めるより、友達と一緒にやりたくなります。一緒に続ける仲間がいると、より頑張れることが多いです。お互いをライバルと意識して、切磋琢磨するのも素敵です。励まし合って、初心を忘れず、やる気を保つことは重要です。

 

子供の勉強も、それと似ています。ひとりぼっちは寂しくて、嫌なのです。たとえ宿題でも、ひとりで誰もいないところでやると、孤独を感じてしまい、逆に、様々なことが気になり、宿題に集中出来なくなります。リビングで勉強するのは、一人にならず人がいるから、学校の教室と同じ感じで、勉強する気分になります。

 

小学生のうちは、家庭学習は、やはりリビングで家族に見守られながらするのがベストです。

 

決してけなさない!良いところを見つけて褒めまくろう!

1問1問褒めながら1つずつ丸つけをしてあげよう!

小学生の勉強は、低学年なら特に、親御さんから見れば、とても簡単に思えるかもしれません。どんな簡単な問題でも、子供からすれば、出来て当たり前ではありません。10問の問題中、全問正解だと思っていたら、1問間違えてしまったとします。1問の間違いを怒るのではなく、9問の正解を褒めてあげて下さい。

 

1問でも、2問でも、出来た数だけ褒めてあげて下さい。褒めて褒めて褒めまくって下さい。大げさでも良いので、いっぱい褒めましょう。

 

丸つけにも、お勧めのやり方があります。全問正解の時でも、大きく1つ丸や、花丸をつけるのではなく、1つ1つに丸をしていき、最後に大きな花丸をしてあげて下さい。これも丸、それも丸、次も丸・・・というように、たくさんの丸をつけてあげると、子供は喜びます。

 

1問間違ったら、間違った箇所にバツをつけて、他の箇所に丸をつけないとかは、やめて下さい。親御さんは、子供の出来たことに目を向けてあげて下さい。その取り組み方が、子供の能力を引き出します。

 

花丸も、いつも同じマンネリのものではなく、かわいらしい花丸や面白い花丸もつけてあげて下さい。お花に葉っぱをつけるのは、よくありますが、アイスクリームコーンにしたり、動物の顔を書いた花丸なども、子供は大喜びです。丸のつけ方一つでも、工夫することで、勉強が楽しくなります。

 

子供をやる気にさせる言葉がけ

子供にかける言葉にも、注意しましょう。同じ結論を言っていても、言い方一つで、プラスの意味にも、マイナスの意味にも捉えることが出来ます。小学生の子供には、常にプラスの言葉をかけてあげましょう。

 

学校のテストが60点だったとします。その時、「60点しか取れなかったの。残念だねえ。」と言うか、「60点も取れたのスゴイね。頑張ったね。あと40点取ったら100点だね。」とでは、子供の感じ方は違ってきます。

 

「宿題しなさい」と言いたい時は、そのままストレートに言ってしまうと逆効果なので、「さっさと終わらせて、一緒におやつタイムにしよう。」とか、「さあ、今日は宿題何分で出来るかな?」とか、「終わったら、一緒にテレビ見ようよ。」と、表現を工夫しましょう。

 

宿題や勉強をやり始めたは良いものの、なかなか終わらず、待っている方がイライラしてしまいそうになっても、「早くしなさい!」と言ってはいけません。「目標タイムは、あと5分だよ。」とか、「早送りスタート!」とか、言葉を考えましょう。

 

言い方一つで、子供のやる気がぐんぐんアップするかもしれません。やる気になってくれるのなら、褒めて、のせて、やる気を奮い立たせて、成績アップにつなげましょう。

 

子供のやる気を失くさせないようにするのと、何も言わないのは、違います。間違っていることは、教えてあげたり、正しい方へ誘導してあげなくてはいけません。そんな時は、「ここ違うよ!」と頭ごなしに言うのではなく、「ここまで合っているね。ここまで出来てスゴイよ。」とか、「この部分のやり方が違いそうだね。もう一度考えてみようか。」と言い換えましょう。

 

勉強に関する親子の日常会話は、様々な言葉が、日々交わされているでしょうが、常に子供をやる気にさせるようなプラスの言葉がけをしてあげたら、子供は一変することでしょう。やる気満々になってくれます。

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