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新聞は読むだけではなく、「使う」ことで真価を発揮する

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新聞を読む親子

新聞を読み、新聞を「使う」ことによって、私たちはあらゆる力を磨く事が出来ます。新聞には社会の情報の他にも、多くの事を私たちにもたらしてくれます。新聞が扱う事柄について知り、新聞に親しみ、社会を生きる糧としての新聞の使い方、新聞を活かす方法を考えてみましょう。

 

初めての新聞、まずは2週間読んでスクラップ

新聞を毎日きちんと読んでいると、特に社会人になってから、あらゆる場面で良い結果をもたらしてくれます。新聞を読まず、社会に対してあまり関心を持たないまま社会人になるのは、とても危険な事です。しかし現代においては、新聞を読む習慣のある人、特に学生は、以前に比べてずいぶん減ってしまいました。

 

ですが、新聞を読んでいなかった人でも、とりあえず2週間ほど集中して新聞を読むと、経済の動きや各国の関係など、今の社会の動向のおおよそのことが把握出来ます。それまで社会の事に詳しくなかったとしても、たった2週間新聞をきちんと読めば社会に詳しくなれるのですから、新聞とは便利なものです。

 

それに新聞を読む事は決して難しくありません。著名な長編小説、例えばドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」などを読みきる事は難しくとも、新聞を読む事なら簡単に出来ます。

 

新聞を読むだけでなく、気になる記事や重要な記事を切り抜いてスクラップブックを作ると、より効果が得られるでしょう。好きなノートに切り抜いた記事を貼り付け、自分なりに記事をまとめてみたり、意見を書いたりすれば、より深いところまで記事の内容を自分のものに出来ます。

 

ただ読むだけでなく自分で記事を切り貼りするという作業が大切です。自分が手を動かす事で積極的に関わり、記事について考えるところまでやれば、記憶にも残りますし、自分の考えを持つ訓練にもなります。

 

そのようにして自分の意見を作る訓練をしておけば、人と社会の問題について話し合う時などに、すぐに自分の意見を述べられますし、受験や就職活動の際にも役に立ってきます。

 

2週間新聞を読んでスクラップするという作業は、早いうちにやっておいた方が良い、将来に役立つ経験のひとつです。この経験は、社会の知識を与えてくれるだけでなく、新聞への親しみを生み、社会への関心の幅も広げてくれます。一度こうして集中して新聞に接する事で、新聞に慣れ、新聞をみかければ気楽な気持ちで開いてみたくなります。

 

新聞に馴染みのない人が、社会に出てから急に新聞を開くよりも、学生のうち、出来るならば就職活動が始まる前に、2週間しっかりと新聞を読みこむ経験を持っておくべきです。

 

新聞のコラムを書き写して、論文やレポートを書く力を養う

新聞には各社それぞれコラムというコーナーがありますが、コラムはとても短く、読みやすく出来ています。コラムは新聞社の中でも特に文章が上手い人が書いていたり、時事ネタなどに対して専門家が書いたりしたものです。

 

新聞社の人にしても、専門家にしても、コラムは本などに比べると字数がずいぶん限られているため、凝縮して、無駄をそぎ落として書きます。

 

文章を分かりやすく短くまとめるというのは、結構技術が必要です。また、逆にそうして短くまとめられた文章を読むのは、簡単でありながら内容の要点を抑えて理解できるので、新聞のコラムは、読む側としてはとてもありがたいコーナーと言えるでしょう。

 

コラムのために、特定の新聞を購読している人もいるくらいですから、新聞が手元にあるのなら、コラムはぜひ活用したいところです。そこで、簡単に、かつ有効にコラムを活用する方法としておすすめなのが、コラムを書き写す事です。

 

コラムを書き写せば、無駄のない文章を書く訓練になります。書き写すときに文章の構成がどのようになされているか気にしておけば、論文などを書く際にとても参考になるでしょう。またもちろん書かれている内容もよく頭に入りますから、「この問題についてこんな考え方があるのか」などと、考える訓練にもなります。

 

自分で論文を書く時には、事例や関連する事柄として新聞で得た情報を絡めたりしながら書くと、具体性が出て、しっかりとした印象の論文が書けるようになります。

 

コラムを書き写すだけで、社会に関する知識が増えるだけでなく、論文を書く上で必要な思考力、文章構成力の両方の訓練になるのです。

 

新聞記事に疑問を持つ姿勢が理解への近道

新聞は読むだけでも十分ですが、十二分に活かすには、記事を読んだ時に自分でもその記事について考え、意見を持ち、また疑問を持つ事が大切です。疑問を持つというのは自分から関わっていく姿勢ですから、普段から新聞を読みながら疑問を持つようにしておけば、社会のあらゆる事件や問題に対して、積極的に考えられるようになります。

 

新聞を読む時に常に考えて疑問を持つようにしていれば、その時に答えが分からなくとも、別の機会、例えば別の日の新聞の中に関連した記事を見つけることが出来るかもしれませんし、テレビのニュース番組や情報番組の中で答えを見つけることが出来るかもしれません。

 

こうしたちょっとした疑問や答えも、ノートにまとめておくと後から思い出しやすくて便利です。新聞をスクラップしたときに、その記事を要約したり自分の意見を書いたりするのと同時に疑問も書き出しておけば、後から答えが得られたときに、そこに答えも書き足す事が出来ます。疑問をまとめた、専用のノートを作るのも良いでしょう。

 

新聞記事に対して疑問を持ち、その答えを得ることで理解を深めていくというやり方は、新聞を使った学校の授業でも行われます。疑問を持つことは、理解することの初めの一歩なのです。疑問をまとめたノートは、あらゆる問題や事件の理解への大切な資産になることでしょう。

 

新聞で「事実」と「解釈」を読み間違えない目を磨く

新聞を読むときに特に気を配りたい事のひとつが、「事実と解釈を見誤らない事」です。新聞には、記者が懸命に取材を重ねて裏付けを取った事実が書かれていますが、それと一緒に、各新聞社の政治的な立場や考え方に沿った、意見や評価も書かれています。

 

これは記事本文だけでなく、見出しにも言える事です。その「事実」に対して否定的な意見を持つ新聞社なら否定的な見出しになるかもしれませんし、その逆も然りです。見出しを見ただけで「事実」に対して、その新聞社の考え方と同じ捉え方、判断をしてはいけません。

 

同じ事実について書いた記事であっても、新聞社によって見出しも記事の書き方もずいぶん違ってきます。重要なのは、記事を読んだときに、「ここまでは事実」「ここは解釈」「ここは意見」などと、区別をつけられるようになる事です。

 

新聞社が否定的な意見を持つ事実を扱った記事に関してだと、事実を書いた部分でも、それと気付かせない細かなニュアンスで否定的な言葉を織り込んでくる事もあります。そこを意識せずなんとなしという気持ちで新聞を読み続けていると、新聞社の立場や意見に飲まれてしまいます。

 

同じ事実について扱ったいくつかの新聞社の記事を並べて読み比べてみるのが、そうした事実と解釈について知る一番の近道でしょう。何日か新聞をそのように読み比べれば、各新聞社の立場も見えてきて、一つの新聞社の記事だけを読んだ時にも、「ここは事実だけど評価が反映された書き方をしているな」と分かるようになります。

 

こうした「情報を受け取るときのバランス感覚」は、あらゆる情報が交錯する現代社会ではとても重要な能力です。現代において学力としても重要視されるメディア・リテラシーというのも、新聞やテレビ、ネットなどのメディアから発信される情報を、正しく受け取る能力の事です。

 

新聞を読む事で事実と解釈の区別をつける訓練をしておけば、他のメディアから情報を受け取る時にもその力が活きてきます。

 

自分が文章を書く時にも、事実と解釈のメリハリの効いた論理的な文章が書けるようになり、まずしっかりと事実を抑えてから、自分の意見や評価を述べるという骨組みが身に付きます。

 

他にも、人と議論する際に、事実と他の人の解釈を分けて考え、事実のみを前提にした、感情をコントロールして冷静に考えた上での、自分なりの意見が述べられるようにもなります。

 

新聞にコメントする事で、ワンランク上のコメント力を磨く

日常生活の様々な場面で、急に感想を求められる事がありませんか。職場でも、友達同士の場でも、そういう場面は頻繁に訪れます。そういう時に何も言えないのと、気の利いたコメントや面白いコメントを言えるのとでは、人からの印象や評価に大きな差が出てきます。

 

現代では交友関係だけでなく、あらゆる職業でコミュニケーション能力が求められます。上司からの評価も、仕事の腕だけでなく、ともすればそうした能力でも判断されかねません。

 

気の利いたコメントをさっと言うための訓練にも、新聞は最適です。新聞を読む際に、「記事の一番伝えたい内容」「その記事に書かれた事件や問題の補足情報や背景」「その事件や問題のもたらす影響や意義」について考えながら読むのです。

 

それらを整理して、「記事に対しどう思ったか」「記事の内容に対しての意見や提案」を、コメントをするつもりで考えます。メモやノートに書きだしながらそれぞれの情報を整理し、コメントも書き残しておくと、より効果があるでしょう。

 

このようにして情報を整理しながら自分の意見や感想につなげていくようにすれば、コメントも出やすくなってきます。コメント力というのは一朝一夕で磨かれるものではありませんが、新聞ならばそれこそ朝夕と読むのが毎日続くわけですし、少し意識して持続するだけで効果が出ます。

 

普段からあらゆる情報に接し、様々なものの見方を知っておく事で、自分のコメント力も鍛えられます。新聞やテレビなどで専門家やコメンテーターの意見を収集しておく事で、自分だけでは考えられなかったベクトルのものの見方が出来るようになります。

 

自分の意見を発信する準備として、人の意見を盗むという事ではなく、自分の中に取り込んでおく事は悪い事ではありません。あらゆる意見を聞き、賛同出来る意見についてはうまく自分のものとして、賛同しがたいという意見についても自分の中で蓄えておくだけで、考え方に公平性が出るのです。

 

新聞の「4コマ漫画」で要約力を鍛える

面白い新聞の活用方法に、新聞の4コマ漫画を文章にしてまとめる、というものがあります。これは「国語のできる子どもを育てる」(工藤順一著)という本の中で紹介されている方法です。

 

この課題は、読売新聞掲載の4コマ漫画「コボちゃん」を200字の文章にまとめるという内容のもので、要約力を磨くのに大変効果があります。

 

200字というのは結構あっという間に埋まってしまいます。その中で、ストーリーや状況、また面白さを、その4コマ漫画を読んだことのない第三者に伝わるように表現するというのは、実際にやってみると最初はかなり難しく感じるはずです。

 

また工藤さんは、「コボちゃんは△△と言いました」といった書き方をしてはいけないと、この課題に臨む小学生に教えています。200字という制限に加えて、客観的かつ具体的な表現をしなくてはならないという制限のある難しい作業ですが、小学生の子供たちでも、何度か繰り返してやっていくうちに、きちんとした文章を書けるようになっていきます。

 

こういった要約された無駄のない文章は、読み手や聞き手に分かりやすく伝わる、実用的なものですが、しかしその分、まとめる作業はなかなかに技術とエネルギーが必要です。

 

新聞記事もそういう風に、無駄を省いた、分かりやすい文章で書かれています。意識して読んでみると、よくこのスペースにこれだけの情報が詰まっているなというのが分かるはずです。記事を読む時も、そういう新聞記者の苦労も考えながら読むと、より面白く読めるでしょう。

 

記事を縮約して無駄の無い文章を組み立てる訓練にする

ここまでに「要約」については触れてきましたが、次は「縮約」について考えてみましょう。みなさんは「要約」と「縮約」の違いがお分かりになるでしょうか?

 

要約というのは、言わばあらすじみたいなもので、元々ある文章がより簡潔に伝わるように短く書き直す事です。対して縮約は、元々ある文章の構成や言葉選びなどには一切手を加えず、必要のない部分をどんどん削って、文章が明確に伝わるようにする事です。

 

新聞の社説などを200字くらいに縮約する訓練をすると、本当に必要な情報や意見だけが残り、自然とその新聞社の立場がくっきりと見えてきます。これを4紙くらいの同じ問題を扱った記事でやると、それぞれ意見が全く違っている事が分かります。

 

要約する力や縮約する力を磨くと、人にものを伝える時や、文章を書く時に、無駄なく分かりやすい構成になり、伝える労力も減りますし、情報を受け取る側も必要以上の情報から本当に重要な情報を選び出す手間を掛ける必要が無くなり、とても効率的です。

 

今はパソコンやタブレットなど、便利な端末が身近にあります。パソコンなどで記事を打ち込んで、そこからいらない部分を削るようにすれば、簡単に実践できるでしょう。

 

新聞や見出しを自分で作って魅力的に伝える

新聞記事に必ずついている見出しは、記事を読む人の目に最初に飛び込んでくる、いわば記事の表札のようなものです。新聞を開いた時、見出しを見て内容が気になり記事本文を読むという流れも多い事でしょう。

 

記事の内容を簡潔に伝えながらも読み手の心をぐっと掴み、どれ読んでみようかという気持ちにさせる、そんな魅力ある見出しを作るという事も、新聞を書く人の大きな仕事の一つです。

 

記事の中身を要約しただけでなく、韻を踏ませたり言葉遊びをしたり、渦中の人物の言葉にカギカッコを付けてインパクトを出したりと、様々な工夫が見られます。そういった見出しの魅力を感じながら新聞を読み、ぜひ自分でも見出しやキャッチコピーを考えて、レポートや就活の時に役立てましょう。

 

新聞のレイアウトのように写真や画像も使いながら、読みやすさと読み手の心を惹く言葉や構成を意識して書けば、他の人と差のついた、良いレポートやエントリーシートが書けます。

 

見出しを作るだけでなく、新聞記事そのものを自分で作ってみるというのも、あらゆる要素を鍛える訓練になっておすすめです。人に物事を伝える時に必要な要約力、最も伝えたい事をアピールする表現力、そしてなにより文章力が磨かれ、社会に出る前に養っておきたい様々な力を磨くことができます。

 

新聞は普通のレポートなどと違い、簡潔に無駄なくまとめられた文章、魅力ある見出し、インパクトのある主張などが読み手の心を動かします。紙媒体の新聞だけでなく、SNSやインターネット上に自分の意見などを書き込む時も、新聞を書くことで培った力を活かしてみると良いでしょう。

 

各紙の特色やコラムを知って新聞に親しむ

新聞にはあらゆる新聞社ごとの特色に加え、朝刊と夕刊、また全国紙と地方紙によっても違いがあります。また当然、各紙の社会面や株式欄、くらし面など、紙面によって記事の傾向は違います。

 

朝刊は大体昨夜までの出来事が掲載され、政治や経済や社会情勢の出来事が詳しく書かれています。まずは社会の出来事が知りたい、勉強したいという意図で新聞を読むのなら、朝刊だけ取るのも良いでしょう。

 

対して夕刊は朝刊に比べ、文化的、娯楽的な要素が強い記事が多く掲載されます。社会の出来事ももちろん載っていますが、朝刊に比べて、それ以外の事にも紙面を譲る余裕があるので、文芸評論をはじめ、音楽や絵など文化的な事も扱われます。軽い読み物くらいの気持ちで読める内容と文量なので、新聞を読むことに慣れようという時にも読みやすいです。

 

地方紙には独特の面白みがあり、旅先の宿などでちらっと見てみると、その土地の出来事やイベントの様子を垣間見ることが出来、地方紙独特のコーナーや特色もあって楽しめます。例えば、群馬県内において全国紙を上回るシェアを持つ上毛新聞は、一面は原則地元ネタという、地元愛を感じられる構成が特色といえるでしょう。

 

社会面は皆さんのイメージする新聞としての傾向が最も強い紙面です。一面に載っている事件や問題の詳細、大きな犯罪事件についてもここで扱われます。ですが、経済面に比べると専門的な知識などは必要がないので、身構えることなく読めます。

 

これまで新聞を読んでいなかったが、読んでみようか、だけど新聞を読むのは難しそう・・・と感じる人も、まず社会面の中から気になった記事を読んでみてください。さほど苦労せず理解する事が出来るはずです。

 

読者の投稿欄も新聞お決まりのコーナーです。新聞記者でなく同じ読者が書いていますから、読みやすく親近感も持てます。年代も住んでいる場所も様々な人からの投稿を読んでいると、心底感心してしまう投稿や胸を打つ投稿があって、勉強になったり人生観を豊かにしてくれたり、あらゆる読者にとって魅力的なコーナーの一つです。

 

また一つの問題に対しての意見を見ても、考え方が様々あるというのを感じる事が出来ます。考え方を深める良い参考になりますし、読者の投稿欄を読むというのも、新聞を読むきっかけになるかもしれません。

 

新聞社は、思っているよりも家庭面、くらし面、教育面に力を入れています。これらの面は新聞の内側の方に載っているので自然と目にする機会も少なくなりがちですが、私たちの普段の生活に寄り添った情報がたくさん載っていて、面白い紙面です。

 

料理や健康にファッション、話題のスポットや旅情報などの娯楽的・実用的な情報の他、真面目な事や人生相談など、バラエティ豊かな記事が扱われています。

 

読売新聞では教育部という専門の部署を作り、文部科学省の動向について丁寧に取材を重ねて記事を書くなど、教育面に力を入れています。日本経済新聞は経済記事に特化した記事構成ですが、最終面は文化面で、ここには長年美術批評が掲載されています。

 

女性面では、社会における女性の活躍やライフスタイルなどが扱われます。現代では女性も会社で働くというのがごく自然な事になりましたが、育児や家事とのかねあいから、どういったパターンで働くことが出来るのかなど、女性が生きる上でのヒントになるようなこと事が多く書かれています。

 

女性面とはいえど、女性だけでなく男性が読んでも役立つ紙面です。家庭や社会において女性と協力していくということは必須ですから、女性の立場や抱えている苦労などを知っておくことはとても参考になります。

 

また女性、男性、双方の育児休暇などが取り沙汰される事の多い昨今、企業がどういった取り組みをしているのか具体例から学んでおくと、経営する立場としても、育児をする立場としても、役立つ知識になるでしょう。

 

株式欄は、特に株の取引をしている人たちが目を通すところで、理解するには専門用語や予備知識が必要になってきますが、ちょっとでも目を通しておくと、経済の動きが分かりやすくなります。また解説の入っているところもありますから、そういう解説を読んでおくと、より深く経済について理解することが出来ます。

 

新聞社によって、長年続いているコラムやコーナーなどもあります。朝日新聞の「天声人語」や日経新聞の「私の履歴書」、読売新聞の「編集手帳」などです。

 

日経新聞の「私の履歴書」は、社会や経済において大きな仕事を成した人たちの半生記というスタイルの連載読み物です。一カ月で一人を扱い、その人が直面した苦労や成功などの経験を丁寧に描いていながらも、一日あたりの文量はそれほどでもないので、翌日を期待しながら無理なく読む事が出来ます。

 

そうした起伏に富んだ半生記を読む事で、自分の人生についても改めて考えるきっかけになり、反省させられる事もある、面白く、身になるコーナーです。

 

他にも日経新聞には「経済教室」というコラムがあります。このコラムでは、経済について大学教授などの専門家が分かりやすく解説してくれるので、経済や株についてきちんと学ぼうという人にも、あまり詳しく知りたいという意欲は無いけれど少しは知っておいた方が良いかなという人にも、ぴったりです。

 

他には連載小説もよく掲載されていますし、短歌や俳句のコーナーを持っている新聞もあります。俳句などのコーナーでは読者の投稿が掲載されるので、採用されるのを楽しみに、そのコーナーを読んで勉強し、投稿する人が多くいます。

 

また広告にも面白みがある事を知っていると、新聞を手に取るのが楽しみになるはずです。新聞の一番下には、雑誌や本を中心とした広告が掲載されていますが、これらの広告からも社会の関心事についての情報を得たり、話題の本の情報を得る事が出来ます。

 

雑誌の広告の場合、目次や見出しまで書かれている上に、電車の中吊り広告と違って、あらゆる雑誌の広告が並んでいるので、新聞で扱われるような情報以外の社会の関心事、最も多いのは芸能情報などを、ぱっと見で知る事ができます。

 

こうしたとにかく多様な新聞社ごとの特色や紙面の違い、豊富なコラムやコーナーなどから、自分にあった新聞の面白さを見つける事が、新聞に親しみ、新聞を生活や人生に活かす第一歩になるでしょう。

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