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本の選び方が分からない人必見!自分に合う本を選ぶ10の方法

山積みの本

本を読んだほうがいいことは分かっていても、いざ実際に書店に行ってみるとどんな本を手に取ればいいのか分からず困ってしまった…という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

 

できれば最初に手に取った一冊目から、自分の目的にぴったりと合ったものであってほしいですよね。今回は、膨大な数の本たちの中から自分に合う本を見つけるための本の選び方を10パターンご紹介します。

 

【本の選び方1】おすすめの本を聞いて選ぶ

本の選び方が分からないという方は、まずはまわりの人に「おすすめの本は何ですか」と聞いてみることが大事です。

 

ただ、だれかれ構わずおすすめの本を聞いても、必ずしも求めているような素晴らしい本に出会えるとは限りません。聞かれた方も困ってしまうでしょう。

 

そこで、本をすすめてもらうならば、あなたの尊敬する人からにしましょう。尊敬する人というとやや仰々しい感じもしますが、あなたがただ単に普段の生活で「この人凄いな」と思えるような人で十分です。

 

勉強のできる友だちや知り合いの多い友達、優しい先輩、まじめな同級生、なんでも知っている先生…ときっとまわりには「凄いな」と思える人がいるはずです。

 

尊敬できる人というのは、あなたの興味をひく何かやあなたが自分には足りない、欲しいと思っている何かを必ず持っています。だからこそ、あなたの興味があるけど未だ出会えていない本をすすめてもらえる確率がぐっと高まります。

 

本をすすめてもらう人が決まったら、もう少し具体的におすすめしてもらいたい本を考えましょう。「最近一番面白かった本」「その人があなたの年齢の時に読んで面白かった本」「運命を変えた本」の三つをおすすめしてもらいましょう。ずばりこれらは、その人に影響を与えた本です。

 

これらの三冊の本を読むことで、最近のその人、過去のその人、その人そのものを、本を通して深く知ることができます。またそうすることで、客観的に自分とその人を比べることができ、どんなことが違って、自分はどんなことを考えているのかを再確認することができます。この作業は結果的に自分自身への成長につながります。

 

尊敬する人から本をすすめてもらうことで、あなたも進路や今後の人生の様々な選択を大きく変えることになるかもしれません。一冊の本と出会い、読書の楽しさを知って本の世界にのめり込んでいくかもしれません。

 

もちろん、おすすめしてもらった本を読み終えたら、おすすめしてくれた方へしっかりと感想を伝えましょう。

 

礼儀としてすべきということもありますが、この過程はあなたのためにも必要です。感想を相手に伝えることで、自分の中でしっかりと本の内容を整理することができますし、相手からフィードバックをもらうことで、一人では気づけなかった視点をえることも出来るでしょう。

 

【本の選び方2】お気に入りの読書ブログから選ぶ

「読書ブログ」というのをご存じでしょうか。いわゆる本の感想や批評を書き綴ったブログのことです。読書好きの一般人から、はたまた本ソムリエや書店員といった本のプロと呼ばれる人たちまで、全世界の色々な人たちが日々インターネットに本の感想を公開しています。人気の読書ブログには、一日何千、何万ものアクセスがあるそうです。

 

さらに読書ブログの形式も多種多様となっています。読んだ本の感想をひたすら紹介するものもあれば、恋愛小説やビジネス書、自己啓発本などのジャンルに絞って本を紹介するもの、本の良し悪しを五段階評価にして紹介するものなど、全ての読書ブログにブロガーの個性と工夫が感じられます。

 

お気に入りの読書ブログを書くブロガーは、いわば気の合う友達のようなものです。普段の日常の中でも気の合う友達からおすすめされたものが、自分の趣味に合うものが多かった経験はないでしょうか。気が合うということは趣味趣向が似ているとも考えられます。そんな人のおすすめする本ならば、きっとあなたのお気に入りの一冊になるはずです。

 

では、お気に入りの読書ブログやブロガーさんとはどのように出会えばいいのでしょうか。方法は簡単です。お手元にあるスマホの検索窓に「一番好きな本のタイトル(スペース)感想(もしくはブログ)」と入力してみてください。そうすれば検索の一覧にその本の感想を綴ったブログが表示されるはずです。

 

その中の気になったブログ記事をいくつか試しに読んでみてください。きっとその中にあなたと同じ感想を綴ってある記事があるはずです。共感できる感想を綴ったブロガーの読書ブログこそ、あなたのお気に入りの読書ブログになる可能性が高いです。

 

お気に入りの読書ブログ候補が見つかれば、あとはそこでおすすめされている他の本を読んでみるだけです。その本もあなたが面白いと感じられたら、その読書ブログはまさにあなたのお気に入りの読書ブログです。

 

ブックマークに登録して時々チェックをするのもいいですし、コメント欄に感想を書き込んで意見を交換し合うのも楽しい読書生活の一つになるかもしれません。

 

【本の選び方3】新聞や雑誌から本を選ぶ

一日約300冊の本が出版されていく中で、何の指標もなく自分にあった本を探し当てるのは至難の業です。せっかく買ったのに、求めていた内容とは違ったものを手に入れてしまうのはとてもがっかりしますよね。

 

読書ブログで本を選ぶのもいいのですが、もっと確実にお目当ての本を買いたいという人は新聞の書評や本の紹介雑誌を参考にすることをおすすめします。読書ブログは個人が匿名で運営していることが多いですが、新聞や雑誌の書評はその道の専門家が記名で記事を書いているので信頼度が高いためです。

 

新聞の書評がどこにいつ掲載されているのかご存知でしょうか。ほとんどの新聞には毎週日曜日に大きく読書面が掲載されているので、チェックしてみてください。

 

新聞の読書面には、ただランダムに本が紹介されているわけではありません。その時起きた事件や世論に即した本が多く紹介されていたり、古典の名作シリーズなどが、テーマを絞って紹介されていたりします。著作者のインタビューが一緒に掲載されていることもあります。

 

ただし大学の先生が書評を書いていることが多いため、少し難しい本が多く紹介されているのも覚えておくといいかもしれません。

 

新聞の良いところは、気になった記事を切り抜いて持っていけることです。これならば実際書店に行ってほしかった本のタイトルを忘れてしまった…といった失敗をすることなく、お目当ての本を買うことができます。

 

普段新聞を読む習慣がない人も、日曜日だけは新聞に目を通してみるといいでしょう。忘れてしまいそうな人は、新聞を読む習慣のある家族に「読書コーナーがあったら教えてね」と一言声をかけておくといいかもしれませんね。

 

新聞の他に、読書雑誌から本を選ぶのもおすすめします。『ダ・ヴィンチ』や『本の雑誌』といった月刊書が有名です。

 

本の雑誌では新聞とは違い、今流行の本や人気の本が、人気タレントのコメントや写真とともにヴィジュアル的に分かりやすく紹介されています。また大きな特集記事でテーマ別に絞られた本が紹介されているのも特徴的です。

 

普段ファッション誌で自分のスタイルに合った服を選ぶように、読書雑誌で自分に合った本を探すのもきっと楽しいはずです。

 

【本の選び方4】実際に書店に行って本を選ぶ

予め買う本を決めず、書店で気になったタイトルを見つけて本を買いたいと思う人もいるでしょう。このような行動は本を選ぶ醍醐味でもあります。

 

ただし、一つだけ注意が必要です。あなたは書店に行ったとき、いつも同じ順路で同じコーナーばかりをめぐってはいませんか。興味のあるコーナーばかりに足が向き、難しいビジネス書や政治経済の本があるコーナーは素通りしてしまっているかもしれません。

 

これでは、せっかく書店に行ったのに、あなたにぴったりの本との出会いのチャンスを自ら逃してしまっているのと変わりません。わざわざ書店に行ったら、まずは全部のコーナーをめぐるべきです。意外なところに思わぬ出会いが待っています。

 

よく、新聞を読む時は、記事の見出しだけを読めば十分だという人がいます。これは新聞の見出しだけをみれば、おおよその世の中の流れを把握できるためです。

 

書店の棚もまた、新聞の記事見出しと同じ役割を果たします。今どんなことが流行っていて、どんな問題が巻き起こっているのか、書店の全てのコーナーをめぐるだけでも、世の中の流れを把握して多くのことを知ることができるのです。

 

書店全体をめぐる時、特に興味のないコーナーではそこに飾られているPOPに目を光らせてください。今まであなたが手にとることのなかった本を、おすすめするコメントが書かれています。そのことにあなたは「なぜこの本が売れるのだろう?」という疑問を持つはずです。

 

この疑問こそが、あなたと新しい本との出会いになります。ぜひあなたの興味がない本が世の中で売れる理由を考えてみてください。有名な人が書いた本であったり、辛辣な内容が綴られる本であったり、本の売れる理由は様々です。この理由を考えることが今まで知ることのなかった本の、新しい魅力に気づくきっかけにつながります。

 

【本の選び方5】買うべきかどうか判断する

書店で気になる本を手に取った時、実際にレジまで持っていって買おうかどうかひどく悩んだ経験はないでしょうか。せっかく買ったのに選ぶべき本ではなかったら、嫌な気持ちになりますよね。そんな時三つのチェックポイントを押さえてしまえば、何も心配はいりません。

 

本を買おうかどうしようか迷ったときは、まず初めにはしがきをチェックしましょう。はしがきとはいわゆる「はじめに」の部分であり、自分と本の相性が一番分かりやすいところでもあります。

 

「はじめに」の部分にはその本の著者が、この本を通してどんな読者に何を伝えたいのかが簡潔に書かれています。この本に込められたメッセージが、「はじめに」を読むことで分かります。だからこそ、この部分を読んで面白いと感じられたならば、その本は自分にとってぴったりと合う本なのだと確信できるはずです。

 

逆に「はじめに」を読んで、1%も共感できず、数行読んでイライラするようならば自分に合わない本だと判断していいでしょう。きっと買ったとしても、読み進められず挫折してしまいます。ただし自分に合わない本を読むことで、自分の読書の幅が広まるかもしれないという可能性があることも忘れてはいけません。

 

続いてチェックするポイントは著者のプロフィールです。たいていの本では、カバーの折り返した部分に書いてあります。そこには著者の経歴や今までの著作が書いてあるので、これを読むことで著者がどんな人物かが分かります。

 

著者の経歴は、本の内容と一見関係のないように思えますが実は重要です。例えば世界旅行の楽しみ方について書かれた本の著者が、実際にバックパッカーとして世界を放浪した経験がある人なのか、それとも一度も海外旅行にいったことがなく世界旅行に興味がある人なのか、によっても読者に与える印象は随分違うはずです。

 

人は話の内容よりも、どんな人が話をしたかによってその話の受け取る印象を変えてしまいます。これは本の内容であっても同じことが言えるのです。

 

もし著者のプロフィールを読んで、あなたが少しでも興味をもったのならば、この本はあなたにぴったりの本だと考えてもいいはずです。本の内容にも興味がわくはずです。

 

最後にチェックすべきは、奥付です。奥付とは、本の最終ページにある出版社や出版日が記載されているページのことです。ここで重要なのは、その本が第何版まで発行されているか、いつ増版されているか、という点です。例えば「第3版」と書いてあれば、3回発行されたことになります。

 

この増版の回数が多く、ペースが速ければ速いほど、その本が人気のある本だということが分かります。ベストセラーの作品は本の表紙に「10万部突破」などと書かれていますが、世の中でベストセラーとなる本は極わずかです。

 

ベストセラー作品以外の本の人気を知る1つの指針として、この奥付の存在を知っておくといいでしょう。ただし専門書や学術書などは対象となる読者層が限られるため、増刷がないことの方が多いことも覚えておきましょう。増版回数が多ければ必ずしもいい本かと言えば、その限りではないのです。

 

【本の選び方6】アマゾンで賢く本を選ぶ

最近は書店に行って、本を買う人は少なくなってきています。アマゾンなどの便利なweb書店を利用する人が増えてきているからです。しかしこのweb書店を利用する時に、注意しなければいけないこともあります。

 

まずアマゾンなどのweb書店を利用する時に、検索が非常に難しい時があります。欲しい本を確実に手に入れるためには、正確なキーワードを入力する必要があります。

 

試しに「読書法」で本を検索してみてください。3000冊以上の本がヒットするはずです。次に「読書術」で検索をしてみてください。そうすると、今度は1000冊以下の本しかヒットしません。(2018年4月現在)

 

「読書法」と「読書術」、似たような言葉でも検索数にこれだけ差が出てしまいます。また読書法でヒットした本全てが読書術でもヒットするとも限らず、知らず知らずのうちに本との出会いを失っている可能性があります。

 

さらに言えば、アマゾンなどのweb書店では、実際に手に取って本を試し読むことができません。そのため本の内容を知るためには、簡潔にまとめられたあらすじや、匿名の読者のレビューに頼らざるを得ません。

 

本の内容くらい、商品の紹介ページを見れば分かると思うかもしれません。実際に何冊かお手持ちの本を検索してみてください。きっとその内容が予想もできないほど簡潔にまとまった紹介文が載っているはずです。

 

「社会学の初心者向けに楽しく経済を解説した本」と紹介された本が、実際に開いてみると専門用語ばかりの小難しい内容でいっぱいだった、なんてことは日常茶飯事です。

 

アマゾンなどのweb書店に掲載されている読者レビューは、個人の感想に過ぎません。そこからおおよその内容はつかめても、あなたに合った内容かどうかを判断するのは難しいはずです。また匿名という特徴から、読んでもいない本を酷評する「荒らし行為」が新在することも忘れてはいけません。

 

自分に合った本を手に入れたいならば、やはり実際に本を手に取って目を通すのが最善の策でしょう。どんなに余裕がなくても目次にはしっかり目を通したいものです。新聞記事の見出しと同じく、目次をみればその本の大枠を理解できるからです。

 

余裕があるときは、しっかり本文にまで目を通しましょう。本文を読めば本の内容から主張、著者の文体の癖まではっきり分かり、購入後にがっかりするリスクが減ります。特に同じテーマの本が幾つもあるときは、その場で本文を読み比べて最も自分に合った本を手に入れることができます。

 

アマゾンでは一部中身をみる機能もありますが、それだけでは不十分なことが多いです。だからこそやはり、自分に合った本を選ぶには書店に行くのが一番なのです。

 

しかし、アマゾンなどのweb書店が全て悪いわけではありません。先にも述べましたが、アマゾンなどのweb書店は使い方さえ間違えなければとても便利です。

 

例えば書店で欲しい本が在庫切れで、すぐに手に入らなかった場合は、アマゾンなどのweb書店を利用するとよいでしょう。web書店の最大の利点はその膨大な在庫数です。在庫がありさえすれば、翌日には手に入れることができるでしょう。

 

またアマゾンの「この商品を買った人はこんな商品も買っています」という、関連商品を表示する機能も活用したいものです。ここには自分と興味関心が似ている人の購入履歴をもとにして、おすすめの関連商品が掲載される仕組みになっています。次の一冊を決める時の一つの指標にすると面白くなるでしょう。

 

同じく「この商品を見た後に買っているのは?」の機能も要チェックです。前者とは少し異なり、内容や傾向の近い商品がピックアップされています。また「リストマニア」という機能もトピックに関連した商品がリスト化されているのでみてみるといいでしょう。

 

もしある本を読んで面白いと感じたら、アマゾンなどのweb書店のページを見てみるといいでしょう。次の一冊の候補が見つかるかもしれません。

 

【本の選び方7】図書館で借りようと思う本は読まない可能性大

本の入手方法は大きく分けて二つあります。図書館にて無料で借りる方法と、自分でお金を払って購入する方法です。自分に合う本を見つけたいならば、断然後者をおすすめします。特に読まなければいけない本や、内容の難しい本こそ、自分でお金を出して買うべきです。

 

確かに図書館で本を借りれば、家に本が増えず、無料なので経済的にも助かります。しかし、借りたもののため、必ず返却期限があることに注意しなければなりません。

 

難しい本はもともと読むのが厄介で、読書スピードも上がりません。途中で飽きてしまうかもしれませんね。そんな時、図書館への返却期限がきてしまったら、あなたは延長手続きをして続きを読もうとするでしょうか。きっと多くの人が読んでいる途中のまま返却して、二度とその本を開くことはないでしょう。

 

一方、自分で購入した本ならば、どれだけ時間をかけても自由です。時間をかけてゆっくり読み進めることはもちろん、部屋の隅において積読することも可能です。手元にいつまでもおいておくだけでぐっと、本を読破する可能性はあがりますね。更に読み終えた後でも知識の確認のためにいつでも読み返すことも可能です。

 

さらに図書館の本は公共の財産なので、汚すことはできませんが、自分で購入した本なら汚したい放題です。気になった箇所に線を引いたり感想を書き込んだりもできますし、コーヒーの染みを気にすることなく読書を楽しむことも出来ます。

 

そのようにして読んだ本は、緊張することなく深い理解を持って読み終えることができます。気分もよく、内容も良く理解できてとてもいい読書体験になるはずです。

 

図書館の本は無料ですが、自分で購入した本はどんなに少額でも身銭を切っていることも本を読み終える重要なファクターです。途中で読書を挫折しそうになった時は、本の表紙に印字されている定価を見るといいでしょう。もったいない、という気持ちが湧き出て読書欲がわくかもしれません。

 

【本の選び方8】読書の黄金比に従って本を選ぶ

本を選んだ時、その本はたいてい「読みたい本」と「読まなくてはいけない本」に分類されます。このことを意識することであなたの読書体験は、とても変わります。

 

読書術の古典である『本を読む』の著者であるM・J・アドラーとC・V・ドレーンは「読書の目的は三つある」と言いました。彼らは読書の目的を「娯楽のため」「知識・情報の収集のため」「理解・洞察を深めるため」の三つに分類しています。

 

娯楽のために読書をするときは、読みたい本を読むべきです。自分の興味があるテーマの本や読んでいてストレスを感じずに読み進められる本が「読みたい本」です。知識・情報収集のため、理解・洞察を深めるための読書をするときに読む本が「読まなくてはいけない本」です。

 

知識・情報収集のための読書は、ビジネス書や新書が向いています。幅広い知識を手に入れるためには、じっくり読む必要はなく、とにかくたくさんの蔵書に目を通すことが大事です。

 

理解・洞察を深めるための読書は、一つのテーマについて書かれた本を複数冊読むことで行われます。いわゆる「テーマ読書」と呼ばれるもので、学校の課題にも用いられています。

 

三つのうちで、知識・情報収集のための読書や、理解・洞察を深めるための読書は、楽しいだけではありません。自分に馴染みのない難しい本を読む時間は苦痛であり、体力と集中力が必要です。だからといって、楽しいだけの読書をしていては、知識の幅は広がらず、情報も偏っていきます。

 

どちらもバランスよく読み進めるには、読みたい本と読まなければいけない本のバランスを7:3にすることです。これが読書の黄金比です。

 

最初のうちは、読書の楽しさを知るために10:0のバランスでも構いません。だんだんと読書の習慣がついてきたなと感じたならば、読まなくてはいけない本にもチャレンジしていきましょう。ゆくゆくは全体の30%を占めるように読書量を増やしていきます。

 

30%を占めるようになれば、読書からたくさんの知識を得られるようになります。そのころには興味のアンテナも高くなり、今まで読まなくてはいけない本だと思っていたものがいつの間にか読みたい本に変わっていることもあります。

 

【本の選び方9】本を選ぶ前にお金を払う

本をあまり読まない人が挙げる理由として、「本を買うお金がない」というものがあります。しかしこの理由を挙げる人の多くは、毎月洋服やゲームにたっぷりと使いこんでいる場合がほとんどです。こう人たちは本以外のことにお金を使いすぎているのです。

 

そんな人たちにおすすめなのが、図書カードです。毎月初めに書店のレジで図書カードを買ってください。強制的にお金を図書カードに変えることで、自然と毎月一定量本を手に入れる習慣が出来上がり、読書量も増えるはずです。

 

さらに言えば、毎月購入する図書カードはその月の内に使い切るといいでしょう。残高が残っているのならば普段読まないジャンルの本を購入するのがおすすめです。最初から本に使うお金を確保しているので、最低限欲しい本だけでなく、普段興味を持たないジャンルの本まで手に取ることもできるのです。

 

【本の選び方10】自分の力で本を選ぶ

ぜひ「読書リスト」を作成してください。読んだ本、読みたい本をリスト化することで、もっと読書習慣が身に着くはずです。ただ本を読むだけでなく、文字に表すことで記憶に定着しやすいなどの様々なメリットが生まれます。リストを作ることで、書店で読みたい本のタイトルが思いだせないという心配もなくなります。

 

読んだ本のリストを作ると、今まで気づかなかった読書のジャンルの偏りに気づくはずです。これにより自分の興味・関心のあるジャンルと、そうでないジャンルがはっきりとして今後の読書計画の指標を持つことができます。また読み始めた日付と、読み終えた日付を記しておけば自分の読書ペースも分かるようになります。

 

読んだ本リストを作成したら、今度は読みたい本リストを作成します。この時読んだ本リストで分かってきたジャンルの偏りを参考にして、今月は〇〇のジャンルを三冊読む!といった目標を立てるのもいいでしょう。その際には同時に分かっている読書ペースなども踏まえて考えると、より実現可能な目標を立てることができます。

 

このような読書リストを作成していくと、次第に数が増えて、その数が自分への達成感や自信につながっていきます。例えば難しい本にあたってしまい挫折しそうになった時でも、これだけの数を読み進めてきたのだという自信があれば、読書へのエネルギーを失うことはありません。

 

また読んだ本のリストに、その時の感想を記すのもいいでしょう。感想を文字に起こせばより理解が深まりますし、後に再読したときにリストの感想と比べてまた新しい気づきが生まれるかもしれません。

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