正しい知識を持ってインフルエンザ感染を防ごう

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インフルエンザに感染した子供

毎年流行するインフルエンザ、風邪と似た症状ながら風邪よりも苦しむことが多く、重症化する恐れもあるので、インフルエンザの感染は何とか防ぎたいものですね。正しい知識を身につけてインフルエンザから身体を守りましょう。

 

1シーズンに何度もインフルエンザにかかることもある

インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって感染する病気です。インフルエンザは大きく分けて、季節性インフルエンザと新型インフルエンザの2つがあり、毎年流行するのが季節性インフルエンザです。

 

季節性インフルエンザはウイルスによってさらに分類され、インフルエンザウイルスA、B、およびCの3つがあります。この中でも主にインフルエンザウイルスAとBが流行しています。

 

インフルエンザA型自体もたくさんの種類に分けられ、その数何と144種類もあります。その中でも世界中で繰り返し大流行しているのが、香港型(A/H3N2)とソ連型(A/H1N1)です。この2つのウイルスの特徴として、突然変異しやすいというものがあります。つまり、流行するたびに今までと違った性質になるということです。

 

インフルエンザにかかったことがある人は、そのウイルスの抗体はできますが、突然変異を起こしたウイルスとなると性質が変わっているので、体はそのウイルスに対抗できません。そのため、過去にインフルエンザにかかったとしても違う年に再度感染し、大流行するということが起こるのです。

 

一方B型インフルエンザウイルスは、大きく分けると2種類あります。山形型とビクトリア型の2つですが、そこからさらにたくさんの型に分けられます。

 

では新型インフルエンザはどういうものかというと、抗原体が季節性インフルエンザとかなり違っているものになります。2010年には世界的に大流行し、死亡例が相次いだため、覚えている方も多いことでしょう。

 

新型インフルエンザについては、免疫を持っていない人がほとんどなので、感染がどんどん広がっていきやすいです。さらに、持病がある人や、抵抗力の弱いお年寄りや小さな子供などが新型インフルエンザにかかると、肺炎になったり脳症になったりと重症な合併症を起こす可能性が高まります。

 

日本においては、インフルエンザA型(特に香港型とソ連型)とB型は同じような時期に流行します。ですから、シーズン中にA型インフルエンザに2度感染することもありますし、A型、B型双方のウイルスに感染したりすることが起こります。その上、新型インフルエンザも同時期に流行すると、2回どころか3回インフルエンザになってしまうことすら起こり得ます。

 

つまり、今シーズンはインフルエンザになったから、もう感染しないだろうなどと考えていてはいけないというわけです。

 

インフルエンザで苦しまないためには

インフルエンザは普通の風邪と違って、高熱や頭痛、関節痛、倦怠感などの全身症状が強く表れるのが特徴です。簡単に言えば、風邪に似ていながらも風邪よりもずっとつらい症状があるということです。その上、時には重症化して肺炎や脳症を併発することもあるので要注意です。

 

インフルエンザで苦しまないためには、やはり予防接種をするのが一番です。ウイルスの病原菌となっている部分を化学処理することで、感染症を起こす力をなくしたものを不活化ワクチンと言いますが、日本で使われているインフルエンザワクチンもこの不活化ワクチンの一つです。

 

インフルエンザワクチンを接種しても、100%感染を予防することはできないのですが、重症化したり合併症を引き起こしたりすることを防ぐのに有効です。

 

インフルエンザワクチンは、その年度に流行すると予想されるインフルエンザウイルスの型に合わせて作られます。平成28年度のインフルエンザワクチンは、新型インフルエンザ、季節性インフルエンザA香港型、季節性インフルエンザB山形型、季節性インフルエンザBビクトリア型の4つに効果がある「4価ワクチン」となっています。

 

「去年インフルエンザの予防接種をしたから、今年はもうしなくていいだろう」というのは間違いです。なぜなら、インフルエンザの予防接種の効果は5か月ほどしかもたないからです。つまり、インフルエンザを予防したいなら、毎年予防接種をする必要があるということです。

 

インフルエンザは例年、12月から3月末頃まで流行が続きますが、2016年は例年よりも早くインフルエンザの流行が始まっています。東京都では2016年11月24日に流行開始宣言が出されました。ワクチンを接種してから効果が表れるまでにおよそ2週間と言われています。まだの方は、インフルエンザに感染する前に接種を検討しましょう。

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