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片付けのしつけを脳科学で考える

片付け上手な子供

子供が片付けをしない!これは、親の悩みの筆頭にあげられるものの一つかもしれません。自分から片付けないどころか、片付けなさいと言ってもなかなかやろうとしない。挙句の果てに「どうして片付けなければいけないの?私の勝手でしょ!」などと言い返されてしまうことも…。

 

子供に片付けのしつけをするには、どうしたらよいのでしょうか。いろいろな工夫があげられますが、脳科学の視点から見ていきたいと思います。

 

脳を鍛えるためにも幼児期から片付けの習慣を

子供に片付けを身に付けさせるのはなかなか大変です。でも、あきらめてはいけません。なぜなら、片付けをすると脳の前頭前野のワーキングメモリという部分を活性化させることができるからです。

 

物を片付けるには、出したものを元の場所に戻さなければいけないので、始めにどこに置いてあったかを覚えておかなければなりません。この、ちょっと前のことを記憶しておく役割を担うのが、ワーキングメモリなのです。

 

さて、片付けの習慣をつけるには、3~4歳の頃がベストな時期です。なぜなら、この頃は何でも一人でやりたくなる時期ですから、「どうして片付けなんてしなければならないの?」などと思うことなく、素直に取り組むことができるからです。大きくなってしまってからだとなかなかスムーズにはいきません。

 

この時期であれば、親が片付けを実際にやって見せ、それを真似させることで、片付けの理由を言葉で説明しなくとも「遊んだら片付ける」「お片付けはこうやってするもの」ということを体で覚えさせることができます。

 

片付けの練習は、おもちゃから始めるのがおすすめです。言うまでもないことですが、子供が片付けやすいようにするには、収納ボックスは持ちやすい形状のもので、子供が簡単に取り出せるようなものにしなければなりません。自分で片付けにくいところにものがあるのでは、一人で片付ける習慣は身に付きませんので…。

 

おもちゃの片付けは、遊びながらやるのが一番です。親と子供とで、どちらが早く片付けられるか競争したり、ごっこ遊びのように親がおもちゃになりきって「お家に帰りたいなあ」と言ってみたり…。これなら片付けも楽しく取り組めるでしょう。上手にできたら、ぜひたくさんほめてあげてくださいね。

 

大きくなってからしつけようとすると、どうしても「片付けイコールやらなければならないこと、面倒なこと」という風になってしまいがち。でも、ごく幼いうちから遊び感覚で取り組めば、楽しみながら片付けの習慣がつきますよ。

 

また、おもちゃの後片付けではないですが、食事の後の食器の片付けも、ぜひ子供にやらせたいことの一つです。もちろん、大人がやった方がはるかに安全で早いのですが、そこをぐっとこらえてやらせてみてほしいのです。なぜなら、このお手伝いも子供の脳を鍛えるのにとても良い行動だからです。

 

食器は落としたら割れるものもあります。ですから、落とさないように気をつけて運ばなければなりません。この、注意しながら運ぶということが、脳を鍛えてくれるのです。さらに、食器を洗うのは手先を使う活動であり、それもまた、脳をとても使う作業なのです。

 

子供にやる気を持たせるには、ちょっとした言葉かけが重要です。「忙しくて困ったな。○○ちゃんが食べ終わった食器を運んでくれたら、とても助かるんだけど、お願いできるかな」などと、お願いする形で誘ってみると、親を助けることができるということが喜びとなり、子供を「よし、やろう!」という気持ちにさせるのです。

 

さらに、運び終わった後には「助かったよ!ありがとう!」と感謝の気持ちを伝えるのも忘れずに。落とさずに運べたら、ぜひたくさんほめてあげてください。食器を洗うことができたら、感謝やほめ言葉だけでなく、「食器がきれいになって気持ちいいね」という言葉かけもしてほしいものです。

 

幼児の頃は、親子の関係が密接です。ですから、上手にやれば片付けだけでなく、様々な生活習慣を簡単に身に付けさせることができるのです。

 

大きくなってしまった子供に片付けの習慣をつけさせるには

子供に片付けや手伝いの習慣を身に付けさせるには、幼児期が最もよい時期です。この頃に上手にやらせてあげれば、子供も素直に取り組むので、身に付きやすいのです。これが小学生ともなると、声をかけてもなかなか片付けようとしなかったり、「どうして片づけなんてしなきゃいけないの」などと屁理屈を言ったりすることになってしまいます。

 

ですが、「小学生だからもう片付けは身に付かない」などと思わないでくださいね。こうなってからでも方法はあります。それは、片付けないからと言って親が何でもやってしまわないようにすること。つまり、子供が片付けるまで放っておくのです。

 

もしくは、片付けなければ自分が困るという状況を作るのも良い方法です。ご家庭によっては、リビングのちゃぶ台で食事をとるというお家もあるでしょう。その場合はおもちゃや本がそのちゃぶ台の上に出しっぱなしだと、食事の支度ができません。そんな時には、出しっぱなしになっているものを、子供が食べる場所に集合させましょう。そして他の家族は食事を始めるのです。

 

こうなってしまっては、片付けないわけにはいきません。ちゃぶ台の上の自分の玩具を片付けないことには、食事をとることができないのですから。この方法であれは、親が叱ることも代わりに片付けることもしなくてよいのです。その上、子供は「片づけをしないと困るんだな」と学習し、自ら片付けるようになるわけです。

 

片付けに限らず、子育てのいろいろな“しつけ”はいつからでも始められます。親が何でも手出しをしてしまっては、いつまでたっても子供の自らやる力は育ちません。叱ったり手出しをしたくなるのを辛抱して、子供が自ら動けるように工夫してみましょう。

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