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現代の子供たちの辛い気持ちに共感するために

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辛くて悩む生徒

子供の気持ちを理解したいと思うのは、親として当然のことです。しかしその前に、しっかりと分かっておかなければならないことがあります。それは、今の子供たちが抱えている心の辛さです。その辛さとはどんなものか、それを共感するにはどうしたらよいか、ご一緒に考えていきましょう。

 

未来に希望が持てない辛さ

昔に比べて今は、ものが豊富にあふれています。手に入らない苦しみは、ほとんどの子供が感じていないのではないでしょうか。しかしその代わり、子供たちが手に入れづらくなっているものとして「希望」が挙げられます。

 

子供というのは、未来に生きる存在です。だからこそ、希望がなければ生きるエネルギーを持つことができません。希望がない世の中は、子供にとっては生きるのに困難な社会であると言えるでしょう。

 

希望が見えない社会にいる子供たちは、目指すべきところが見えず、ひたすら自分の心の中にばかり意識を向けています。目標を持てず、どうやって生きていったらよいのかと悩み続けているというわけです。これは大変辛いことです。子供たちを取り囲むこのような状況や、その中にいる子供たちの心境を理解しないことには、子供の気持ちを本当の意味で理解することは不可能です。

 

子供と親との感覚の違いを理解して

学歴がものを言うかつての時代では、勉強さえできれば良い大学・良い会社に入ることができ、幸せになることができました。むろん、社会的に非難されるような行動をするわけがありませんでした。

 

しかし今では違います。大きな企業が次々と倒産し、エリートと呼ばれる人たちの不祥事がどんどんと暴かれ、かつての学歴がすべてという考えが成り立たなくなってきています。ですから、高校生が自分の進路を選択すべき時期が来ると、将来に明るい光が見えず、勉強がいくらできても何の役にも立たない現実を目の当たりにして、パニックを起こしてしまうのです。

 

一生懸命勉強して成績を上げても充実した気持ちにはなれず、未来にも希望の光が見えない…今の子供たちはそんな状況下にあります。実際、大人たちからほめられる良い子や成績が良い子というのは、今の子供たちにとってはあまり魅力的ではないという結果が出たアンケート調査もあります。親世代との価値観の差が大きく開いていると言えます。

 

また、子供たちが情報を受け取ったり発信したりする力はどんどん進歩していて、その力は大人をしのぐほどです。子供の能力が大人を越えるようなことは、歴史的に見てもいまだかつてないことです。

 

親世代の子供の頃と、今の子供たちとの間には大きなギャップがあります。価値観が大きくずれているわけですから、当然両者はぶつかり合います。それがもとで子供たちのイライラ感が高まったり、キレてしまったりすることもあります。

 

何が正しいことなのか、何を信じればよいのかわからない現代社会では、子育てにおいても「これが本当に正しいことなのだろうか」と親自身も迷うことが多くなります。そんな今の世の中において、親は子供との世代間ギャップをしっかりと意識することが、子供の気持ちを理解するうえで必要不可欠なことなのです。

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