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緊張とイライラを解消して100%の力を出す

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緊張している男性

ビジネスシーンの中で大事な商談やプレゼンテーションの当日、一生懸命準備してきたにも関わらず緊張や焦りに支配されて100%の実力を発揮できずに悔しい思いをしたことはないでしょうか。そんな自分にイライラして、気分が落ち込んでいたりしませんか。あなたのその悩みは、今から説明するちょっとした工夫で解消できるのです。

 

水を飲めば緊張から解放される

大事な商談やプレゼンテーションの場についたとき、必要以上に提供された飲み水に手が伸びてしまったという経験はないでしょうか。緊張しているときに飲み水を摂取したいという欲求は誰もが持っているものです。飲み水で喉を潤おすことは、言葉がスムーズに出るだけでなく、あなたの体にとってより良い効果をもたらします。

 

そもそも人が緊張している時、体はどのような状態になっているかを知りましょう。ここで重要になってくるのが「自律神経」です。

 

私たちの体の機能は、「自律神経」と呼ばれる神経によって調整され、常にベストな状態でいられるようにバランスを保たれています。呼吸や心臓の動きといった生命活動に欠かせないものを始め、胃や腸による消化活動、汗の分泌による体温調節など、これらすべてが自律神経の働きによって管理されています。

 

自律神経をもう少し細かく分類すると、交感神経と副交感神経の二つに分けることができます。

 

交感神経は自律神経のうち、昼間に活発に働くものを指します。心拍や血圧を上昇させるなどして、人がより活動的に動けるように体の状態を調整していきます。一方で副交感神経は夜間に活発に働き、心拍や血圧を低下させることで体を休息の状態に保っていきます。

 

この二つの神経のうち、常にどちらか一方のみが活発に働いている状態が続くことを「自律神経が乱れている」と言います。理想はそれぞれの神経が適した時間帯や状態で交互に優位となり、どちらもバランスよく働いている状態が続くことです。

 

さて緊張していると、顔が強張り、交感神経が活発に働きだして血流が悪くなってしまい、呼吸が浅くなり、汗をたくさんかいてしまいます。そのような自分を見ると緊張を自覚して、余計に頭が真っ白になってしまうこともありますね。これは脳に十分な血液が巡っていないために、思考が上手くできないからです。

 

イライラや緊張を感じた時、スイッチを切り替えるように気分を変えられたらいいですよね。しかし現実ではそう上手くはいきません。むしろ気分転換しようとすればするほど、イライラや緊張が増大してしまうでしょう。そんな状態で行う商談やプレゼンテーションが、上手くいくはずがないと容易に想像ができますね。

 

人間は感情に大きく影響される生き物です。緊張や焦り、怒りを全く感じないでいることは不可能です。では、緊張せずにベストコンディションで商談やプレゼンテーションに臨むにはどのような方法をとればいいのでしょうか。その方法の一つが、ずばり「水を飲むこと」なのです。

 

緊張に支配されそうになった時には、ひとまず水を一杯飲んでみましょう。それも一気に飲み干すのではなく、ゆっくりと体の隅々にまで水を行きわたらせるように飲んでみてください。そうすればおのずと交感神経の高ぶりはおさまりをみせていきます。

 

水を飲むことで胃腸が刺激されると、副交感神経の働きが活発になっていき、交感神経の活動はおさまり、自律神経の乱れが小さくなっていきます。また血流が良くなるため脳の働きも正常に近づき、より冷静な思考判断が出来るようになるのです。そうすることで自然と気持ちも落ち着いてきます。

 

もし近いうちに聴講者として、誰かのプレゼンテーションを見る機会があったら、プレゼンターの動きを注視してみてください。緊張しているプレゼンターほど、水をよく飲んでいるはずです。例えばそのプレゼンターが先に述べたような知識を知らなかったとしても、体が無意識にバランスを取ろうとして水を欲しているはずです。

 

緊張だけでなく怒りや苛立ち、焦りといった感情も、自律神経の乱れを引き起こす原因となります。そしてこれらの感情に支配されそうになった時もまた、水を飲むことで同様の効果を期待することができます。

 

さらに、感情に支配されることがなくとも、水は意識的に飲むように心がけるといいでしょう。大人が健康な体を維持するためには、一日2~3リットルの水を摂取する必要があると言われています。

 

水を積極的に摂取することで、必要な水分を補給するだけでなく、胃腸が刺激されて、副交感神経の働きを高めていきます。そうすることで便秘の解消や血流の良い流れを維持できるため、体の調子が整っていきます。

 

人は脱水症状になると、電解質のバランスを崩す前に、副交感神経の働きがとても悪くなり、血管が収縮してしまうことで気持ち悪さを感じます。こういった点でもこまめな水分補給は、自律神経のバランスを整え、血流の流れを保つためにも、必要不可欠だと言えるでしょう。

 

色と香りを変えれば、イライラしない

感情による自律神経の乱れを防ぐ方法として、普段の生活の中で使われている色や香りを変えてみるのも一つの手です。このどちらも自律神経の乱れを引き起こす要因となり得るからです。

 

最近、駅のホームでは青い色の光をよく目にする機会があるのではないでしょうか。青い光を照射することによって、人々の心に落ち着きを持たせ、電車への飛び込み自殺を防ごうという狙いがあるからです。

 

一般的に青色や緑色は精神を落ち着けて集中力を高める効果があると言われています。反対に赤色や桃色は気持ちを高揚させると言われています。

 

青色や緑色は副交感神経の働きを活発化させる作用があります。そのため緊張や怒り、焦りから解放されたいと思うのならば、これらの色のものを見の周りに置くのが効果的でしょう。もし手元に該当するものがなければ、窓の外の草木の緑を見るだけでも気持ちが変わるかもしれません。

 

赤色や桃色は交感神経の働きを活発化させる作用があります。もし気持ちが落ち込んでいて自分自身を高ぶらせたいという願いがあるのなら、装いの一部にこれらの色を取り入れるのがいいかもしれません。

 

もしあなたが今、理由もなく感情に支配されてこまっているのならば、一度身の回りのものや自分の服装の色に注視してみるといいでしょう。

 

また季節のイメージに合わせて部屋の小物の色を変えてみるのもおすすめです。夏ならば涼しげな寒色系、冬ならば温かみのある暖色系の小物を揃えると、体感温度が上下して、自律神経も整っていきます。

 

女性に人気のアロマテラピーが実証するように、香りにも自律神経の乱れを整える効果があります。好きな香りを嗅ぐことで副交感神経の働きを活発化させることができます。

 

時間をかけて本格的なアロマテラピーを受けられるのが一番理想的ですが、忙しい社会人にはそれも難しいかもしれません。そんな時は自分のお気に入りの香水をつけてみてください。それだけでも副交感神経の働きはアップします。

 

一般的にはラベンダーなどの香りに鎮静作用があると言われていますが、あまりとらわれることなく好きな香りを身につけましょう。これは色にも共通して言えることですが、自分の心地よい状態に身をゆだねることが最も自律神経の乱れを整えるのに効果的です。

 

音楽で自律神経を整える

スポーツの中継映像を見ていると、選手たちが準備運動やストレッチを行いながら音楽を聴いている姿をよく目にします。この光景は自律神経を整えるという観点から見て、とても理にかなった行動です。

 

スポーツ選手がベストな成績を残すためにも、自律神経を上手にコントロールするのは欠かせないスキルの一つです。実際近年では医学的見地の観点から自律神経に注目したトレーニングを行っている選手も少なくありません。

 

普段から交感神経が高い傾向にある選手には、副交感神経を高めるように働きかけることで試合中の冷静な判断が可能となり、致命的なミスや怪我の誘発を防ぐことができます。反対に副交感神経が高い傾向にある選手には、交感神経を高めることで試合中にいつもよりも多くパワーを発揮できる可能性が飛躍的に上がるのです。

 

そして、このような自律神経をコントロールする方法の一つとして、選手たちは「音楽を聴くこと」を行っています。アップテンポの曲を聴けば交感神経は高まり、ローテンポの曲を聴けば副交感神経が高まります。

 

みなさんの日常の中でも、こういった経験はあると思います。気分が落ち込みがちな時には自然とアップテンポの曲を選択し、リラックスしたい時にはネイチャーサウンドやヒーリングミュージックと呼ばれるような曲を求めがちなのではないでしょうか。

 

感情の高ぶりをネイチャーサウンドやヒーリングミュージックが鎮めるということは、実験ですでに実証されています。ヒーリングミュージックを聴いた人で、聴く前には交感神経が全体の6割を占めて活性化していても、ヒーリングミュージックを聞いた後では副交感神経が7割を占めて活性化し、10分間も持続していたという結果があります。

 

大事な商談やプレゼンテーションの前にどうしても緊張を解きたい時、仕事中にイライラしてどうしようもない時には、思い切って一度その場を離れヒーリングミュージックを聴くのも、感情からの支配を逃れる良い方法です。自律神経を整えてからの作業は、格段に効率も成果も上がるでしょう。

 

今すぐ出来るイライラ解消の2ステップ

これまでに紹介してきた方法の他にも、イライラ、緊張、焦り、怒りと言った感情の支配から逃れる方法は存在します。

 

正しい姿勢を心がけて生活するだけでも、怒りの感情の支配から逃れることはできます。正しい姿勢でいると体の中で気道がしっかりと確保され、深い呼吸をすることができます。

 

深い呼吸をすることで体内には、十分な空気が取り込まれます。また筋肉や骨が正常な位置に保たれるので体への負担が減っていきます。そうすることで血流もよくなり、細胞の隅々まで酸素が行きわたり、自律神経が乱れにくい体内環境になるのです。

 

呼吸の仕方にも気をつけるといいかもしれません。3分間、息を吸う時間と吐く時間の比率に意識して、1:2程度になるようにしてみましょう。ゆっくり息を吐いて胸腔に圧力がかかることで、副交感神経が活発になるという効果が見込めます。副交感神経が活発化すれば、怒りによって活発化した交感神経も静まり、自律神経は安定化します。

 

平日の仕事帰りや休日に、マインド・フルネスヨガに挑戦するのもおすすめです。心を落ち着かせる音楽を聴きながら、呼吸や体の動きに意識を向ける時間を持ちましょう。ゆっくりとした動作を行うことで全身に血が巡り、ループする感情の支配からも抜け出せるはずです。

 

このような方法を意識的に、普段から取り組むことでみなさんはベストコンディションでパフォーマンスを行うための土台を手に入れることができます。どれも難しいことはありません。一度試してみてはいかがでしょうか。

 

最後に、今すぐにでも出来る感情の支配から逃れられる2つのステップをご紹介します。

 

まずは、プレゼンテーション会場や試験会場といった緊張が生まれそうな場所に訪れた際に実践してほしいことです。会場に入ったら真っ先に時計を探しましょう。こういった大きな会場にはたいてい壁に時計が設置されています。

 

ここで大事なのは、この行動の目的が「時間を確認することではないこと」です。時計は実際に見つからなくてもかまいません。一瞬でも今支配されている、緊張やイライラといった感情から意識を引き離すことが大切なのです。

 

感情からの支配から意識を引き離すことができたら、もう心配はありません。落ち着いてこれまで準備してきたことの成果を発揮しましょう。体は100%の力を出す準備が出来ています。

 

また手首をトントンと軽くたたいてみると、副交感神経の働きが活発になることも覚えておきましょう。薬指や中指で軽くたたくことで不思議と緊張や焦り、怒りは収まっていきます。

 

もしくは指先で太ももやひざなどをたたいても同様の効果があります。体を触るのに抵抗のある場面でしたら、テーブルや椅子をたたいても問題はありません。

 

大事なのは一定のリズムを作り出すことです。一定のリズムと、トントンという音に合わせてあなたの副交感神経が活発になり、自律神経はバランスのいい状態へと変わっていくはずです。

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