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良い眠りを手に入れて、心地よい夢をみませんか?

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睡眠中に夢を見る

二度寝をしている時、よく夢を見ませんか。夢の続きを見たり、夢をコントロールしたいとは思いませんか。科学的に解明されていない「夢」ですが、面白い現象・仮説が沢山あります。夢について深く知る事で、夢使いになってみませんか。

 

二度寝で夢の続きが見れるかも?

いい夢を見て目が覚めた時に、もうちょっと続きが見たいと思ったことはありませんか。現実離れしたような夢、昔の友人に会った夢、冒険をする夢・・・など、気持ちの良い夢を見ている時に、ふっと目が覚めてしまった経験はありますか。

 

その夢の続きを、二度寝をする事で、再び見る事が出来た人が多くいます。夢うつつの状態で、もう一度あの場面に戻りたい!と思う純真な心が見せているのかもしれません。夢うつつの世界は、大人の人でも抜け出す事が出来ない恍惚感と安心感に溢れています。

 

寝る人の中には、夢を見ないという人もいます。しかし、人は何度も夢を見ています。寝ている人を一定時間毎に起こし、その時見ていた夢を聞くと、1日で10回以上夢を見ていたという実験結果があります。

 

では、なぜ朝起きると10回も夢を見ていたはずなのに、忘れてしまっているのでしょうか。その答えは脳にあります。脳は時に記憶の整理を行い、不必要な記憶は削除しています。仕事の記憶・勉強の記憶・日常生活の記憶など、必要なものから覚えるようにしています。

 

夢はどうでしょうか、日常生活には役に立ちません。実用性のない夢は、記憶の整理によって儚く消えてしまいます。朝起きた時に10回も見ていた夢は、かろうじて1回覚えているか、全て忘れてしまっています。

 

忘れやすい夢ですが、時にハッキリ覚えている時があります。その時には、匂いであったり、音であったり、映像などを五感で感じています。時には五感全てで覚えている人もいます。

 

更には、夢をある程度操作できる人も中にはいます。主睡眠で見た夢の続きを、二度寝の睡眠中に見ているのです。夢を見ている時、私たちの体には何が起きているのでしょうか。

 

夢の正体って何だろう

睡眠には眠りの浅いレム睡眠と、眠りの深いノンレム睡眠があり、この2つの睡眠を繰りかえしています。これをワンセット約90分として私たちは眠っています。眠りの浅いレム睡眠中は体を休めていますが、脳は働いています。記憶の整理を行っているのです。

 

この記憶の整理中に夢を見ると考えられています。夢を見ている時に、脳の中で生命維持の機能をもつ脳幹という部位が働いています。さらに脳幹の中のレム睡眠ニューロンと呼ばれる神経細胞が活発に動いています。この時「PGO波」という物が送信されているのですが、このPGO波が夢の正体と言われています。

 

PGO波は、海馬と呼ばれる、記憶を短期的に貯蔵しておく部位へと送信されます。これを受け取ると、海馬は貯蔵されている過去の記憶を引き出し、大脳皮質という場所へ記憶を送ります。いったい何のためなのでしょうか。

 

大脳皮質は記憶を整理したり、組み替えたりする役割を持ちます。海馬から受け取った記憶を、必要・不必要と判断し、取捨選択をします。また記憶をジャンルごとに分けて結びつける作業も行います。こうして必要と判断された記憶が、普段思い出す事の出来る長期的な記憶になります。

 

夢は、大脳皮質の記憶整理中に起こる説が、現在最も有力とされています。大脳皮質には視覚野と呼ばれる視覚情報を管理する部分もあり、記憶整理の状況が視覚野を通して、視覚化されていると考えられます。これが夢の正体です。

 

記憶の整理をしている時は、海馬の情報が散らかっています。今日行った場所の記憶と、テレビで見た有名人の記憶が組み合わさって、有名人とデートをしているような、現実にはない現象が起きてしまいます。場面がコロコロ変わってしまうのも、脈絡のないストーリーも、記憶の整理が散らかっているからと考えられます。

 

記憶の整理の手違いから、普段起きないような夢が見れる事は、私たちにとっては、とても楽しくて面白いものです。そんな面白い現象は二度寝に多く現れるとされています。深い睡眠中であるノンレム睡眠でも夢は見ています。しかし、ノンレム睡眠中の夢は面白くありません。

 

映像も白黒で、ストーリー性もありません。夢への感情の起伏もあまりないとの報告もあります。二度寝中に見る夢こそが、私たちが感じている面白い夢なのです。

 

夢の仮説あれこれ

夢の正体については分かりましたが、そもそも夢って意味があるのでしょうか。心理学・精神分析学・脳科学・哲学など、様々な分野で夢について研究されてきました。しかし、まだ決定的な定説は見つかっていません。「夢はレム睡眠中の記憶整理」というのも、有力な説なだけであって、決定的なものではありません。

 

夢の正体について、様々な分野から考えられた仮説をご紹介していきます。あなたはどれが正しいと思いますか。

 

まずは、フロイトやユングが唱えた説です。フロイトは夢を、「抑圧された願望が形を変えて現れたもの」と言いました。また、ユングは夢を、「偏った意識を補助する機能」と唱えました。

 

この2人は精神分析学や心理学で、大きな功績を残した有名な学者です。あなたは夢を、願望や偏った意識だと思いますか。どのように受け止めるかは人によりますが、この2人の説については、否定的な意見が多かったです。

 

有名な2つの説の1つ、「遺伝子プログラム仮説」

この仮説はフランスの脳科学者、ミッシェル・ジュヴエが1970年代に唱えました。その内容は、夢は生きるためのシミュレーションだというものです。脳細胞に、生きるための行動プログラムが埋め込まれていて、それを使ってシミュレートしている説です。

 

これを説と唱える根拠は、猫から得たとされています。夜に猫が寝ぼけて威嚇や攻撃、時には逃げる行動をしていました。翌日、その猫は獲物や敵に対して同様の行動をしていました。この事から、猫は寝ぼけていたのではなく、脳で生存行動のシミュレートをしていたのではと、ジュヴエは考えました。

 

ここで気になるのは、なぜ睡眠中にシミュレートをして学習しているのでしょうか。起きている時に行動練習をして、学習するのではダメなのでしょうか。そこでジュヴエが考えたのは、睡眠中のチューニングアップでした。

 

脳に埋め込まれた行動プログラムは、使われないと自動的に脳から捨て去られてしまいます。そこで、脳が必要と判断した行動プログラムは、睡眠中に夢として使う事で、捨てられるのを防いでいると考えられています。猫から威嚇や攻撃のプログラムが消えてしまうと狩りが出来なくなってしまいます。そのため、夢の中で行動を刻み込んでいるのです。

 

人間においても、生存のための行動プログラムは、原始的な行動が多いです。しかし、「大事な会議や」、「大きなイベントの成功」なども現代社会では、失敗できない立派な生存行動です。

 

このような行動が遺伝子に組み込まれたら、脳の中で会議のシミュレートが出来るというわけです。もし、脳の中に刻まれる日が来たら便利だと思いませんか。

 

もう一つの仮説、「感覚映像―自由連想仮説」

この仮説を唱えたのは、精神医学者の大熊輝雄・東北大学名誉教授です。この説は、脳が最初に記憶の中からある映像を取り出し、そこから連想を誘発させて、次々映像を繋げているのもが夢だと考えています。

 

それは、眠っている人が次々と連想ゲームをしているようなもの、という事です。ただ、条件として連想するものは、記憶の貯蔵庫の中にあるもので、その中から連想するものを検索していると考えられます。

 

会話をしているとき、気になるワードや引っかかる単語から連想し、「ちなみに・・・」などと話した事はありませんか。自分が口にした言葉に刺激されて、どんどん連想する言葉が出てしまうのです。

 

この現象こそが夢の正体なのではないかという考え方です。思考が拡散する事で、夢の中では、現実にはないような事や、壮大なスケールの夢を見る事が出来ます。どんどん場面が展開したり、壮大になっていく、いわば、夢のふくらまし粉のような役割です。

 

さらに、記憶の連想から夢が成り立つという事は、自分の意思で記憶を連想させているという事です。それは自分の意思で夢をコントロール出来ていると言えるのではないでしょうか。

 

最初に出される記憶は、脳からの「お題」のようなもので、何が出るか分かりません。ただ、ここから連想させるのは、あなたの意思なのですから、そこから物語を紡ぐのは、あなた次第という事です。この説が正しければ非常に面白いとは思いませんか。

 

見たい夢をコントロールしませんか

夢は偶発的に起こります。夢の内容も自分にとって良かったり、あるいは目を塞ぎたくなるような悪夢の時もあります。しかしそれは先入観かもしれません。夢をコントロールして、見たい夢を見れるようになってみませんか。

 

夢のコントロールには2つの観点が挙げられます。1つは、自分が見たい夢を見られるようにする事です。もう1つは、夢の途中で自分の意思で夢を操作する事です。後者は「明晰夢」とも言われ、実際にコントロール出来ている人がいます。まずは、前者から解説していきます。

 

見たい夢を見るためには、深層心理へ刷り込みを行う事で、ある程度操作出来ると考えられています。例えば、好きな人が気になってしょうがない時、夢に現れた事はありませんか。衝撃的な映像を見てしまった時、それに関連するものが夢に出てきたことはありませんか。

 

それは自分が見たいから見ている訳ではなく、たまたま夢に出てきたという場合の方が大半を占めています。でも、深層心理への刷り込みを意図的に行うことができれば、見たい夢に結び付けることができます。

 

深層心理への刷り込みによって、見たい夢を見る事が出来た人が実在します。「ムーミン」の吹き替えや、ドラマ・舞台などで活躍した女優「岸田今日子」さんです。彼女の刷り込み方法は具体的に公開されています。

 

まず、寝床について目をつぶります。その時、自分の右側と左側に柱を思い浮かべます。この2本の柱が夢へ入る為の扉だと言います。思い浮かべた2本の柱を起点に、スクリーンを想像します。そのスクリーンには見たい夢のイメージを思い描きます。

 

人物や場所だけでなく、細かな情景や、匂いなども追い浮かべると刷り込みがしやすいとの事です。そして、左の柱に向かって、柱に手を当てて、しゃがみ込む自分をイメージします。しばらくすると、眠りに落ちる瞬間に立ち会います。このタイミングでイメージの自分を立たせ、スクリーンの中に入ります。

 

眠りに落ちる瞬間に立つ必要があり、なかなか実践するのは難しい事かと思います。岸田さんは試行錯誤の上、この方法に辿り着きました。この方法のポイントは、イメージをどれだけ具体的に想起させるかが、重要になってきます。

 

「あの人に会いたい」、ではなく「あの人と雨の日の学校で、あの人は制服で、私も制服で・・・」のように描写が具体的であればあるほど、深層心理への刷り込みの成功率は上がります。文字で書き起こすよりも、イメージで書き起こした方が、脳への情報密度は高くなります。

 

脳への情報量をイメージでいっぱいにすれば、その中から夢として出てくる確率も上がります。頭の中を会いたい人で埋め尽くせば、自ずと夢に出てくるのです。

 

深層心理への刷り込みは、夢だけに起こる話ではありません。起きている間に、例えば勉強中の学生は、「何点以上取る!」や、「合格する!」などの紙をトイレに貼ったり、携帯の待ち受けにしたりと、目につく所に貼っている事があります。

 

何度も見る事で、無意識のうちに目標を深層心理に刷り込んでいます。本人の自覚があるかは、分かりません。ただ、視覚や聴覚などの仕掛けを利用して脳に思い込ませる事によって、深層心理に少なからず影響を与えます。

 

深層心理は、思い浮かべる事が真実かどうかは関係ありません。全て「事実」として受け入れると研究によって示されています。「思い込んだが勝ち」という事になります。

 

見たい夢を見るための心構え

入眠時に深層心理へ刷り込みを行うためには、良い睡眠を取る事が重要になってきます。日々の十分な睡眠と、体調管理を行う事で良い入眠が行えます。睡眠不足や、体調不良状態で入眠をすると、自分が眠りに落ちる瞬間を自覚することなく眠ってしまう事でしょう。

 

生活リズムが崩れて、不眠の傾向が出てきてしまうと、入眠時にあれこれと考えてしまってリラックスできません。自分の見たい夢のイメージをする余裕もなくなってしまいます。見たい夢を見るためには、まず良い睡眠を取る必要があります。そのためには良い体調管理が必要です。

 

心身共に健康であることが、見たい夢を見るための前提条件なのです。まずは体調管理から考えてみましょう。

 

夢の内容を変えてしまおう

見たい夢が見れたとして、夢の中の自分や、ストーリーそのものを変えてみたいとは思いませんか。もし、悪夢を見てしまっても、ストーリーを変えてしまえば怖くはありません。そんな高等テクニックを使えるようにするには、夢を「明晰夢」状態にする必要があります。

 

明晰夢とは、自分が夢を見ていると夢の中で自覚する事です。頭が明晰な状態で夢を見るというものです。実際に明晰夢を見る人は、自分の力で夢をコントロール出来たという報告が、研究の中で多く挙げられました。

 

明晰夢を見ていない人は、ピンと来ないと思いますので、詳しく解説をしていきます。まず、明晰夢を見ている人の脳の状態を見ていきます。夢は、浅い眠りであるノンレム睡眠中に起きると考えられています。それは、半覚醒状態とも言えます。

 

半覚醒状態の人に名前を呼ぶと、その人は夢の中で名前を呼ばれたと感じるそうです。また、話しかけたり、音を流しても、同様に夢の中で聞こえたという結果があります。さらに、一方的に半覚醒状態の人に話しかけるのではなく、会話が出来たケースもあります。

 

アメリカの神経生理学者のスティーヴン・ラバージ(明晰夢研究者)が実験をしました。それは、レム睡眠中の体に力は入っていませんが、目だけは動いているという点に着目したものです。

 

明晰夢を見る事が出来る人に、明晰夢を見たら、眼球を打ち合わせ通りに動かしてほしいと指示した所、実際に動かせたという実験結果でした。

 

このことから、夢を見ている人は、夢を見ながら外部にも反応する事ができ、更に外部にアクションを起こす事が出来るという事になります。半覚醒状態は、外部をぼんやりと認識するのではなく、意識的に体を動かせる程に覚醒出来ているわけです。

 

そして、体を動かせる事から、夢の中で明確に意思を働かせていると考えられます。明晰夢を見る人は、睡眠の中でも覚醒状態が強いのではないかと考えます。うとうとしているというよりも、しっかりとした意思があるのではないでしょうか。

 

誰でも出来る明晰夢のやり方

夢を自覚できる明晰夢を体験出来ていない人は、見る事が出来ないのでしょうか。ラバージ氏は以下のように語っています。「明晰夢は特別な能力に恵まれた人だけに起こる現象ではなく、夢の中で目覚めようという強い意図をもち、夢見の技法を習得すれば、誰にでも誘発する事が可能である」。

 

つまり、誰でも習得さえしてしまえば、明晰夢を見る事が出来るという事です。ラバージ氏は習得方法についても紹介しています。ラバージ氏によると、まず、目が覚めたら記憶するまで、何度も今日の夢を思い出します。

 

そして二度寝します。ベッドに戻って、次に夢を見る時は、自分が夢を見ている事を認識したいと自己暗示をかけます。さらに、夢の中にいる自分を視覚化して想像します。その時自分は夢を見ている事も認識して想像して下さい。寝入るまで、もしくは自分の意図がはっきりしたと感じるまで繰り返します。

 

明晰夢トレーニングでは、二度寝を推奨しているので平日よりも休日が望ましいでしょう。睡眠リズムを崩す恐れもあります。自己暗示や視覚化は難しいですが、自分なりのイメージでかまいません。まずは明晰夢だと自覚するところを目標にしてみましょう。

 

自覚さえすれば、夢はコントロール出来る!

夢をそもそも見る事が出来ない人は、まずは夢を見た経験を積むところから始めてみましょう。人は誰しも睡眠中に数回は夢を見ています、ただ全て忘れてしまっているだけです。そこで、朝起きたら断片的でも構わないので必ずメモを取りましょう。

 

夢日記を付ける事で、自分は夢を見ているという自己暗示をかけましょう。夢の内容をTwitterやFacebookで書いたり、誰かに話したりして発信してみましょう。詳しく書こう・話そうとすれば、埋もれていた記憶も掘り起こされます。

 

夢の内容が詳しく思い出せるようになると、夢の傾向に気が付いたり、同じ夢を見ていた等の気づきを得る事が出来ます。夢の関心を高める事で、夢を見やすくなり、また夢を自覚できるようになります。

 

明晰夢を見るようになれば、内容をコントロールする事は比較的簡単だと言われています。ストーリーを変更する要素は、あなたの記憶の中の材料のみです。知らないことが出てくることは、まずありません。かつて目にした記憶や体験が組み合わさって夢の中に出現します。

 

夢は記憶の連想でストーリーが構成されています。連想させるのは、あなたの脳なのですから、自発的に記憶を連想させていけばコントロール出来る可能性が高いのです。

 

夢には可能性が溢れている!

夢にはまだまだ、見解明な点が沢山あります。「予知夢」のように未来を夢で見たり、覚えていないような幼少の思い出を夢で見る現象があります。他にも想像もつかないような、ワクワクした力を秘めているかもしれません。

 

数々の発明を生み出したエジソンのアイデアは、夢の中で閃いたという話もあります。日本人初のノーベル賞を取った湯川秀樹博士も、夢の中であの中間子理論になるヒントを得たと言います。

 

そんな、凄い話ではなく、もっと身近な例で考えましょう。ずっと解けなかった問題が、寝て起きたある日突然解けてしまった覚えはありませんか。また、アイデアに煮詰まった時、寝て起きた時には画期的なアイデアに溢れていたりはしませんか。

 

このように、寝ている間に自分がレベルアップするような現象を、「レミニセンス効果」と呼ばれます。これには夢の力が大きく関わっていると考えられています。

 

レミニセンス効果は、「ワード・ホブランド効果」と呼ばれる、意味のない記憶を10分後に呼び起される効果と、「バラード・ウィリアムズ効果」と呼ばれる、数日後に呼び起される効果があります。

 

ある程度時間がたってから、呼び起された記憶はより鮮明になると言われています。よって、勉強の記憶や、練習した記憶は、ある程度時間が経った方が記憶の定着が行われます。ある日レベルアップするのはこの効果があるからだと言われています。

 

ただ、「エビングハウスの忘却曲線」というものがあります。これは、人の記憶力について、エビングハウスが実験しました。その結果は、「人は20分後には覚えたことの42%を忘却してしまう」、更に「1時間後には56%、1日後には74%、一週間後には77%、一か月経つ頃には79%を忘却してしまう」との結果です。

 

人は物凄いスピードで忘れてしまうのに、一定時間後にレミニセンス効果によって呼び起されるのは何故なのでしょうか。その理由には「睡眠」が深く関わっています。

 

夢の正体の仮説の一つに遺伝子プログラム仮説という、生存に関わる行動を夢の中でシミュレーションするというものがあります。動物が、寝ている間に狩のシミュレーションを夢で見ているようなものです。

 

ただ、勉強や練習などの記憶は生存行動に基づく行動ではありません。ただ、これと同じような説に「再情報処理仮説」というものがあります。これは、アメリカの神経学者ジョナサン・ウィルソンが提唱しました。

 

この説は、夢を「記憶の再生と再処理の過程で生まれるもの」としています。起きている時に蓄積された記憶のうち、重要なものを寝ている間に再度引き出して処理しているということです。

 

勉強中に、解けない問題の記憶や、大事だと思ったポイントの記憶を寝ている間に取り出し、夢の中で再編集されて、脳に刷り込んでいきます。これがレミニセンス効果の正体だと考えられています。

 

昼間に、より多くの勉強や、アイデアを出すために考え続ける事で深層心理へ刷り込み、夢がその記憶を取り出します。そして情報を掛け合わせて、新しいアイデアや勉強の記憶を整理する事が出来るのです。これを駆使すれば、もっと効率よく毎日を過ごせそうです。

 

夢について前向きになろう

夢の力も、夢の解明も、結局は脳の働きに過ぎません。ただ、なぜ脳の血流によって夢にイメージがつくのかなどの、解明できていない「未踏の領域」は沢山残っています。心理学・精神医学・脳科学の様々な分野から解明しなければなりません。

 

「夢」という言葉は、小さい頃に、将来の「夢」として純粋に受け取っていました。ただ、成長して世間や・現実を知ると「夢」を子供の頃と同じ意味でとらえるのは難しくなってしまいます。

 

睡眠中の夢に対しても、小さなころの純粋な気持ちで夢を見る事が出来れば、もっと楽しい気持ちで日々が過ごせるでしょう。適切なリズムで日々を送った人の方が夢を見やすく、また、内容も心地の良いものが多いです。寝心地も、夢見心地も良い生活を送りませんか。

 

良い夢を見るためには、日常生活を適切に送る事以外にも、精神的なストレスをため込まない事も重要です。ストレスによって寝心地が悪くなれば、悪夢も見やすくなってしまいます。ストレスをため込まない為には、ストレスを発散できる環境を作る事から始めましょう。

 

スポーツ・趣味・自分だけの世界を持つことが重要です。また、ストレスを感じやすい考え方も変えるように意識してみましょう。あと20分しかない!と考えるより、まだ20分もある!とポジティブに考えられれば、ストレスとは無縁の生活が出来る事でしょう。

 

悪夢を見てしまった日も、夢の内容を思い違える事で良い夢にする事も可能です。誰かと喧嘩をしてしまう夢ならば、これはその人とじっくり話しなさい、というお告げかなと捉えます。亡くなった人と夢の中で会ったならば、亡くなった人を思い出せるいい機会だとは捉えられませんか。

 

夢は曖昧な部分があるからこそ、自分の好きに解釈する事が可能です。夢をポジティブに考えられれば、毎日夢を見る事が楽しくなると思います。

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