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苦手を克服する工夫

苦手教科で0点

子供は、得意なことも苦手なこともそれぞれみんな違います。得意なことは、おそらくどんな親御さんでもどんどんやらせることでしょう。では、苦手なことについてはどうでしょうか。

 

苦手なのだから、やらせなくてもよい?それとも、苦手だからこそ何とかしなければならない?いろいろな考えがありますが、ここでは、苦手だからこそやっておくと、どんな良いことがあるのかを見ていきたいと思います。

 

発達段階に応じた課題で子供に自信をつけさせよう

子供はみんな、実に個性的です。お友達をたくさん作って遊ぶのが好きな子、一人で静かに過ごすのが好きな子、手先を使った遊びが好きな子、体全体を使って遊ぶのが好きな子…本当にいろいろです。

 

それを個性と呼んで、得意なことはどんどんやらせて、苦手なことは放っておくという考え方もありますが、苦手なこと、やりたがらないことにもちょっとは取り組ませておくと、何かと都合がよいのです。

 

なぜなら、人間は誰でも、大人になれば苦手なことでも取り組まざるを得ない状況になることがあるからです。子供が成長する中ではいろいろな問題が起こるものですが、それに何とか対応する力を育てるには、幼いころから脳のいろいろなところを刺激して、発達を促しておかなければならないのです。

 

もしもお子さんが、一人遊びが大好きであまり友達と交わろうとしないのであれば、無理強いしない程度に親御さんから誘うといいですね。子供たちがたくさん集まる公園に連れていったり、親御さんの友達親子と一緒に出掛けてみたりして、他人と一緒に何かをする機会を設定してあげるとよいでしょう。

 

もちろん、自分から積極的に遊び始めることはないでしょうから、親御さんのフォローを入れながら遊べるようにしてあげれば、楽しいという気持ちをもってくれるかもしれません。

 

外遊びが大好きだけど、家の中でのブロック遊びなどはやろうとしないというお子さんには、大きなパーツのブロックを用意してあげましょう。小さすぎるブロックだと、上手に扱えないので、それが苦手意識を生んでいるのかもしれません。実年齢のことは気にせずに、お子さんの発達段階に合ったブロックを与えることで「自分にもできた」と思わせることができるでしょう。

 

このように、お子さんが苦手だと思っていることについても、お子さんの発達の様子に合った課題や機会を与えることで、その子なりの達成感が生まれ、自信をつけさせることができるのです。

 

子供に苦手なことをやらせる時に気をつけたいこと

得意なことだけでなく苦手なことにも少しは取り組んでおいた方が、のちのちその子のためになります。しかし、苦手なことをやらせる時には気をつけておきたいことがあります。

 

まず、無理やりやらせないこと。子供に苦手意識を持たせないようにという気持ちが強すぎて、子供が心から嫌がっているのにも気づかず、無理やりやらせてもあまりメリットはありません。それどころか、それほど苦手意識は強くなかったのに、無理やりやらされて帰って嫌いになってしまうことは、よくあるのです。

 

また、周りの子と比べるのもやめましょう。親にとっては「やらせたい」、でも苦手なためになかなかできない、となると、ついつい周りの子と比べてしまうものです。しかし「他の子はみんなできているのになぜできないの?」などと言ってはいけません。

 

なぜなら、子供の発達には個人差があるからです。ですから、自分の子が他の子より劣っている点があっても、逆に自分の子の方がうまくやれることもあるのです。

 

子供が苦手なことに取り組んでうまくいかなくても、そこはとやかく言わず、子供が得意なことについては大いに褒めて育てましょう。

 

子供が苦手なことに取り組むには、少し工夫が必要かもしれません。親がそのことを楽しんでやって見せるとか、場合によっては取り組んだことに対するごほうびを用意するのも効果的かもしれません。

 

人間なのですから、苦手なことがあっても当然です。ですが、そのことから逃げ続けるのではなく、少しはやれるようにしてあげたほうが、子供の将来のためかもしれません。そのためには、子供の苦手はどんなことなのかをよく見極め、苦手意識が強くならないうちに手を打つ必要があるでしょう。

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