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本を読むと良いことがある!読書がもたらす7つのメリット

読書をする女性

「本はたくさん読んだほうがいい」「若いうちは読書をすべき」と大人の人に言われた経験はないでしょうか?本は読んだ方がいいのだろうけど、なかなか手が出せないなんていう人もいるかもしれません。ここではそんなあなたに、読書をするとどんないいことが待ち構えているのか、7つの理由を挙げてご説明します。

 

【読書のメリット①】若いから感動できる本がある

学生のみなさんは「今は勉強や部活で忙しいから、読書は大人になってからゆっくりしよう」なんて、もしかしたら考えているかもしれません。しかし、それは大きな間違いです。学生という今こそ、積極的に読書はするべきです。

 

実際、大人になってから読書習慣を身に着けた人は「もっと若いうちから本を読んでおくべきだった」と口を揃えて言います。大人になってからでも十分読書の魅力に気づくことは出来ますが、学生の時まで時間をさかのぼることはできません。

 

学生の時に読書をした方がいい理由は3つあります。

 

第一に、若い学生の時だからこそ感動する本が存在するからです。世の中で名作と呼ばれている物語の中には、10代の主人公が登場する作品が数多く存在します。このような作品を大人になってから読んでも「10代の時に読んでいれば感情移入もしやすく共感できたのに、大人になった今では全く共感できない」という感想を抱く人も多くいます。

 

例えばJ・D・サリンジャーの話題作、『キャッチャー・イン・ザ・ライ(ライ麦畑でつかまえて)』は、世界中の若者の共感を得て大ヒットしました。しかしこの本を大人になってから読んだ人の中には、「若い主人公の考えに共感ができない」という感想を持つ人もいます。

 

もし10代の若いうちに読んでいたなら得られた感動を、逃してしまうのはとても惜しいことです。若いうちに読んでおけばよかったと後悔しても、もう手遅れです。

 

第二に、後で分かるようになるという面白みがあるからです。10代の頃にしか共感できない本もあれば、10代の頃には理解できない本も存在します。ある程度の知識や人生経験、読書体験がないとその本の良さが分からないパターンです。

 

このような本も、あきらめずに10代のうちに一度は目を通しておくといいでしょう。後でふとした時に読み返すと、意外にもすらすら読めたり、意味が分かったりして、自分の成長を感じることができます。

 

第三に、将来の進路選択のきっかけになるからです。本を読むことで、色んな人の人生や、人生の中で得た知識を疑似体験することができます。

 

化学の本を読んでその面白さにはまり、大学では化学を専攻するかもしれません。世界一周の旅行記を読んで、自分も挑戦してみようと思うかもしれません。小説の甘酸っぱい恋愛に憧れて、現実でも素敵な出会いを探しに行くかもしれません。

 

本を読んで抱いた感情に、素直に従い行動することができるのは、若い人の特権です。若ければ若いほど選択肢は多く、本がその選択のきっかけになる可能性が高いのです。

 

一冊の本によって運命を変えることもまた、若いうちにどれだけ読書体験を積んだかによって左右されます。

 

【読書のメリット②】ボキャブラリーと論理的思考は武器になる

まわりにいる読書家の人はみな、ボキャブラリー(知っている言葉の量)が多いと感じたことはありませんか?読書をすると知らないうちにたくさんの言葉に触れて、それが身についていきます。

 

読書をするメリットは、単にボキャブラリーが増えるだけではありません。増えていくボキャブラリーを知識としてだけではなく、自分の「武器」として思うがままに巧みに扱うことが出来るようになります。

 

授業中や部活動のミーティングの中で、予期しないタイミングで発言を求められ時、バイト中に問い合わせやクレームの電話を受けた時、好きな人に想いを伝えようとする時…、想像してみてください。あなたは咄嗟に、正確な言葉を使って情報を伝えられるでしょうか?

 

ほとんどの人は、後になってあの時こう言えばよかった…と落ち込むでしょう。しかし、読書経験が豊富な人はその場その場に応じて、豊富なボキャブラリーを用いて適切な言葉を使っていきます。

 

さらに読書体験の中では、ボキャブラリーだけでなく、言葉の効果的な使い方も身に着いていきます。どんな言葉をどんなタイミングで使うのが効果的かというのを、無意識に身に着けているからこそ、言葉を武器のように巧みに操ることができるのです。

 

また、読書体験の中では、論理的思考力という武器も手に入れることができます。この論理的思考力は、就職活動の際にも注目される能力の一つです。社会では頭の良い、悪いの一つの判断基準となっています。

 

本の構成は基本的に、理由と結論の繰り返しによって成り立っています。これは小説も評論も同じです。この二つの繋がりが悪ければ、読書はスムーズに進みません。

 

読書体験を重ねれば重ねるほど、この二つの繋がりの良さに敏感に反応するようになります。そして次第に読書の中だけでなく日常の中でも、理由と結論のつながりの良さを求めるようになります。

 

論理的思考の主な要素も、理由と結論です。この二つの繋がりの良し悪しに敏感であればあるほど、論理的思考力が高くなるのです。

 

ボキャブラリーと論理的思考力は、これから生きていくうえで無視できない必要な能力です。それが本を読むだけで身につくとあれば、本を読まない手はないと思うはずです。

 

【読書のメリット③】本を読むと成績が上がる

クラスで成績上位の人は、本をよく読んでいるイメージがありませんか?それはあながち間違っていません。本を読むと成績に関わる3つの力が鍛えられます。

 

まず、本を読むと論理的思考が身につき、理解力が高まります。物事を道筋立てて考えるようになるので、他人の思考を汲み取ることが上手になります。そのため、テスト問題の出題者の意図にいち早く気づけるようになり、適切な解答ができます。国語や英語はもちろん、数学やそれ以外の科目、面接でも効果は抜群です。

 

次に、文章力が身につきます。文章力というと国語の記述問題や小論文でしか求められない印象をもっているかもしれません。しかし、実は数学や理科などでも欠かせない能力の一つなのです。

 

数学の証明問題を思い出してください。いくら正しい証明の方法が頭に浮かんでいても、それを上手く言葉に書き起こすことができなければ、テストでは正解をもらえません。

 

国公立難関大入試の二次試験でも、選択式ではなく、記述式の入試がほとんどです。大学に入学した後にはたくさんのレポート課題が課されます。高い文章力はこれからどんどん求められていきます。

 

最後に、本を読むことで集中力が身につきます。スポーツをしても集中力は身につきますが、読書体験の中で身につく集中力とは全然別物です。読書は黙々と文章を追っていく作業のため、「一定時間何かを考えるための集中力」が身につきます。

 

この集中力は、きっとこれからみなさんが経験する、大学入試センター試験や資格試験などで威力を発揮するでしょう。大事な場面で精神を統一し、答えを考える力は日々の読書体験でこそ身に着きます。

 

【読書のメリット④】本を読むと世界が変わる

本を読むことで、自分にはなかった新しい視点を得ることができます。

 

学校の教科書を例に考えてみましょう。公民の授業で民主主義について習ったとします。学校の教科書には民主主義について、人民主権のことで国民全員の同意によって政治が行われていることだと記載されています。

 

しかし、『デモクラシーの論じ方(杉田敦著)』には現在の民主主義が決定方法として採用する多数決の結果は、真の民主主義だと言えるのかという疑問が記載されています。多数決で決めることで、少数派の意見が切り捨てられている実態があるからです。

 

このように本を読むことで教科書には記載されていないマイノリティの問題について知ることができ、民主主義の限界について深く考える機会が得られる場合もあります。

 

学校で習う知識が全てということはなく、その多くは簡略化され、全体のほんの一部分でしかありません。学校の勉強だけでは、同じ事柄でも考え方や解釈の違いがあることを知らないまま、過ごしてしまうこともあるでしょう。

 

そういったことを避けるためにも、読書は欠かせません。読書によって、同じ事柄を複数の視点から見ることができれば、世界の見え方も少しずつ変わってくるかもしれません。

 

しかもありがたいことに、本はその道の専門家が書いていることがほとんどです。作者が何年もかけて考え見つけた知識が込められており、読者は一冊の本を読むだけでその知識を得ることができるのです。そう考えるととても効率が良い方法です。

 

【読書のメリット⑤】本を読むと客観的になれる

本には作者の考えや価値観が存分に詰まっています。本を一冊読むことで、その人の頭の中を覗き見るのと同じくらいの情報を得ます。

 

本を読めば、必ず何かしらの感想を持つはずです。「面白かった」「つまらなかった」なんでもいいのですが、この感想の主にぜひ注目してみてください。そう、あなたです。

 

著者の考え方や価値観に、あなたがどのような感想を抱くか考えることによって、今度はあなたの頭の中がはっきりと見えてきます。

 

あなたがどんなことに興味をもつのか、どのようなことをつまらないと感じるのか、どういった考え方に共感できるのか、今まではっきりしなかった自分の思考の癖や価値観が浮き彫りになってきます。

 

そしてこの機会を逃してはいけません。興味の対象や思考の癖を見つけたならば、どんどん関連したテーマや価値観を共感できる作者の本を読み進めてみてください。そうすることであなたの興味は無限に広がり、多様な価値観を身につけることができます。

 

一方で時には、自分とは真逆の価値観をもった作者の本を読むことも必要です。日本は独裁国家ではないので、価値観や考えに正しい/間違っているはありません。自分とは逆の価値観は、いい刺激となり、あなたの感受性を豊かにしてくれるでしょう。

 

【読書のメリット⑥】本はどんな世代とでも話題のきっかけになる

友達を作る時、何をきっかけにすることが多いでしょうか?学校や部活、習い事をきっかけに知り合った友達はどうしても同年代の人のみに偏りがちです。

 

もし自分と違う世代の人たちと友達になろうと考えたならば、まずは共通の本の話題を探してみてください。本は年齢関係なく、趣味さえ合えばどんな人とでも語り合うことができるからです。

 

もし好きな本のジャンルや作家が共通だとしたら、その他の興味や趣味趣向も似ている可能性があります。同じ本が好きということは、考え方や価値観が似ている可能性が非常に高いからです。

 

これまで苦手意識のあった人にも、一度本の話題を振ってみるといいでしょう。もしかしたら好きな本が同じで、親しみをもつきっかけになるかもしれません。

 

【読書のメリット⑦】本で社会人に必要な能力を養える

社会に出ると求められてくるのは、論理的思考力、判断力、広い視野、先を読む力、コミュニケーション能力…と多岐に渡ります。しかしこれらすべて本を読むことで身につけられます。

 

本を読む時は、文章を追うために単語と単語、文と文、段落、章など様々な要素に分解される内容を関連付けて理解しなければなりません。論理的思考力はこの作業によってぐっと高まります。

 

たくさんの本を読めばそれだけ知識が身に着きます。知識が増え、視野が広がれば、どんな時にどんな行動をするのが最適か瞬時に判断できるようになります。また過去の事例を知ることで、これからの事態を予測する先読みの力も身に着きます。

 

さらに小説は、登場人物の心情を読み解く必要があります。そのため人の心の機微に敏感になり、コミュニケーション能力が高まります。登場人物の振る舞いを知ることで、実際に相手がつらい時にはどのようにすべきかなどの、疑似体験をすることもできます。

 

本を読むことは、ビジネス力を学生のうちから鍛える訓練にもなるのです。

 

読書はめんどくさいからこそ意味がある

読書嫌いな人が口を揃えて言うのが、「読書はめんどくさい」ということです。

 

確かに毎日決まった時間に流れているテレビ番組や、キーワードを入力すれば情報が得られるインターネットに比べれば読書は手間も時間も必要です。一生懸命探して読んでみても、中身が求めていたものと違ったということもあり得ます。

 

更に読書は集中して、想像力をかきたてていかなければ内容を理解することが難しい場合もあります。そのためテレビやインターネットのように「ながら」作業で行うことができません。

 

しかし、こうやって労力をかけて得た読書体験は、苦労したというエピソードを伴いいつまでも記憶に残ります。一方でテレビやインターネットで手軽に得た知識は、あまり記憶に残りません。

 

そう考えればめんどくさい読書も、未来への自分への投資であり、悪いことではないと思えるはずです。さらに苦しい作業を乗り越えた経験は、きっとあなたの自身につながります。

 

一冊の本が運命を変える

一冊の本が、あなたの人生を大きく変えてくれることもあります。性格や行動、趣味、人とのつきあい方、お金や恋愛の価値観、勉強への意欲、話し方や立ち振る舞い、職業や将来の夢など、様々なことが本との出会いでがらっと変わることがよくあります。

 

本との出会い方は様々です。ふらっと立ち寄った本屋さんで店頭に置かれていたもの、たまたま家族が買ってきたもの、教室に誰かが忘れて言ったもの、どんなタイミングで出会った本であっても、あなたの人生を変える可能性を秘めています。

 

本は読んでみるまで、それがどんな内容かはわかりません。あなたも運命の一冊に出会うために、たくさんの本を読んでみるといいでしょう。

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