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いきみ~赤ちゃんとのご対面までの感動ストーリー

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赤ちゃん誕生の時までの感動の流れを見ていきましょう。

 

いきむタイミングは?

入院後に入る陣痛室では、子宮口が完全に開ききるのを待ちます。赤ちゃんがだいぶ下にいて、いきみたくなるはずですが、ここではまだ我慢。陣痛が非常に強くなり、子宮口も全開になった段階で行くところが、分娩室です。分娩台に乗り、それまでは我慢していたいきみを、ここで初めてすることができるのです。

 

いきむタイミングが分からないと心配になるかもしれませんが、それは助産師さんが声をかけてくれますので、大丈夫です。決まったタイミングがありますので、助産師さんの声掛けに従いましょう。

 

いきむときには、下腹部に力を入れます。

しっかりと目を開けていきむと、冷静にもなれますし、助産師さんやお医者さんの指示もよく理解できます。また、声はできるだけ出さない方が、力が入りやすいです。

 

分娩台に乗ったら、ずっといきんでいるわけではありません。赤ちゃんが出てくるリズムに合わせて、いきんだり、休んだりします。休んでいるときには、意識してしっかりと呼吸してください。赤ちゃんに酸素をたっぷりと送ってあげるのです。

 

会陰切開になることも・・・

赤ちゃんの出方によっては、会陰切開という処置がとられます。これは、膣口がうまく広がらず、このままでは裂けてしまうと判断された時に行われます。膣口を切るわけですので、恐怖感があるかもしれませんが、裂けてしまうとその後の処置が難しいのです。

 

会陰切開をした方が、傷口がきれいに治りますし、局所麻酔をすることも多いので、あまり心配はいりません。

 

また、この段階では破水は終わっているのが通常ですが、まだ終わっていなかった場合は、こちらから卵膜を破る場合もあります。

 

お産の時はわからないこともたくさんあると思いますが、細かいことは基本的に、助産師さんたちが指示してくれますから、それに従って進めていけば大丈夫ですよ。

 

最も苦しい排臨・発露

分娩台にあがり、いきみが始まったら、赤ちゃんとのご対面が近づいています。
陣痛の波に合わせて、いきんでは休むのを繰り返すうちに、赤ちゃんの頭が次第に外に出てきます。

 

赤ちゃんの頭は、一気に外に出てくるのではなく、陣痛の波に合わせて、少し見えたかなと思うとまた入っていき、それを繰り返しながら出てきます。この、頭が見えたり隠れたりといった状態を、排臨と呼びます。排臨の状態にあるときは、しっかりと力を入れていきみましょう。

 

また、赤ちゃんの頭が外に出ることは、発露と呼ばれています。

発露の時には、いきみをストップします。この状態になってもいきみを続けていると、赤ちゃんを産道で締め付けてしまうことになりますので、決していきまず、短い呼吸を続けてください。

 

いきむ時やいきみを止める時は、助産師さんがそのタイミングを指示してくれますから、心配することはありません。指示に従って、いきんだり、呼吸を整えたりしましょう。

 

排臨や発露の状態にある時が、出産の一番苦しい時と言っていいでしょう。痛みが最も強い時とも言えます。非常につらく感じる時ですが、赤ちゃんも頑張っています。

 

赤ちゃんは、誰に教わることもなく、自分の力で出てきます。ですが、お母さんの助けなしには、出てこられないのです。

 

赤ちゃんとお母さんとの、初めての協力場面です。これまでに練習を繰り返してきた呼吸法を思い出して、ぜひ頑張ってください。赤ちゃんに会えるのは、もうすぐなのです。

 

赤ちゃんは、陣痛のリズムに合わせて、徐々に頭を出そうとします。

赤ちゃんの頭が、お母さんのおなかの中から出る、発露の状態になると、次に出てくるのは、赤ちゃんの肩。

 

ここまでが、赤ちゃんもお母さんも一番のがんばりどころ。でも、赤ちゃんの肩まで出てしまえば、あとは比較的するっと出てきてくれます。お産のピークが終わると間もなく、赤ちゃんとの感動のご対面になります。

 

赤ちゃんが完全にお母さんのおなかの中から出てから数分経つと、もう一度子宮が弱く収縮し、子宮壁に付いていた胎盤が体外に排出されます。これは後産と呼ばれるものです。

 

それが終わると、子宮内に胎盤および卵膜が残っていないか調べます。その後、会陰切開をした場合はその場所を、裂傷ができた場合はその場所を縫い合わせる処置がとられます。

 

そしていよいよ、待ちに待った赤ちゃんとのご対面です。

カンガルーケアと言って、生まれたばかりの赤ちゃんをお母さんのおなかの上にのせたり、おっぱいを吸わせたりする方法がとられるときもあります。

 

いずれにせよ、元気に泣いて出てきてくれた赤ちゃんをしっかりと見て、初めての声をかけてあげてくださいね。きっと一生忘れられない体験になることでしょう。

 

赤ちゃんとの対面が終わったら、赤ちゃんはへその緒を切られたり、口中や鼻の中に入っている羊水を出したりする処置をされ、所定の検査も受けます。お母さんはその間、分娩台で安静に過ごすことになります。

 

赤ちゃんとお母さん、大仕事が終わってお疲れ様でした!

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