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朗読CDがあれば、それで読み聞かせはOKか?

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ラジカセ

私たちは、子育てに関して「これが良い」という情報を聞くと、ついそこだけをとらえてのめり込んでしまいがちですね。良いというものを聞いたら、ぜひもう少し詳しく知ってみてください。早合点していることもあるかもしれませんよ。

 

例えば読み聞かせ。1歳に満たない子供にも、読み聞かせはとても有効です。特に9~10か月の子どもが将来言語を獲得するには、この時期に読み聞かせをしてあげるのが重要な刺激となります。

 

でも、ただ本の内容を聞かせればよいというものではありません。読み聞かせの効果をきちんと出すには、やり方も大切なのです。

 

誰が読み聞かせをするかが重要

「読み聞かせは子どもの脳を発達させる」

そう聞くと、「読み聞かせがよいのか!」と思って朗読CDを大量に買い、次から次へと聞かせてしまいたくなる方もいることでしょう。これは、子育てに関してよいとされるものを鵜呑みにしてしまう、典型的な例と言えます。

 

読み聞かせをする際に、忘れてはならない重要なポイントがあります。
それは、読み手が誰か、ということです。

 

赤ちゃんに対する働きかけは、誰がすることによって脳が良く反応するかを調べた実験があります。それによると、同じ働きかけであっても、親がするものの方が、他人に比べて良く反応するという結果が出ています。

 

また、他人からの働きかけと、親ではないが日常的に一緒に過ごしている人からの働きかけとで比べたものもあります。この時は、親がする働きかけほどではないにしても、いつも一緒にいる人の方が、他人に比べて良い反応を示していました。

 

この働きかけは、読み聞かせに置き換えることもできます。つまり、親からの読み聞かせが、赤ちゃんの脳にとって最も良い刺激になるということです。ところが、読み手が人間ではなく、様々なIT機器だった場合、良い反応を示すどころか、かえって悪い影響を与えることも、実験によって明らかになっているのです。

 

刺激に対して前頭前野がどのように反応を示すかを調べる実験で、IT機器からの読み聞かせをすると、前頭前野の血液のめぐりが悪くなってしまうという結果が出たのです。読み聞かせをしてくれるCDやDVDなどはたくさんありますが、それらを聞かせていると、脳が言語獲得をするためには良くない影響を与えてしまうということになりますね。

 

赤ちゃんの脳の発達のために読み聞かせをしようと思ったら、ぜひ人間の声でしてあげてください。そしてその人間は、誰あろうその子の親が、一番適役なのです。

 

早期教育も親の存在があってこそ

読み聞かせが子どもに良いからと言って、IT機器にだけやらせていては逆効果です。やはり一番よいのは、親が読んで聞かせてあげることです。また、最近よく聞く早期教育についても、それは同様です。

 

英語や数、文字に関することは幼い子どものころからやるとよい、という情報があると、それだけをとらえて、英語教材のCDとか、文字や数に関するDVDなどをどんどん与えてしまいがちです。でもそれは、果たして本当に効果があるのでしょうか。

 

「早いうちに聞かせるほど、子どもは英語を話せるようになるのです」などという言葉をそのままとらえないでください。それだけで効果が上がるというわけではないのです。実験によってきちんと証明されたわけでもありません。

 

日本人は、英語に対する苦手意識があります。でもこれからの社会で活躍するには英語は不可欠。英語教材を売る側はもちろん、そこをついてくるわけですが、ぜひよく考えて、利用してください。

 

早期教育が何の効果もないとは言いません。ですが成功させるには、親子で取り組むということが必要不可欠です。そう考えると、読み聞かせも早期教育と言えます。早期教育がとても意味のあるものになるためには、親子がともに取り組めるもの、そして何より子どもが楽しく取り組めるものである必要があるということですね。

 

ちなみに、子育てについて良いことを取り入れようとするときに気をつけたいことは、親子で関わり合いながらやるということだけではありません。英語にしても読み聞かせにしても、とにかくそれだけやっていればよい、と思わないことです。

 

どんなことでもバランスが大切です。いろいろな感触を味わわせたり、歌を歌って聞かせてあげたり、スキンシップをたっぷりしたり、たくさん話しかけたり…。そんなたくさんのかかわりの中の一つが、読み聞かせであり早期教育なのです。

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