どうやったらルールを守れる子供に育てられるの?

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すべり台の順番を守る子供

あなたのお子さんは、ルールをきちんと守れますか?家庭内のルール、幼稚園や保育園でのルールなど、様々なものがあります。お子さんがそれらのルールをきちんと守れず、困っている親御さんも少なくありません。しかし、正しい方法で導いてやれば、子供は次第にルールを守れるようになります。その方法について見ていきましょう。

 

ルールをなぜ守らないといけないのか?

私たちが社会の中で生きていくには、守るべきルールというものが存在します。ところが最近は、ルールに従って我慢することができず、自分の思い通りにしないと気が済まないという子供が増えてきました。少子化のため、一人一人の子供が大事にされすぎているからかもしれません。

 

しかし、自分の家でならそれで通用しても、幼稚園や小学校などの集団に入った時、そんな態度でいてはうまくやっていけません。そう、困るのはその子自身なのです。本当に我が子がかわいいなら、集団の中に入った後も周囲とうまくやっていけるよう、幼いころから、守るべきルールは守るということを教えるべきなのです。

 

自分の欲求通りにはいかなかったとしても、「よく我慢できたね、偉いね」とほめられれば、うれしく感じるはずです。そのように社会の中で認められるという経験は、子供にとっても大人にとっても必要なものなのです。この経験が積み重なって、人は社会の中でうまくやっていけるようになるのです。逆に言えば、我慢ができない人は、社会の中で適応していくことができないというわけです。

 

年齢や発達段階に応じて、必要な我慢はきちんとさせましょう。そうすることで、少しずつ社会のルールに従うことができる人間になっていくはずです。そのような人間に育てることが、親としてやらねばならないことの一つと言えるのです。

 

「ダメなものはダメ」も時には必要

子供にやってはいけないこと、やらねばならないことを教える時、基本的にはなぜそうなのかという理由を話すことが大切です。しかし、場合によっては理由など必要ない、ダメなものはダメという姿勢も大事です。

 

人や自分を傷つけることは、理由なく、いけないことです。順番を守らなければならないというルールにも、理由は必要ありません。もちろん、理由付きで説明できなくはありませんが、このような決まりについては、理屈抜きで守るもの、そうするもの、と教えてよいでしょう。

 

ルールに従って我慢できたらしっかりとほめてあげて

どうしたら子供にルールを守らせることができるか。どうしたら自分の欲求を我慢できるか。それは、我慢をしてルールを守れた時、しっかりほめることです。「自分の思い通りにならなかった。でもそうしたらたくさんほめられた」と子供が理解することが大切なのです。

 

親御さんの中には、「まだ小さくて我慢ができないの、ごめんね」などと言いながら、公園の遊具の順番を譲ってもらおうとする人がいます。「小さいうちはいつもご機嫌で過ごさせたい」と思う気持ちも分かりますが、これでは子供に我慢させるチャンスを逃してしまいます。それに、我が子にも周りの子にも、ルールというものは時には破っても良いものなのだという意識を育ててしまいます。

 

子供が並んでいる子よりも先に遊具で遊ぼうとしたら、「こういう時は順番なのよ」と教えてあげましょう。怒ったり泣いたりして抵抗するかもしれませんが、順番を待ちながら、「このお兄ちゃんが終わったら〇〇ちゃんの番だよ」「ほら、だんだん近づいてきた。もう少しだね」などと言葉をかけていけば、見通しが持てて待ちやすくなるでしょう。

 

このようにして子供がちゃんとルールを守ることができたら、「すごいね!ちゃんと順番守れたね!我慢ができて偉いね」と、しっかりとほめてあげるのが大事です。「きちんと順番守れたぞ!」という思いと「ついに遊具で遊べた!」という思い、そして何より「たくさんほめられた!」という喜びが、子供の胸いっぱいに広がることでしょう。

 

「ルールを守らせる」という意思が揺らがないように

社会的なルールはいろいろありますが、各家庭にも、それぞれいろいろなルールがあるでしょう。その中には「子供は9時になったら寝る」「子供はきちんと勉強する」など、大人は守らなくてよいけれど、子供は守らなければならないルールもあります。そんなルールについて、子供は「大人ばかりずるい!」「僕たちもやりたい(やりたくない)」というかもしれません。

 

しかし、子供がそう言ったとしても、親が「守らせるべき」と決めたルールなら、その意志を揺らがせないでください。どんなにしつこくても、理由を聞かれて答えられなくても、あるいは「その代わり明日は早く寝るから」などという条件を提案されたとしても、譲ってはいけません。

 

理由を説明したから納得して守れるかというと、そういうものでもないのです。理由はよく分からないけれど、理屈抜きでダメなことがある、ということを子供に教えることも必要です。親が強い姿勢を崩さず貫き通せば、子供も次第に理解していくはずです。

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