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子どもに与えるべき水分は何か?

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水

子どもに水分を与えるとき、何を用意しますか?水、お茶、それともジュースやスポーツドリンク?子どもに与える水分は、どんなものでもいいわけではありません。どんな水分が子どもにとって最適なのかを見ていきましょう。

 

子どもは大人よりも水分補給が必要

赤ちゃんがこの世に生まれてまず始めに口にするのは、お母さんのおっぱいです。おっぱいは液状、つまり水分です。離乳の時期が来るとおもゆを飲むようになり、慣れてくるにしたがって水の量を減らしたおかゆへ、そして柔らかめのごはん、最後には大人が食べるご飯へと進んでいくのです。

 

このように、人間の子どもは水に炭水化物を少しずつ加えて、だんだんと食べ物に慣れていきます。子どもが小さければ小さいほど、炭水化物という栄養素よりは水の方を多く摂っているということです。その証拠に、大人よりも子どもの方が、食事中に水分を欲しがるものです。

 

なぜ子どもは大人よりも水分を必要としているのでしょう。まず一つの理由として、体の中の水分量が違うということが挙げられます。大人の体の水分量は、全体重の6割です。それに比べて生まれたばかりの赤ちゃんは8割を水分が占めているのです。成長するにしたがって水分の割合は減っていきますが、それでも子どもの水分量は大人よりも多いのです。

 

理由はほかにもあります。体内の水分は細胞内液と細胞外液とに分かれていて、外に排出されるのは主に細胞外液です。その、外に出ていく細胞外液の量は、子どもの場合大人の2倍もあるのです。つまり、子どもは水分不足になりやすいというわけです。

 

また、子どもは汗をかきやすいということも、水分が必要な理由の一つです。汗が出る汗腺の数は、大人も子どもも同じです。ですから大人よりも体表面積の少ない子どもの汗腺は、とても密集した状態になっています。それに、子どもは新陳代謝が活発です。これらの事から、子どもは汗をかきやすいのです。

 

というわけで、子どもは大人よりもずっと、水分を必要としているのです。大人の水分補給よりもずっと大きな意味あいを持っているのです。

 

子どもに必要な水分は「水」です!

子どもの体を占める水の量は、大人よりも多くなっています。その上、大人より水分を失いやすくもなっているので、子どもは大人以上に水分補給の必要性が高いのです。そして、たくさんの水分を必要としている分、どんな水分を選んだらよいかということも、とても重要な問題になってきます。

 

運動後や高熱を出しているときなど、汗をたくさんかいたときには、イオン飲料がいいと言われます。失われた水分だけでなく、塩分なども効率よく摂ることができるからです。しかし、だからといって日常的にイオン飲料を飲めばいいかというと、そうではありません。なぜなら、イオン飲料には大量の砂糖が使われているからです。

 

そう考えてみると、普段の飲み物として一番よいのは「水」だということがわかります。「どうせ水分をとるのなら、一緒にたんぱく質やカルシウムも摂れる牛乳とか、ビタミン豊富な100%オレンジジュースとかの方がよいのでは?」と思ってしまうかもしれません。水には水分の他に何も含まれていませんから、そう考えてしまっても仕方ないのですが、そこが水の最大の魅力なのです。

 

余計なものが入っていないからこそ、たくさん飲んでも満腹にはならず、次の食事の時に食欲がわかないなんていうことも起こらないのです。もし水分補給として牛乳やジュース、炭酸飲料などを飲んでいたとしたら、これらにはたくさんの砂糖が使用されていますから、食事の時にお腹が空かなくても当然なのです。

 

また、牛乳やジュースなど、飲み物で栄養を摂るのは、赤ちゃんがおっぱいで栄養を摂取するのと同じことです。赤ちゃんは食べ物をかむことができませんから、おっぱいという液体を飲むことによって栄養を摂るのです。そして歯が生え始めたら少しずつ食べ物をかむ練習をし、だんだんと固形の食べ物から栄養が摂れるようになるのです。

 

赤ちゃん時代を終えた子どもは、食べ物をかんで体の中に入れ、栄養を摂ることができるようになっています。それをわざわざ、飲むだけで栄養を摂るやり方に戻るなんて、不自然なことなのです。だから、食べることができるようになった子どもが水分をとるなら、栄養の入っていない水にすべきだと言えるのです。

 

水なんて味もなくて嫌がるのでは?と大人は考えてしまいがちですが、そんなことはありません。たくさん動いて汗をかいたときの水は、とてもおいしいものです。今大人である方々も、子どもの頃はきっとそうだったに違いありません。

 

牛乳やジュースの栄養を摂らせたいと思っている親御さんでも、子どもが具合の悪い時におかゆを作るなら、きっと水と米から作るでしょう。人間以外の動植物も、牛乳やジュースなどから水分をとることはありません。子どもにとっても、一番必要なのは、ただの水です。生き物が酸素や日の光を必要にしているのと同じ意味で、ただの水が必要なのです。大人が水を物足りなく感じるのは、子どもほど体を動かす機会がないからです。

 

水のかわりになるものは、この世には何もありません。砂糖の入っていないコーヒーや紅茶だって、植物からできている食べ物の一種です。牛乳であれば動物から得られた食べ物の一種です。この世の食べ物たちは植物由来か動物由来かの二つに分けられますが、水はどちらにも属しません。だから、水のかわりになるものなど何もないのです。

 

水は、人間が生命を維持するうえで欠かすことのできないものであり、日の光や酸素、塩と同等のものだと言えます。子どもだけでなく、人間にとって何にも代えがたい水分が、水なのです。

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