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子供の食事、特に重要なのは朝食

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朝食を摂る親子

あなたは、そしてあなたのお子さんは、どんな朝食を食べていますか?もしも、「朝は忙しいから食べないし、子供もあまり食べようとしない」という方がいらっしゃるなら、ぜひ今一度、子供の食について考えてみてください。食事、特に朝食には、様々なメリットがあるのです。

 

食事で子供の生活全体が決まる

現代日本に生きるほとんどの人たちが、毎日食べるものに困ることなく暮らしています。しかし食事というものは、ただお腹が満たされればよいというものではありません。子供の体を健康にするには、いくつかのポイントをきちんと押さえなければなりません。

 

どのくらい食べるか

食べ過ぎはかえって健康を損ねます。最近では、幼い頃必要以上に食べすぎることが、将来の肥満を招くということが分かっていますので、子供といっても食べ過ぎには気をつけなければなりません。

 

どんなものを食べるか

栄養素にはいろいろなものがあります。炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン・ミネラルといった様々な栄養素について知り、過不足なく摂ることが、子供の健康な体を作ります。

 

いつ食べるか、何回食べるか

食事は1日3回きちんととりましょう。しかも、いつもだいたい同じ時間帯に食事をとるのがベターです。なぜなら、規則正しいリズムで食事をとるようにすると、消化吸収を促すホルモンが正常に分泌されるようになり、生活リズムまで整うようになってくるからです。

 

どのように食べるか

特に子供の頃は、食事に関する正しい習慣づけが大切です。なぜなら、子供のうちにその人の食習慣が出来上がるからです。食事は家族と一緒に楽しい雰囲気で食べる、食事中はテレビを消すなど、正しい食習慣を意識しながら、食事をさせるようにしましょう。

 

このようなポイントをおさえながら子供の食を整えていけば、子供の生活全体も整っていくことにつながります。

 

朝食が特に重要な理由とは

朝ごはんを食べたほうが良いということは、多くの人が何となく知っていることかもしれませんが、なぜ朝食がそんなにも大事なのか、ご存知でしょうか。

 

朝食を食べると体温が上がる

近年、低体温の子供が多くなってきています。普通36度台はあるものですが、35度台が平熱である子供が増えてきています。日中きちんと活動するには一定の体温が必要ですので、これは軽視できない問題です。(低体温については、「低体温の原因と改善法!男性や子供も要注意、低い体温を上げると不調がなくなる」に詳しく解説していますのでご確認ください)

 

しかも、朝のうちに体温がきちんと上がるはずなのに、日中もなかなか体温が上がらず、夕方近くになってようやく上がってくる子供も多くなってきています。これでは、活動すべき昼間には頭も体もうまく働かず、日が落ちるころになってようやくやる気になってくるという非効率な過ごし方になってしまいます。また、体温が低いと血の巡りも悪くなり、酸素や栄養が体中きちんと送り届けられなくなります。すると抵抗力が下がり、体調を崩しやすくなります。

 

低体温を解消する1つの方法は、朝食を食べることです。早寝早起きをして朝食をしっかりととるようにすると、体温が上がってきます。日中しっかりと活動させるためにも、朝食をきちんと食べさせて、最適な体温になるようにしましょう。

 

朝食を食べると脳に栄養が届く

日中きちんと活動できるようにするには、朝のうちに脳に栄養を送り届けなければなりません。だから、朝食は必ず食べるべきです。脳が必要とするエネルギーはブドウ糖です。ですから、朝食抜きで登校してしまっては、脳が栄養不足な状態ですから、やる気も起こらないし、授業の内容も頭に入ってこないでしょう。

 

勉強のみならず、どんな活動をするにしても、脳を働かせる必要があります。脳がきちんと働かなければ、私たちは考えたり判断したり、行動に移したりすることができません。したがって、脳が栄養不足では、どんな活動もできないということになります。

 

脳は私たちの体の中でも最も重要な部分であり、摂取したエネルギーの1/5は脳に使われることとなります。そんなにも大量のエネルギーを必要とするうえに、とったエネルギーはすぐに使われていくので、1日中脳をきちんと働かせたいなら、朝食だけでなく昼食も夕食も抜くことなく、ブドウ糖を供給し続けなければなりません。

 

このように、朝食は私たちの体温を上げ、脳にエネルギーを送ってくれます。すると一日を調子よく過ごすことができ、やる気に満ちた毎日を送ることができます。だから、食事の中でも朝食は最も重要だと言えるというわけなのです。子供が朝食を抜いて登校してしまったら、授業中も眠気が冷めず、覇気がなく、何事にも集中できなくなるでしょう。

 

人間の脳というものは、他の器官に比べ、発達が著しく早いということが分かっています。生まれて半年もすると、脳の重量は生まれた時のおよそ2倍にもなります。そして小学校低学年くらいになると、大人とほぼ同じくらいの重さになります。ですから、脳が急成長するこの時期に、きちんと脳に栄養を送ることはとても重要なことなのです。

 

朝食を食べられなくても、昼食や夕食で補えばよい、という考えは間違っています。朝食には、昼食や夕食にはない大切な役割があります。子供の一生を考えるなら、毎日の朝食は欠かさず食べさせるようにしましょう。

 

朝食には和食がおすすめ

平成24年度の文部科学省の調査によると、朝食を食べないことがある子供の割合は、小学校6年生では11.3%、中学校3年生では16.0%もいるとのことです。成長期の子供に朝食は欠かせませんから、これは大きな問題であると言えるでしょう。

 

では、朝食は、ご飯、パンのどちらが良いのでしょうか?

 

ある研究によれば、パンよりもご飯の方が満腹感を得られ、エネルギーもきちんと消費され、血糖値も最適であったという結果が出ています。しかも、同じ量でも昼にたくさん食べるよりは、朝食と昼食に分けて食べたほうが、摂りすぎた栄養を体に貯め込むことがないため、肥満を防ぐ効果もあります。

 

さて、朝食にはご飯を食べることがおすすめなのですが、お米を食べるとほとんどの必須アミノ酸が摂れます。お米だけでは摂れないものは、大豆を食べると完璧になります。つまり、朝食としてご飯と味噌汁を食べるのは、実に理にかなったことなのです。

 

朝の忙しい時にご飯と味噌汁など作っていられない!という方もいるかもしれませんが、本当に無理なことでしょうか?炊飯ジャーがあれば、寝る前に米とぎをしてタイマーをセットしておけば、朝起きた時にはもうご飯が炊けていますね。味噌汁の具となる野菜も、夕食準備のついでなどに切っておけば、朝はそれを煮て味噌を溶くだけで出来上がりです。

 

中には、ご飯と味噌汁だけだと栄養不足だし物足りない、だからおかずを作ることになり、それが大変だという方もいるでしょう。もしもたんぱく質が足りないというなら、もう一品作るのではなく、みそ汁に卵を流してかきたま汁にすれば簡単に栄養を補えます。

 

朝食には和食が最適です。いろいろな工夫をすれば、朝の忙しい時間帯でも和食を作るのは十分可能です。ただし、どうしてもできないという場合は、パン食にしてもいいでしょう。和食にはできないからといって朝食なしになるよりはずっとましだからです。

 

早寝早起きで朝食を食べるリズムづくりを

当然のことながら、子供が朝起きてから学校に行くまでに時間の余裕がないと、朝食を食べることができません。つまり、朝食をきちんと摂らせるなら、まずは早寝早起きをさせなければならないということです。

 

就学前の子供であれば20時までに、小学校にあがったら21時までに就寝させるのがベストです。どうしても無理なら22時までには必ず寝かせるようにしましょう。8時間の睡眠が必要だとして、6時には起床が可能になります。

 

ちなみに、同じ睡眠時間でも遅く寝て遅く起きるよりも、早寝早起きしたほうが睡眠の質が上がるということが分かっています。いろいろな理由から、やはり子供には早寝早起きをさせるべきですね。

 

子供を早寝早起きさせようとする親御さんの悩みとして、最も多いのが「夜なかなか寝付いてくれない」ということでしょう。その場合は、まず早起きから始めるといいでしょう。前日の夜に早く眠れなくても、次の日の朝は早く起こすのです。するとその日の夜は自然と早く眠くなります。

 

昔に比べて今は、夜でも活動が可能です。都会ともなれば夜でも明かりが消えることはありません。コンビニは地方にもできてきて、24時間営業もしています。それに伴って、夜型の大人、そして子供が増えてきたのです。しかし、夜も活動できるからと言って、子供まで夜型になってよいというわけでは決してありません。

 

親が朝型で早寝早起きをする習慣があれば、子供も問題なく早寝早起きをする子になるでしょう。しかし親が夜遅くまで起きている習慣があると、子供に早寝早起きをさせるのが少し難しくなってしまいます。子供も一緒になって起きていたがるからです。

 

自分が夜遅くまで起きていると、子供の「まだ寝たくない」という言葉につい流されてしまいがちですが、そこで負けないでほしいのです。子供は「どうして大人は遅くまで起きていてもいいの?ずるい!」などと言われたらうまく答えられないかもしれませんが、それでもダメなものはダメ、と言っていいところです。

 

子供が早寝しなければいけない理由はもちろんあります。早く寝なければ成長ホルモンが正常に分泌しなくなりますから、心身の発達に悪影響が及びます。しかしそんな説明は難しいですし、説明したとしても子供にはうまく理解できないでしょう。

 

正しい生活習慣を教える時には、理由の説明が必要ない時もあります。大人と子供は全て一緒であるとは限らないことを、大人は毅然とした態度で教えなければならない時があるのです。夜更かしや飲酒を始めとして大人は良いけど子供はダメなことがある。また、逆に大人はダメだけど子供は良いとされることもある。そんなことを子供にきちんと教えられる親になりましょう。

 

さて、朝食を食べる時間を確保するためには、早起きが必要だと言いましたが、早寝早起きが朝食を食べるために必要な理由はほかにもあります。夜更かししていると、夕食は食べたけれど何となく口さみしくなって何かを食べてしまうことも多いものです。しかしそうすると、朝目覚めた時に食欲がわかず、朝食が食べられなくなってしまいがちです。そういう理由からも、朝食を食べるには早寝早起きが欠かせないということになりますね。

 

朝食の習慣で体調観察ができる

朝食を食べると体温が上がり、脳にきちんと栄養が行くため、日中しっかりと活動することができます。しかし朝食を食べるメリットはそれだけではありません。朝食を毎日食べるようになると、朝食時にその日の体調が分かるようになります。

 

子供の朝の様子が、見た感じいつもと変わらないのに、いつもの量の朝食を食べきれなかったとか、脂っこいおかずを避けていたとか、何かしらいつもと違う様子があると「あれ、どこかおかしいのかな」と気づくことができます。

 

それが風邪などの身体の不調であることもありますし、悩みがあるなど心の不調であることもあります。何にせよ、子供の不調に早く気付くことができるため、早めの対処が可能となります。これも朝食を食べることの大きなメリットと言ってよいでしょう。

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