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強い倫理観を持てば道を踏み外すことはない!

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倫理観

TVを見ていると超能力を扱った特集が組まれていたり、占い師や霊能者といった人を扱うような番組、あるいは有名人のゲストの前世について語る番組など、いわゆる「オカルト」の分野を扱った番組はけっこうあります。こうした番組は一時期よりは少なくなりましたが、それでも根強い人気を誇っている分野だと言えるでしょう。

 

こうしたいわゆる「オカルト」的なものというのは、大人の世代よりも子どもたちが影響を受けがちです。世界には科学技術では説明できないような不可思議なものごとがある、人間には秘められた特別な能力が眠っている、といったような考え方に影響を受ける子どもはたくさんいます。

 

そしてそうした考え方は巡り巡って、オウム真理教のようなカルト集団に行き着くことになる可能性も0ではありません。自分の子どもがこうした怪しげなものに引っかかってしまわないようにするにはどんなことに気をつければいいのでしょうか。

 

学歴の高いエリートが起こした恐ろしい事件

オウム真理教は1995年3月20に世に言う「地下鉄サリン事件」を引き起こしたことで有名ですが、それ以前にも弁護士一家の殺害事件、松本サリン事件などを引き起こし、犯罪史上まれに見る事件を次々に起こしたカルト集団です。一般市民も無差別に巻きこんだこの事件では、事件の中心となった教団幹部の多くにいわゆる一流の大学を卒業した人物が多かったということも話題になりました。

 

この事件に関連して逮捕された男性信者を見てみると、東大、京大、阪大、慶応、早稲田といったそうそうたる大学名がいくつも並びます。学歴社会ではいわば頂点に位置するような高い学歴の持ち主が、これほどの犯罪をしでかしてしまったという事実を考えるとぞっとさせられるものがあります。

 

こうした信者たちはおそらく小さいころから優秀な成績を収めていたでしょうし、受験戦争の勝ち組にいたことでしょう。そうした意味では知性に優れたエリート的な人材であったわけですが、それがどうしてああいった犯罪を起こすに至ったのか、それ以前にどうしてそういったカルト教団に傾倒してしまったのか、社会全体が問われているのではないかと思います。

 

子どもにきちんとした倫理観を持たせるには

オカルトから強い影響を受けてしまったり、あるいはカルト教団にのめり込んでしまうような人は、倫理観に問題があるのではないかとする考えがあります。こうした人たちは自分の中にあるはずの倫理観がオカルトやカルトが与えてくれる架空の理想像に負けてしまったのではないかというのです。親の立場からすれば、自分の子どもにはきちんとした倫理観を身につけて欲しいものですし、またそのように努力させるべきでしょう。

 

子どもが強い倫理観を持つためには、前提として親がきちんとした倫理観を持っているかが大切になります。「倫理」などと言われるとそれこそなんだか宗教めいたものを感じて身を引いてしまう方もいるかもしれませんが、これはそういったものではありません。倫理とは人間がふみ行うべき道のことで、人間関係や秩序を保つために必要な道徳のことです。そういう意味で、倫理はあらゆる人が生活を送る上で必要不可欠なものなのです。

 

世界には仏教やキリスト教、イスラム教をはじめとするさまざまな宗教がありますが、それぞれの教義には優れた点が必ず存在します。上で述べた「倫理」として扱っていい内容であることがほとんどですので、広く知られた宗教のいいところだけを抽出してそこから倫理観を構築してもいいのではないかと思います。

 

例えば仏教では、他の人をいつくしむことが大事であると教えています。これがキリスト教になると、自分と血縁などがない隣人にも愛を持って接しなさいという「隣人愛」の教えがあります。イスラム教でも「喜捨」と言って、自分が所有している大事なものを周囲の人に分け与えるように説いています。

 

世界に古くからある宗教でこのように同じような内容が教えの基礎にあるわけですから、他の人に対して思いやりを持つことが大事というのはおそらく間違いではないでしょう。これらの宗教はいずれも、人としてよりよい生きざまを送り、かつ社会の中で役に立つ人間になることを教えているのではないかと思えます。

 

このように、人は人生を生きる中でよりよい生きざまを送り、そしてよい意味で成長を遂げようとしますが、そういった生き方を模索してよりよく生きようとしている人だけに価値があり、そうしようとしない人を蔑んだりないがしろにしたりすることはあってはなりません。

 

きちんとした倫理観を持った親に育てられた子どもは、自分がよければ他の人などどうでもいい、というような浅はかな考え方をするようにはならないでしょう。奇妙なオカルトにはまったり、カルト教団の教えに傾倒するような危険性も少なくなります。親が確固として正しい倫理観を持っており、自分の子どもをそれに沿って育てることができていれば、「この宗教を信じない者は殺しても構わない」といったような危険な内容を教えるカルト宗教に興味を示すことは基本的にないはずなのです。

 

自分さえよければ他はどうでもいい、などという考え方を持った子どもは、たとえ知性が高く優秀な成績を収めることができたとしても、あるときカルト教団の勧誘に引っかかって道を踏み外したりする可能性が出てきます。自分の子どもがそんな反社会的な人間になってしまわないように、まずは親がきちんとした倫理観を身につけ、それを子どもに伝えていくことが大切なのだと思います。

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