日本人の主食にはパンよりもご飯を!

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パンとご飯

日本の食といったら、まずは白いご飯を思い浮かべる方が多いことでしょう。しかし最近では、日本国民の米の消費量が減ってきています。ご飯以外の主食をとることが増えてきているのです。では、私たち日本人は今、一日にどれくらいご飯を食べているのでしょうか。そして、ご飯以外を主食にすることで、どのような変化が起こるのでしょうか。

 

ご飯を食べなくなった日本人

日本人の主食といえば、やはり白米でしょう。それは間違いありません。にもかかわらず、私たち日本人が米を食べる量は、年々減ってきているのです。1930年代には、1人が1日に食べるご飯の平均量は、ご飯茶碗におよそ8杯から9杯でした。戦後は食糧難になり6杯から7杯に減りました。しかし豊かになったはずの現代では、平均量はなんと1日2杯ほどになっているのです。

 

これはあくまで平均値ですから、これより多い人ももちろんいるでしょうが、逆に1日1杯しか食べない、もしくは全くご飯を食べない日もあるという人もいることでしょう。日本人がご飯を食べる量はこんなにも減ってしまっているのです。

 

例えば、朝食を考えてみましょう。ご飯を食べないとすればいったい何を食べるのか。多くの人がパンを食べるのではないでしょうか。戦後、欧米へのあこがれが強まった結果、洋食が日本に広まると同時に、パンも一般家庭に普及するようになりました。しかし、朝食にパンを食べる機会が増えた理由はそれだけではありません。夜型の生活を送る人が増えたことも大きな要因となっているのです。

 

一般的な昼型の生活を送っていれば、夕食の時間はだいたい6時から7時といったところでしょう。すると、朝は空腹状態で目覚めるはずです。それが、夜型になって遅い時間にしっかりとした夕食をとる生活になると、朝起きてもお腹が大して空かないのです。しかし、「朝食は大事だから食べるべき」ということは今や誰でも知っていますから、食欲はわかないけれど軽いパンでも、となるわけです。

 

しかし子どもはどうでしょう。夜型の子どももいますが、たいていは6時から7時ころに食事を済ませているのではないでしょうか。夜型になってしまった大人が「朝食にご飯は重いな」と感じていても、子どもは朝にはお腹が空いていますから、ご飯を出されたとしても平気で全部食べてしまうはず。大人に合わせて朝食をパンにする必要はありません。

 

「でも、朝はパンの方が楽だから…」とおっしゃる方もいます。でも、やり方によってはご飯の方がずっと楽になるのです。パンだけを食べるならそれは楽かもしれませんが、だいたいはパンの他に卵料理やサラダなどの野菜料理、スープや牛乳などを用意することになるのではないでしょうか。

 

でも、主食をご飯にするなら、いろいろなおかずは本来なくても良いのです。味噌汁に漬物や常備菜があれば十分です。野菜料理などわざわざ作らなくても、汁の具や漬物、あるいは常備菜で野菜はとれます。時間があるときにつくだ煮やきんぴらなど日持ちのするものを作っておけば、朝はそれを出すだけで終わりです。

 

朝食を和食にするということは、朝からしっかり料理をすることだと思われがちですが、そんなことはありません。主食をパンにしてしまうほうが、かえっておかず作りが大変になってしまいます。朝は誰でも忙しいのですから、簡単な和食にして手間を省いてしまいましょう。そういう意味でも、朝食の主食をご飯にするのがおすすめです。

 

パンを主食にしたときのデメリットとは

日本人の食事の主食には、パンよりもやはりご飯がおすすめです。なぜなら、パンを主食にすると様々なデメリットが生じるからです。具体的に説明しましょう。

 

油脂類を多く摂ることになる

ご飯のおよそ7割が水分であるのに対し、パンはおよそ4割しか水分が含まれていません。パンはそれだけだと口の中がパサついて食べにくいため、バターやマーガリンを塗って食べることが多くなるのです。

 

「クロワッサンにはバターやマーガリンを塗らないけど?」と思う方もいるかもしれませんが、クロワッサンやデニッシュ系にはもともと生地にたっぷりとバターが練り込まれています。ですから、パンというものは油なしには食べられないと言ってもいいでしょう。

 

パンそのものも油を必要としていますが、パンに合うおかずもまた、油を使うものが多いのです。目玉焼きやベーコン、スクランブルエッグやハム。これらに油の使用は必須です。サラダにしてもドレッシングやマヨネーズをかけますから油をとることになってしまいます。

 

いろいろな野菜や魚を食べる機会が減る

パンに合うおかずとしてよく用意されるのは、卵料理や肉の加工品、レタスやキュウリなどのサラダではないでしょうか。これらの料理ではなかなかいろいろな野菜を取り入れにくいものです。

 

また、パンに合う魚料理というのも、朝から調理して出すには難しいものです。ですから、パンを食べる機会が増えるということは、野菜や魚を食べる機会が減るということにもつながるのです。すると、野菜や魚が苦手な子どもが増えてしまうのです。

 

添加物の心配がある

パンにはいろいろな添加物が含まれていることが多いもの。よく選んで買わなければ、添加物をとる機会が増えることにもなります。ご飯は加工品ではありませんから、添加物は一切必要とされません。

 

このように、主食がご飯ではなくパンになることで、食生活そのものが危うくなる可能性が高まるとも考えられます。日本の食卓の主食にはぜひ、ご飯を選んでほしいものです。

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