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母方の祖母との同居で子どもは伸びる?

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祖母

子どもの学力が向上しやすい家庭環境がある、といわれたらどのように感じるでしょうか。たいていの親は、できることなら自分の子どもにもそういった環境を用意してあげたいと思うのではないでしょうか。実は、子どもが祖母と一緒に暮らすと学力が伸びやすいという専門家の意見があります。どういうことなのか少し探っていきましょう。

 

おばあちゃん子は学力も伸びる

ろくに遊ぶこともせず勉強ばかりしているようないわゆる「ガリ勉」ではなく、特に努力しているようにも見えないのに、どうしてか「できる」子ども。そんな子どもはいろんなところに結構存在します。そういった子どもにはどういった秘密があるのでしょうか。そしてそれを自分の子どもにも取り入れることができないものでしょうか。

 

最近では父親・母親・子どもだけの家庭、いわゆる核家族が普通になってきており、家に祖父や祖母がいるというケースは昔よりも減ってきています。

 

とはいえ、父親も母親も働いているような共働き家庭の場合、子どもの面倒を見てもらうために母親側の祖母と同居するというパターンも増えてきています。そしてこういうパターンの家庭で育った子どもは勉強が得意なことが多いようです。両親とも働きに出ている、ということが学力アップの要因なのではなく、祖母と同居していておばあちゃん子であるということで学力が向上しているようなのです。

 

おばあちゃんとの同居で得られる利点とは

どうしておばあちゃん子は成績が良くなるのかを見ていく前に、祖母、特に母方の祖母が同居することによってどんな利点が得られるのかをチェックしてみたいと思います。

 

こういうケースで得られる利点の1つ目は、母親にかかる負担が軽くなるということです。母親にかかるさまざまな負担が減ってくることで、子どもにもいい効果がもたらされるのです。

 

勤めているかどうかに関わらず、家事というのは基本的に大変なものです。起床後には朝ご飯の用意をし、洗濯や掃除をしたりしなければならないほか、庭や壁など家の外回りに関することや家計簿つけ、冠婚葬祭がらみやお中元などの手配、とにかくその内容は多岐にわたり、片手間でできるようなものではありません。

 

これだけでも忙しいというのにぐずる子どもをなだめたりせき立てたり、宿題はやってあるのかチェックしたり、勉強をするように言ったり、とにかくどれだけ時間があっても足りないほどです。今時少なくなってきたと思われる専業主婦でさえ大変なわけですから、外に仕事を持ってこれをこなさねばならない人ともなればその忙しさは大変なものになります。

 

このようにして仕事だ家事だと追われるように毎日を過ごしているわけですから、もっと時間を設けてゆっくり子どもと向き合っていたい、と思ったとしてもなかなか果たせない、思い通りにいってない、というのが世の母親の現状ではないかと思います。

 

そういったときに家事や子育てをサポートしてくれる位置に自分の母親がいたとしたらどうでしょうか。夫の母親であれば気軽にものを頼みにくいかもしれませんが、血を分けた実の母親であればそれよりは頼み事をしやすいでしょう。家事や育児の一部を担ってもらうだけでも、時間的にも気分的にもかなり負担を減らすことができます。そうやって少し時間的・気分的な余裕が生まれてくれば、すこし時間をかけて子どもと向き合うこともできるようになります。

 

次に2つ目の利点として、祖母というものは得てして孫には甘いとうことがあげられます。「孫に甘い」と言っても子どもが欲しいと言ったものを何でも買い与えてしまったり、頼まれるままに小遣いをあげてしまうといった盲目的な甘さのことではありません(そういう甘さを発揮するようであれば逆に問題です)。孫がする話を時間をかけて何でも聞いてくれたり、いつもかわいがってくれたり自分の味方になってくれるといった祖母がいることで、子どもは大きな安心感を得ることができるのです。

 

母親も当然ながら子どもの話は聞きますし、かわいがって味方になってくれます。しかし、時には子どものしつけのために厳しい顔を向ける必要もあります。甘やかしてばかりでは子どもが駄目になってしまうからです。しかし、孫に対する祖母の立ち位置はそういう立ち位置ではありません。限度はあるにせよ、子どもにとって優しい位置にいてくれるのが祖母なのです。

 

このようにしていつも安心感を与えてくれる存在というのは、子どもにとってはたいへん大事です。自分の近くにいつも安心感を感じられることで子どもの精神は安定し、それを軸に行動することができるようになります。そうなってくると子どもの行いには自信が伴い始めますし、勉強をするときにもプラスになってきます。

 

このように、母方の祖母が同居して家にいることにより、母親には余裕が生まれ、子どもには安心感が生まれるので、その相乗効果で子どもにいい影響が出てきます。そしてそこに加えて、祖母というものが持つもう一つの特徴は特に女の子にいい影響を及ぼします。それは何かというと、祖母というものは経験と知識の宝庫で、それに基づいて子どもにいろいろな体験をさせてくれる存在だということです。

 

祖母というのは子どもから見たら知識の宝庫のようなものです。草木の名前、服のたたみ方、昔の遊びについて、料理やお菓子の作り方などを教えてくれたり、やって見せてくれたり、実際にやらせてくれたりしますし、お裁縫などの家庭科の宿題も手伝ったり教えたりしてくれます。安心感のある中でさまざまな新しいことにチャレンジさせてくれるので、子どもは好奇心を満たしやすくなります。

 

特に女の子の場合、このような祖母が得意とする分野である家庭的な要素について身につけておくことはたいへん大事です。そうしたことが頭の良さにもつながってくるためです。それを特に構えることもなく、マンツーマンで的確な指導を行ってくれますので、祖母という存在は女の子の成長にとっては大きなプラスになるのです。

 

そうした役割をしっかり担ってくれるような祖母がいれば、その人は間違いなく慕われていて、孫たちはおばあちゃん子になっているはずです。つまり、そういった祖母を持っている子どもは、安定した家庭に育ち、日々愛情を感じることができ、また生活する中でいろいろな経験も同時に積むことができる環境を持っていることになります。そのため、「できる」子どもになりやすいというわけです。

 

さまざまな理由から自分の母親と同居できないという母親もいると思います。そうした方が、家事や仕事をしながらこういった環境を子どもに与えるのはかなり難しいことだと言わざるを得ません。しかし、どうにか工夫をしてこういった環境を子どもに与えてあげることができれば、子どもに与える影響は計り知れないものがあると思われます。

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