特技は子供の自尊心の源になる

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鉄棒を特技を持つ子供

年齢を問わず、自分への自信や自尊心というものは人間にとって大切なものですが、そうしたものを育むには何か特別な状況で役立つ特技や他人を感心させられるような特技を持っており、それを他人に評価されることが必要です。自分の子供にそうした自尊心を与えるためにはどうすればいいのかについて見ていきましょう。

 

自分の能力を認められると自信がつく

特に優れたところもなかったような子供が、あるときふとしたことから何かにのめり込むようになり、その分野で脇目も振らずに頑張って最後にすばらしい結果を残す、といったようなモチーフの映画やドラマを最近よく目にします。

 

のめり込む対象はスポーツなり音楽なりいろいろなわけですが、こういったお話が感動を呼ぶのは、それほどまでにのめり込めるものを持てることに対する憧れを感じるということと、目立つ舞台が与えてくれる爽快感とがあるのではないかと思います。

 

自分はこれなら他人に負けない、と思えるような分野を持っているということは、それを通して他人に自己アピールできるチャンスが広がるということでもあります。自分というものをアピールすることができるばかりかそれによって周囲の人にすごいと思われるとなれば、それはものすごい自信につながることでしょう。

 

例えば、自分がスイーツ作りが得意だったとします。自分でもそう思っているところに、友だちから家族の記念日にケーキを作りたいので教えて欲しい、と言われたらどう感じるでしょうか。もしくは絵を描くのが上手だったとしましょう。そこに、学校のPTAの役員さんから、配布するプリントに載せるイラストを絵が上手なあなたに頼みたい、と言われればまんざらでもないのではないでしょうか。

 

もしくは仕事という場面でも、このフィールドならあなたの右に出る人はいないから引き受けてもらえないか、と言われたらやはりうれしく感じ、なんとか力を発揮してやろうと奮起するものではないでしょうか。

 

人間というものは、何歳になっても自分の能力を認められればうれしいものです。そして、こうしたうれしさは何度感じてもいいものです。大人がそう感じるわけですから子供ならばそれはなおさらでしょう。

 

子供であれば、足が速いことを買われてリレーの代表選手に選ばれたり、合唱の大会などでピアノが弾ける子供が伴奏役に選ばれたりするなどすれば、子供は自分というものに誇りを感じることができ、また大きな自信を感じることになると思います。

 

こうしたものはほんのちょっとしたことでもOKです。アクセサリーを作るのが上手で、持ち物につけることができるようなかわいいアクセサリーを自分一人で作れるであるとか、お出かけの時などに普段とは違う手の込んだ髪型を一人で作れるであるといったことでも構いません。

 

他の友だちがそういったことができることを知ったらすごいね、と感心してもらえるような特技をいくつか持っていれば、その子供の自尊心の源になります。ちょっとしたことであっても、自分の得意なことを持っていてそれを誇ることができればいいのです。

 

子供が人生を有意義に送れるように趣味や特技を身につけさせよう

いい人生を送るためには趣味を持っていることが大事になってきます。趣味をたくさん持っているほど人生は有意義になり、幸福に生きることができます。趣味のように何かのめり込んでいることがあったり、得意なものがあったり、特技と言えるようなものがあることは非常に重要で、そうしたもので他人からいい評価を得ることができるようになることこそが自己実現であると言うこともできます。

 

子供にとっては、そういった自ら誇りに感じることができる特技を持ち、それを磨けば他人が認めてくれると感じられているということが非常に重要です。

 

小学校に入ると、勉強がよくできることによっても友だちに感心されます。それならば勉強ができる子を目指してもいいのではないかという意見があるかもしれませんが、この点についてはちょっと事情が異なります。勉強ができるというのは、その子供にしかできない特技ではありません。逆にいつもテストでよい点数は取っているけど特技といえるものが一つも無い、というようなことになりかねません。それではとうてい自己実現できたとは言えないでしょう。

 

一番いいのは、何か特殊な状況で役に立つような特技を持っていることであったり、他の人から感心してもらえるような特技を持っていることです。そうしたものを持っていれば、成長してからも大きな資産になります。

 

こういった特技は学校で身につけるものでも、学習塾で身につける性格のものでもありません。こうした特技を身につけさせたければ、親が何らかの対策を立てる必要があります。今まで週に3、4回は学習塾に行っていたのならその回数を減らし、その分で別の習いごとをさせてみるといったような工夫が大事になってくるのです。

 

子供のころずっと学習塾に通って暗記ばかり得意になり、勉強やテストの点数以外に他の人に誇れるものがない子供と、さまざまな分野で誰にも負けないような特技をいくつも持っている子供では、どちらが大人になったときに人間的魅力が高いと言えるでしょうか。そして、本人の人生が充実して感じられるでしょうか。子供を持つ親は、こうした点もきちんと考えて欲しいものだと思います。

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