facebook Twitter Google+ はてなブログ feedly

男の子に大事な豊富な体験はキャンプが良い?!

Pocket
LINEで送る

キャンプ

男の子は直接的な体験からものごとを学ぶという特徴を持っていますので、少々危険なことをしていてもある程度大目に見て、いろいろなことを幅広く体験させてあげることが必要です。では、いったいどんな経験をさせてあげれば効果的なのでしょうか。

 

「○○教室」では本当の意味での経験は積みにくい

男の子は直接的な体験からものごとを学ぶという特徴を持っていますので、少々危険なことをしていてもある程度大目に見て、いろいろなことを幅広く体験させてあげることが必要です。そんなふうに指摘すると、うちはサッカー教室や水泳教室に通わせているし、絵画教室にも行っているから、子どものころからいろんな経験を積むという点では問題ないですよ、と言ったりする親がいます。

 

小さいころから運動をし、実際に体を動かしているのはたいへんいい習慣だと思いますが、一部の種目、特にサッカーや野球といった団体競技については、指導する人の方針によっては子どもが悪い影響を受けてしまうこともありますから注意が必要です。

 

指導する人が子どもの自主性を重んじて自由に活動させるタイプの人であればいいのですが、そうではなく、自分のポジションでしっかりと役割を果たすことを重視するタイプの場合は少し注意が必要です。サッカーや野球などの団体競技は大勢で一つのチームとなって競技を行うわけですからある程度そういった側面があることは仕方ないのですが、そうした考え方が行きすぎてしまい、軍隊もかくやというような厳格な指導をするような指導者も時にいるからです。元は教師をしていたというような方であったり、意欲的な若い方が指導をしている場合にはこういうことになりやすいので、そこはきちんと見極めた方がいいでしょう。

 

指導する人がそういったタイプではなかったとしても、運動教室などは預かっている子どもたちに危険が及ばないように細心の注意を払っています。そこでは予想外の出来事は極力排除され、予定されたメニューに沿った指導が行われます。親にとっては子どもの安全がある程度保証されるので安心できる反面、男の子がさまざまな体験をして幅広い経験を積むという意味では少々環境として不足があると言わざるを得ません。

 

というのも、普段接することがないような予想外の出来事が起きたとき、人間の判断力が問われることになりますし、そういった局面を工夫と機転で乗り切ったときこそ人間は大きな自信を得ることができるからです。

 

例として野球をあげますと、例えばきちんとした整備のなされた球場で行う野球教室での活動では、地面はきちんとならされて危険そうな石などは取り除かれています。こうなると、走っていてつまずいて転ぶ可能性は低くなりますし、自分の手前でバウンドしたボールが不規則に跳ねる可能性も少なくなります。

 

一方、これがグラウンドとして整備されているわけでもない空き地で野球をするとそうはいきません。高く打ち上げたボールを取ろうと走っていたところ、足下にあった石にけつまずいて転んでしまうかもしれませんし、自分の手前でバウンドしたボールが明後日の方向に跳ねて逸れてしまうかもしれません。あるいは近くの住宅の敷地内にボールが入ってしまうことさえ起きるかもしれません。

 

そういったような突発的な事態が発生するからこそ、子どもたちはいろいろと頭を使うことになり、幅広い経験をすることができるのです。予想外の出来事が起きてこそ、子どもたちは状況対処能力を磨くことができますし、判断力や決断力を鍛えることができます。そしてそういう機会を数多く子どもに与えたいと思うのであれば、自然豊かな環境の中でキャンプをすることが一番です。

 

豊富な体験を与えたいならキャンプが一番

自然豊かな環境の中でするキャンプでは、非日常的な体験を子どもに与えることができます。子どもは普段できないような幅広い体験を積むことができ、いろいろなことを経験することができます。

 

例えば、鳥や動物、虫などの名前やそれが野山でどういった形で生息しているのか、川魚を捕まえるために小川を上手にせき止めるやり方、たき火に向いている木はどんな種類のものか、安全な火の起こし方、雨が降る中で煮炊きするための方法、離れたところにいる相手に叫ばずに意志を伝えるやり方、植物の名前や見分け方、星座の名称と位置などなど……。キャンプという形で目の当たりにするすべてが、図書館に置いてある図鑑いくつぶんもの幅広い知識と体験を授けてくれるのです。

 

それ以外にも、キャンプは自然の懐に入り込んで行うものですので、「○○教室」では味わえないような突発的な事態が頻発します。突風でテントが倒れそうになった、飯ごうでご飯を炊いてもなかなかうまくいかない、魚を釣ろうとしたら近くの枝に釣り糸が絡まってしまったなどなど……。こういった予想外の出来事が起きるたびに、子どもたちは判断力を試され、それを磨く機会を得ることになりますし、予想できないからこその楽しみというものを感じることができます。

 

このように、さまざまな体験の宝庫となるキャンプですが、子どもにとって実り多い体験に仕上げるためには、少し工夫をする必要があります。工夫と言っても難しいことではなく、大人がなるべく手を出さず、子どもたちの自主性や工夫に任せてそっと見守るという態度を徹底することです。荷物の整理、役割の分担、テント設営、たき火の設置、炊飯などについて、できるだけ子どもの手に委ねてみるのです。

 

もちろん子どものすることですから失敗はつきものです。時に危険になることもあるかもしれません。大人が手を貸すのはそういった危険を招かないようにする時だけで、基本的には失敗してもいいので子どもたちに任せるのです。

 

トライアンドエラーを繰り返し、ようやく何かを成し遂げたとき、子どもたちは自分一人でやり遂げたという達成感の他に、与えられた役割をこなせたということで自分自身の存在意義を強く感じることになります。

 

キャンプなんかしている暇があったら英単語の一つも覚えさせた方がいい、というような親もいますが、小さいころにキャンプに行っていた子どもほど小学校の高学年ごろからめきめきと学力を上げてくるという現象もよく見られるそうです。子どもになるべく幅広く多数の経験を積ませることは親の責務であるということを忘れないようにしたいものです。

Pocket
LINEで送る

このページの先頭へ