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子どもにゲームを与える際に取り組みたい習慣

ゲームをする子ども

デパートなどへ行くと「ねぇ、お母さん、これ欲しい、買って!買って!」と、子どもがおねだり。おもちゃ売り場でよく見かける光景ですね。そんな中でも、テレビゲームやポータブルゲーム機などは子どもたちにとって欲しいものの中でも人気があり、子どもからおねだりされる機会は多いかと思います。

 

親御さんの中にも、されたことがある方もいるかもしれませんが、単純にゲームは楽しいものです。時間を忘れ、夢中になることもしばしば起きたりします。ゲームとの接し方について少し考えてみましょう。

 

子どもにゲームを買い与える前に

子どもにゲームを買い与えることは、悪影響を及ぼすと思われている親御さんも多いかと思います。それは、「ゲームばかりして勉強に集中できなくなってしまうと困る」というのが一番の理由だと思います。

 

しかし、子どもからすると、自分だけ皆が持っているゲームを持っていないということは、恥ずかしさや悔しさなど大人が想像する以上にストレスを感じてしまうものです。なぜなら、小学生くらいまでは、周りと一緒ということが子どもにとって安心する環境だからです。学校で子どもがそういったストレスを感じないようにするためにも、現在は全く与えないというのは難しいと言えるでしょう。

 

では、どういったことに気をつけたらいいのでしょうか?まずは、「ゲームばかりして勉強に集中できなくなってしまうと困る」いう親が一番心配する問題を明確にしておくことが大切です。逆を言えば、「ゲームばかりしないようにすれば困らない」と言えるはずです。

 

そこで、子どもにゲームを買い与えたら、新たな習慣を取り入れるようにするのです。例えば、夕食前までに必ず宿題や課題を終わらせる、帰ってきたら洗濯物を取り込んでたたんでおく、など子どもに新たな習慣や仕事(役割)を取り入れると、結果、ゲームばかりするということはできません。このように、子どもにやるべきことを増やし、ゲームばかりできない環境にしていくのです。

 

寝る前の「今日の話題」で、時間の感覚を養う!

新たな習慣を取り入れる際におすすめしたい時間帯が寝る前です。そこで、するのは「今日の話題」です。これは、家族の前で子どもが今日あった出来事を持ち時間3~5分程度にまとめて発表するというものです。

 

自分の話を人前でするということは、自分の感情・気持ちを伝えるということです。相手に伝わる内容を考えて整理しなければならないので、ゲームばかりしているとその時間が取れません。

 

まとめることをおろそかにすると発表する際、自分の話が伝わらず子どもは苦い思いをしてしまいます。そういった経験から、まとめる時間がどれくらい必要で、このぐらいでゲームを終わらなければ間に合わないといった、時間の感覚を覚えていくことにつながっていきます。

 

また、持ち時間の設定も、時間の感覚を養うことにつながり、面接での自己PRなど社会人になると、それぐらいの時間を話す機会は多くなります。そこで、苦労することのないよう練習として取り組めます。

 

そして、寝る前に設定することで、寝る時間がはっきりし生活習慣が整うというメリットもあります。なかなかゲームをやめられないというお子さんでも、今日の話題の習慣があると、いったんゲームから離れることができるので、やめるタイミングとして位置づけることは有効な方法だと思います。

 

さらに、始める前も、明るく声をかけゲーム機を片づけるようにするなどしてあげれば、時間の切り替えが上手くなるはずです。そして、もう一ついい習慣が身に付きます。それは、発表する内容を考えるという作業をするため、今日1日を振り返るという習慣です。

 

ゲームは何番目に楽しいことか感じさせることが大事!

人間形成において喜怒哀楽の感情を味わうことは大変重要なものと言えます。子どもにとって、今日何があったかを振り返ることは、自分を客観的に見るということを覚える習慣になり、つらいことや悲しいこともきちんと向き合えるようになっていきます。

 

同じ思いを繰り返さないようにこれからの行動を考え、自然にクリアする目標を立てるようになります。この目標を立てることでやる気がわいてくるのです。ゲームのように与えられた目標をクリアすることもいいですが、自分自身が立てた目標を達成することはそれ以上に嬉しいものです。

 

大人でも、与えられた仕事(目標)が自分の中の仕事(目標)とあまりにかけ離れたものだとやる気が起きてこないものです。取り組む姿勢も結果も変わってくるでしょう。自分のやる気を引き出すためにも、子どものうちから1日を振り返るという習慣を身につけておくことは大切なことだと言えます。

 

人生には、充実感を得られる楽しいことがたくさんあります。ゲームでの充実感ばかりでなく生きていく上で得られる優先順位を感覚として覚えることが大切です。そのことがわかってくると子どもがゲームばかりするということはなくなるはずです。

 

自分のことを話す、最大のメリット!

家族とはいえ、人前で自分のことを話すということは恥ずかしものです。最初のうちは、子どもも恥ずかしくて、何も話せないということもあると思います。しかし、この恥ずかしいという気持ちを払拭するというのも今日の話題のメリットです。

 

見ている側としても、モジモジと恥ずかしがっている姿より、堂々と自分のことを話す姿のほうが気持ちよくカッコイイと感じるはずです。それを子ども自身が経験することで、人前で発言することに抵抗感を持たないようになっていくはずです。

 

また、自分の言葉で話すということは、考える力と伝える力も身につきます。誰かに何か伝える上で5W1H(誰が、何を、いつ、どこで、なぜ、どのように)を用いることが重要ですが、その力が自然と養われます。

 

同年代には、通じる事であっても世代が変わると伝わらないということはよくあることです。社会に出ると様々な世代の人と話す機会も増えるため、誰にでも伝えることができるということは大きな強みになります。

 

始めるタイミングとしては、どの時期でも構いません。早いと感じるかもしれませんが、自分の意見を言えるようになる4~5歳頃になればスタートできると思います。もちろん、それ以降であってもOKです。小さなお子さんの場合は、歌やダンスなどを披露する場として設定するなどが考えられます。習慣化できれば、人前で何かをするということに対して抵抗感が薄れるはずです。

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