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相手の話をきちんと聞ける子に育てる方法

仲の良い友達

親が話をしていてもちっとも聞かず、うわの空。あなたのお子さんはそのようなことがありませんか?そのような子供にいくら「話を聞け」と言っても、あまり効果はありません。話をきちんと聞ける子にするには、他にちゃんと方法があるのです。

 

子供に絶え間なく注意し続けていませんか?

「うちの子、全然人の話を聞かないのよ。どうしたらよいのかしら」。親の悩みにはよくあることです。そもそも、なぜ人の話を聞くことができないのでしょう。いろいろな理由があると思いますが、まず、親御さんの子供への話し方を振り返ってみてください。

 

子供が反応する間もなく、次から次へと注意ばかりしていませんか?もし心当たりがあるなら要注意です。なぜなら、ずっと続く注意にいちいち反応しているのは骨が折れることなので、子供は次第に聞き流すことを覚えるようになってしまうからです。

 

きちんと話を聞ける子に育てるには、どうしたらよいのでしょうか。話を聞くよう言葉で言い聞かせれば聞くようになるのでしょうか。残念ながらそう簡単なものではありません。時間をかけて、相手の話がきちんと聞けるような下地を作っていかなければならないのです。

 

まずは親が子供の話に耳を傾けよう

自分の話をきちんと聞いてもらえた、という体験がなければ、相手の話をきくようにはなりません。ですから、普段から子供が話すことにきちんと耳を傾けて、「聞いてもらえた!」と子供が思える体験を積み重ねましょう。子供が何か話してきたら、頷いたり相槌を打ったり、子供の話から親が感じたことを話したりと、反応を示しながらじっくりと聞いてあげましょう。

 

その時に注意していただきたいのが、子供の話を丸ごと受け止めるということです。子供の話の腰を折ったり、非難したり、怒ったりせずに聞くということです。そうしないと子供は「どうせ言っても聞いてもらえない、怒られるかも」と思うようになってしまい、話しづらくなってしまうでしょう。まずは子供が気軽に話せる関係づくりが大切です。

 

よく話を聞く子にするには読み聞かせも効果的

親が言っている内容がよくわからないために、子供が話をきちんと聞けないという場合もあります。そんな時は子供の理解力を伸ばしてやる必要がありますが、それには絵本の読み聞かせも有効です。もちろん、自分で読むのもいいですが、まだそれが難しい時には、親御さんの方で読んで聞かせてあげてください。

 

ただし、注意すべき点がいくつかあります。まずは、何が何でも最後まで読み通そうとしないこと。子供は親の読み聞かせをさえぎって話しかけてくることがあります。それが本の内容とは関係のない話のこともあります。そんな時は、それを無視して読み続けたり、ちゃんと聞くように叱ったりしないでください。

 

子供の話に一つ一つ反応しながら、ゆったりと読み進めていけばよいですし、子供がききたくないようならそこで終わりにしてもよいのです。

 

また、読み聞かせの後、どんな感想を持ったかを尋ねるのもおすすめできません。まだ幼い子供は、読み聞かせの後、そのお話の世界の中に浸っていることも少なくありません。感想を訊かれてしまうと、その世界の中から現実に引き戻されてしまいます。

 

そのことに気をつけながら、子供を膝に乗せたり、一緒に布団の中に入ったりしながら、本を読み聞かせてあげましょう。読み聞かせをする上で重視したいことは、親子のコミュニケーションと、「本を読むって楽しいな」と子供に気づかせてあげることです。親子で素敵な読み聞かせタイムを過ごしてくださいね。

 

友達と遊ぶことで互いに聞き合う姿勢を学ぶ

友達と遊ぶ経験を積み重ねると、自分の意見を言うだけでなく、相手の意見も聞かなければ楽しく遊べないということを学ぶようになります。場合によっては自分が引かなければならない場合もあるということも知るでしょう。友達との遊びを通して、相手の話を聞く姿勢を身に付けることができるのです。

 

「今は押す時」、「ここは引く時」というバランスやタイミングは、やはり人同士との触れ合いで身につけていくものです。

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