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運動すると脳が活性化する!

サッカーをする子供たち

子供は勉強さえしていれば頭がよくなると思っていませんか?体を動かして遊んだり運動部の活動に夢中になったりする暇があったら、もっと勉強してほしいと思っていませんか?実は、運動も脳の活性化に深く関係しているのです。運動が脳に与える影響を知って、子供の日常生活にたくさん運動を取り入れてあげましょう!

 

運動すると頭が良くなる

子供には幼いうちから、ぜひたくさん運動をさせてあげてください。なぜなら、運動は脳を活性化させてくれるからです。運動することによって気分がすっきりしてやる気が出てきた、という経験をお持ちの方もいらっしゃることでしょう。運動を生活に取り入れるようにすると、なにかをする意欲がわき、頭がシャキッと冴えてくるのです。これはなぜなのでしょう。

 

実は、人間が運動をするとき、脳の前頭前野という部分が始めに使われるのです。ここでの運動はスポーツだけではなく、人間の動きを全て含みます。つまり、テレビのチャンネルを変えたい時も、腕をどのくらいのばしてリモコンをとるかということから全部、前頭前野が命令を下して、運動が始まるのです。この命令はもちろん、無意識のうちに出されています。

 

この命令が脳内の運動野と呼ばれる部分にまで伝わっていき、そこからさらに、今必要となる筋肉にまで伝わっていって、腕を伸ばす動きなどが生まれるわけです。

 

前頭前野という部分は、運動に限らず、人間が何かを思考したり判断したりするときに必ず使われ、脳の各部位に命令を出す働きがあり、人間にとっては最も重要な組織の1つです。

 

そんな大事な部分を、運動をすることで積極的に使うわけですから、運動すると頭がしゃっきっと冴えてくるというのも納得できますね。運動するということはつまり、脳を鍛えるということでもあるのです。しかも、それは「考える」という行為に同等程度、脳を鍛えています。

 

さらに言えば、脳は使った分だけ、神経細胞同士が強く結びついていくということも分かっています。つまり、運動をすればするほど、脳は発達していくと言えるのです。

 

赤ちゃんは歩くことで脳が発達する!

1歳を過ぎるころになると、多くの子供が歩くことを覚えます。そうなったらできるだけたくさん外に連れていき、思う存分歩かせてあげてください。最近は子供が思い切り体を動かせる場所が少なくなってきていますね。よちよち歩きの子供が歩くと危険な場所ばかりかもしれませんが、なるべく車通りの少ない道路や広い公園などを探して、歩かせてほしいのです。

 

どうしてそんなにも歩くことを勧めるかというと、赤ちゃんが歩く時には、いろいろなことを学ばせるチャンスがあるからです。ただ道を歩くだけでも、覚えさせたいことはたくさんあります。

 

例えば、段差になっているところを普通に歩いてしまったら転んでしまうということや、信号が赤になったら止まるということなどが挙げられます。何かにぶつからないよう、周りを見ながら歩くということも覚えなければなりません。

 

子供が歩くようになると、ますます子供から目が離せなくなりますね。歩けることがうれしくて、親から離れてどんどん行ってしまうものですから、親御さんにとってはとても大変な時期になります。でも、だからこそその歩きにつき合って、外を歩くときの様々な決まりを教えてあげてほしいのです。

 

また、親の「ストップ!」「止まって!」などの声かけで止まるということも、外を歩くうえで必ず教えたい決まりです。そうでないと、歩き始めの子供を事故から守ってあげることはできません。

 

このように、歩くという運動を通して、様々なことを学ぶことができることから、幼い子供は歩くことで脳が発達すると言えるのです。

 

私たちが歩くとき、脳の運動野というところからの電気信号によって実行されます。さらに、スピードを上げて歩くときには運動野の前方にある運動前野という部分も働きます。

 

つまり、ただ歩くのではなくスピードを上げて歩くよう意識すれば、脳内のより広い範囲を使うことができるということです。ただ単に歩いているのでは移動するための方法でしかありませんが、歩くスピードを上げれば、脳にも良い影響を与える運動となるわけです。ぜひ、歩くチャンスがある時には、できる限り早歩きをしてみましょう!

 

運動する際に気をつけたい、正しい姿勢について

子供にはどんどん運動させましょう。それが子供の脳を発達させます。子供に運動させる上で、親として気を配るべきことはいろいろありますが、正しい姿勢を身に付けさせるということも、重要なことの一つです。

 

子供も大人も、靴底を見てみると、その人が正しい姿勢できれいな歩き方をしているかどうかが分かります。

 

靴底の減り方が均等ではない、つまり、内側か外側のどちらか一方がよりひどく減っている場合、歩いたり走ったりするときの姿勢が正しくないと考えられます。そのままその靴を履き続けていると、偏りがよりひどくなってしまいますので、「こちら側だけが減っているぞ」と気づいたら、できればすぐに新しい靴と取り替えましょう。

 

どうしてそんなにも姿勢が大事かというと、正しい姿勢で歩ければ速く走ることもできますし、運動全般が得意になることが多いからです。子供の運動神経を発達させるためにも、歩き方や姿勢のチェックをきちんとしていきましょう。

 

ちなみに、子供には歩くときの姿勢だけをチェックすればよいのではありません。あなたのお子さんはひざを曲げてしゃがむことができますか?今の子供はしゃがむ姿勢をとれないことが多いです。

 

その一番の要因は、生活様式の変化です。現代はどこの家でも施設でも、洋式トイレが一般的です。ですから、和式トイレが主流だった時代に比べて、しゃがむ姿勢をとる機会が減っているのです。

 

また、正座やあぐら座位を長い時間していることができない子供も増えています。これは、テーブルと椅子で生活することが多くなったためといえるでしょう。

 

和式トイレや椅子に頼らず座るには、自分で自分の体をしっかりと支えなければなりません。そのためには、背中をぴんと伸ばしたよい姿勢が欠かせません。こうするのが一番、体を安定させるのによい姿勢なのです。洋式トイレや椅子が一般的ではなかった時代には、こうした姿勢を長く続ける機会が多かったため、自然と正しい姿勢というものを覚えることができたのです。

 

今の世の中で正しい姿勢を子供に教えるには、意識して正座やあぐら座位、横座りなどの姿勢をさせる必要があります。そうやって、自分の力で自分の体を支持することができるようにさせるのです。

 

繰り返しやらせることで、正しい姿勢が身に付くでしょう。どんなに椅子や洋式トイレが普及しても、やはりここは日本なのですから、畳の上での座り方を知り、慣れておく必要があります。それに、そのことでよい姿勢も身に付くのですから、一石二鳥と言えるでしょう。

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