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買い物を上手に利用して子どもの判断力を養おう

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買い物

子どもの意見を聞かず、自分の主張を押しつけてしまう親は意外にたくさんいます。そういった親の元で成長した子どもは自己主張に乏しく、ものごとを決断したり判断することが苦手に育ってしまいがちです。そんなふうにならないようにどんな点に注意すればいいか見てみましょう。

 

意見を聞いてもらえないと子どもは決断できない人になってしまう

男性には決断力や判断力といった果敢な特性が求められがちです。これは優柔不断な男性があまり高く評価されないという点を見ても分かるかと思います。これが女性になると、決断力や判断力などそんなに必要ないのではないか、と考えるような人がけっこういます。

 

こうした考え方がいきすぎると、女性は黙って男性の言うことを聞いていればいい、といったような古くさい考え方になって現れてくるわけですが、現代は当然ながらそうした時代ではなく、女性であってもしっかり自分の思いを主張することが大事な時代ですから、女性でも決断力や判断力がきちんと確立されていた方がうまくやっていくことができるでしょう。

 

とはいえ、ことが自分の子どもに対する時になると考え方が変わってしまう人もいます。たとえそれがわがままの一種であったとしても、子どもがなにごとか言いながらなかなか自分の思い通りにしないのを前にしたとき、つべこべ言わずにさっさと言うとおりにしなさい、などと叱りつけるような親は意外に多いものです。

 

こういうことを子どもに言ってしまう親に限って自分の自己主張はしっかりできる人が多いもの。自分が子どもに言っていることが、「女性は黙って男性の言うことを聞いていればいい」という言葉とどれだけ似通っているのかを少し見つめ直してみるべきでしょう。

 

このように、子どもに対して強く主張してばかりで子どもの意見になど耳を貸さないような親はたくさんいるのが実状です。そしてそういった理不尽な扱いをされてきた子どもたちは自分なりの主張を他人にするという習慣が付かず、そのために決断力や判断力に欠ける子どもになってしまう傾向があります。

 

子どもの意見に耳を貸さない親というのは、子どもにものを与える際にも特徴的なところがあります。むろん全てではないですが、こういった親たちは往々にして子どもをびっくりさせるようなプレゼントを突然あげることを好みます。唐突にレストランで豪勢な食事を食べさせたり、子どもが欲しがっていたものを頼まれる前に買ってきたり、休日に出かける時にも行き先は自分たちで決め、子どもたちを突然連れて行ったりするようです。

 

確かにこうしたサプライズに出会えば、子どもはびっくりしてうれしそうな表情を浮かべることでしょう。親がそれを見たがる気持ちも分からないではありません。しかし、こういったことがその子どもにとって習慣となってしまったらどうなるでしょうか。

 

そういった子どもたちにとっては、突然何かいいものがわいて出てきたり、突然おもしろいことが起きる、といったことが常態化してしまうことになります。自分の意志や意見とはお構いなしにです。その子どもにとっては、いいもの、おもしろいことは突然振ってくるものであり、欲しいとか行きたい、したいと考える必要が感じられなくなります。周りの人の言うことに黙って従っていればそうしたサプライズが勝手に起きるからです。

 

そうなれば、子どもたちがものを考えることが少なくなってしまいます。ものを考えなくなれば脳のはたらきが鈍ってしまいます。自分が子どもに必要だと思うものを一方的に買ってやり、また子どもが喜ぶだろうと思うところに何の意見も聞かずに連れて行ったりすることも度が過ぎて習慣化すると、親はわざわざ手間暇かけて自分の子どもの頭が悪くなるように育てていることになるわけです。

 

あくまでサプライズが習慣化した場合の極端な例ではありますが、子どもの主張に耳を貸さないことが続くと、影響が0ということは無いかと考えられます。

 

買い物をうまく使って子どもに判断力を磨かせる

このようにならないよう、自分の子どもを「頭がいい」子どもに育てるために重要なのは、自分でものを考え自分で決断するという癖を子どもにつけさせることが必要です。そのためにうまく利用してみたいものの1つに「買い物」があります。

 

子どもと一緒に買い物に出かけるというのは、子どもの決断力や判断力を鍛えるのに非常に効果があります。たとえば子どもの服をみつくろいに行くような場合、何日か前に子どもにそれを予告します。あらかじめ言っておくことによって、子どもはそのことについていろいろと思い巡らす時間を取ることができるからです。

 

実際に買いに行く日までの間、子どもはこんな服がいいかあんな服がいいかといろいろと思い巡らすことでしょう。しかし、実際にお店に行ってみればそういった想像と現実の間に差があることを知ることになります。

 

服を一着買うというのは口では簡単に言えますが、実際にやってみると結構たいへんなものです。たった一着の買い物と言っても、その色やデザインが自分に似合うかどうか、すでに持っている服や靴とあうかどうか、どれぐらい丈夫で長持ちするか、素材や肌触りはどうか、値段の面で適切かどうかなど、さまざまなことについて判断をし、購入するかしないかを決断しなければならないからです。

 

こうしたさまざまな点について、子どもの代わりに親が判断してしまうのは簡単です。しかしそこで一歩引いて、子ども自身に判断させるようにするのです。最初のうちは一面的なものの見方しかできず、好みの色やキャラクターが配されているような服にしか興味を示さないかもしれません。

 

そこで子どもが選んだ服をこんなのだめよと切り捨ててしまうのではなく、子どもの意志決定を上手に誘導するようにするのです。(ちなみに、毎日の服の選択に関しては親が口出しせず子どもにさせるべきと灘校の校長も提言しており、灘校生はそのようにしています⇒詳しくは灘校の記事を参照

 

たとえば、この間買った服と同じ色なんじゃないか、と疑問を呈してみたり、もうお姉ちゃんになってきたから、そろそろ別の柄を着てみたらもっと可愛いんじゃないか、と勧めてみたりします。ここで大事なのは決して子どもの選択を否定せず、また代わりに意志決定をすることのないようにすることです。どういった決断であれ、最終的には子ども自身に決めさせるのです。そういったことを繰り返していくうちに、子どもは自分なりの価値基準や判断力といったものを次第に構築していきます。

 

最近では買い物のやり方も多様化し、カタログショッピングやWeb通販などでもさまざまなものを購入することができます。自分の家でパソコン越しに服を選ぶことができれば、他に持っている衣服との相性はどうかとか、似たような服をもう持っていないかチェックするといったことが容易ですので賢く買い物ができるように思えるかもしれません。また、わざわざ時間をかけて買い物に行かずにすむので便利かもしれません。

 

しかし、子どもの判断力や決断力を育てるために買い物をする場合には、こういったやり方はあまり向いていません。実際に買い物に行けば、自分が買おうとしているものが並んでいる売り場に行き、そこで実際の商品にさわり、試着試用をしてみて、それを手に入れたら自分の生活がどうなるかを想像したりといろんな刺激を受けることができるからです。

 

そうした点を踏まえた上で通販を上手に取り入れる分にはいいと思いますが、子どもには豊富な経験を実際に積ませてあげた方がより効果的です。

 

このように、買い物を上手に利用すれば子どもにいろいろと考えさせることができます。そうすれば子どもは判断力や決断力を磨く機会を得、結果として頭のいい子に育っていきます。常に誰かの決断待ち、指示待ちといった状態になってしまわないように、是非チャレンジしてみてほしいと思います。

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