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勉強は、よりよい人生と自分自身を作るために最も良い方法

勉強

勉強が大好き!という人は、子どもにも大人にもあまりいないのではないでしょうか。なるべくなら避けたい、と思ってしまうものです。ですが、勉強とは何かをよく考えてみると、幸せに、そしてよりよく生きていくためには最も適した方法だと言えるのです。

 

素晴らしい人生を送るために、勉強はある!

「どうして勉強なんてしなくちゃならないの!?」そんな疑問をもったことがありませんか?外国人の人と話す機会がないし、将来そんな職業に就きたいわけでもないのに、なぜ英語を勉強しなきゃいけないの?買い物などの日常生活に必要な計算能力をつけさえすれば、数学の証明問題などできなくてもいいのでは?そう思ったことのある方は多いでしょう。

 

残念ながら、「なぜ勉強するのか」という問いに対するはっきりとした答えは存在しません。人間はなぜ生まれ、なぜ死ぬのかという問いへの答えも、はっきりとしたものはありませんね。それと似ているのです。

 

でも、この答えがはっきりしていた時代もあります。それは、日本が敗戦を乗り越え、驚くべきスピードで経済が発展していった時代です。高度経済成長期と言われていますね。この頃の「勉強する理由」ははっきりとしています。たくさん勉強するのは、いい大学を出て大きな会社に入り、裕福な生活をするためでした。

 

その頃の日本人はそれを目標として、勉強に励むことができたのです。ところが今はどうでしょう。勉強をたくさんすれば偏差値の高い高校や大学に入れるかもしれませんが、だからと言って一流企業に必ず就職できるかと言えばそうではない時代です。運よく就職できたとしても、リストラへの恐怖はいつもついて回ります。それに、そのような会社に勤める生活が本当に幸せな日々なのかも、そもそもわからないのです。

 

勉強をしっかりしておけば食べ物に困らない生活ができるようになる、と考えられていた時代と違って、今の子どもたちは、勉強と食べていくこととの間の関連性に気づきにくくなっています。だって、正社員として働かなくても、バイトをしていればある程度の生活はできます。それどころか、働きもせず、引きこもり状態になっていても生きていける家庭環境の人もいるくらいです。

 

今の時代の子どもたちを勉強する気にさせるには、現代に合った勉強する意味を、もっと明確にし、きちんと伝えなければなりません。「私は何のために生きているの?」「幸せな人生を送るにはどうしたらいいの?」子どもたちからのそんな問いに、われわれ大人はきちんと言葉にして返してあげなければならないのです。

 

勉強する理由や生きる理由について、唯一無二の答えはありません。ですがここでは一つの考え方をご紹介します。「勉強するのは、自分が何かに役立つためだ」「生きていくのは、大切な家族や友だちに対して、そして自分が置かれている環境において、自分が役立つためだ」という考え方です。

 

つまり、自分が誰かの役に立ちながら生きていくには、勉強が必要だというわけです。勉強をしっかりとすることで、自分がやれることが増えてきます。あることについて興味をもち、深く知識を吸収すれば、将来自分が好きな仕事をすることができるでしょう。

 

そんな風に自分の職業が決まれば、仕事に夢中になれるはず。それに、実際その職業において活躍することができ、社会の役に立つというものです。自分が何かの役に立っていると感じられれば、生きていることが楽しくなり、仕事という生きがいを持って過ごすこともできるのです。そんな素晴らしい人生を送るために、人は勉強するのだと言えるでしょう。

 

子どもには自分の将来を思い描かせよう!勉強する理由はそこにあります

きちんと勉強をすれば、自分が思い描く通りの生き方ができます。自分が主役となれる、幸せな人生を送るために、人は勉強すると言えるのです。子どもにはあまりピンとこない話かもしれませんが、自分の将来の夢について考えれば、勉強の大切さが分かることでしょう。

 

仕事をしてお金を稼ぐことは、大人にとって必要なことです。日本には、子どもにお金のことを教えるのはタブーであるように感じる雰囲気がありますが、本当はもっと考えさせるべきです。なぜなら、子どもが学生でなくなり、一人暮らしを始めるようになれば、働かなければお金をもらえず、生きていけないからです。

 

今の世の中は、昔とはいろいろなことが変わってきています。職業や仕事に対する考え方も然りです。今の時代に合った職業指導を、子どもの時に受けておくべきなのです。今は、子ども向けに、世の中にある様々な職業が紹介されている本が、たくさん出版されています。そのような本を読むことも、子どもに自分の将来を考えさせるいい方法ですね。

 

古い時代の日本では、農業など、多くの父親が家庭にいながら働いていたため、子どもたちは「働く」という姿を幼いころから自然と見続けてきていました。だから、働くということがどのような意味を持っているのか、だれもがきちんと理解していたのです。

 

でも今は少し違います。自分のお父さんが働いている姿を見ているという子どもの方が、少ないことでしょう。働く大人の姿を日常的に見るという機会が少ないため、職業についてのイメージを持つのが難しいのです。ですから、現代社会における職業というものはどのようなものなのかを、幼いわが子に教えるのは、親としてとても大切な仕事なのです。

 

どのような夢を持つのか。どのような職業につきたいのか。社会においてどのような役割を果たす人間になりたいのか。そしてどのような人生を送りたいのか。子どもにはそんなことを考えさせたいものです。イメージしやすくするために、今現在社会で活躍中の人のエッセイや伝記などに触れさせるのもいいですね。

 

子どもが自分の将来について思い描くことができたら、ぜひその夢を実現させてほしいもの。成功した多くの人たちは、「自分なら絶対に夢を実現させられる」という確固とした自信があるものです。自分が「やる」と強く思えば叶うものです。脚光を浴びるような大きな成功を収めずとも、そういったポジティブな考え方は、人生においてきっと役立つはずです。

 

そしてここで重要になってくるものこそが、勉強なのです。一生懸命勉強することで、「思い描いた将来は実現する」という自信がついてくるからです。勉強してしっかりと自信をつけていけば、人生において壁に突き当たることはあっても、その壁の向こうには必ず自分の夢があると考えて、乗り越えることができるのです。

 

受験して不合格だったことがマイナスになるとは限らない!

中学受験をするお子さんはみんな、必死で勉強をしてきたはずです。ところが、受験した全ての子どもが合格するとは限らないのが現実です。あなたのお子さんも、不合格という結果になるかもしれません。でも、その結果が必ずしもマイナスになるわけではないのです。要は、そうなった時の子どもへの親の接し方が大事なのです。

 

「失敗は成功の母」とよく言われます。これは本当にその通りであり、逆に「成功は失敗の母」となる場合も多いもの。例えば、受験で見事合格したとしましょう。でも合格発表後に燃え尽きてしまい、その後の勉強に対するやる気を失ってしまうことがあります。実力以上の学校に入学したが、実際に授業が始まった時についていけなくなるケースもあるのです。

 

反対に、不合格だった場合でも、親が子どもに寄り添って、合格できなかったことがどんな意味を持っているのかをポジティブな気持ちで考えていけば、「失敗」が子どもにとっていかに意味のある経験になったかということが分かるはずです。

 

一つの目標に向かって一生懸命勉強し続けた、そして受験にチャレンジしたという経験は、必ず子どもの力になったはずなのです。それをぜひ、子どもに話してあげてください。そんな親の姿勢によって、子どもは不合格だったという事実をポジティブにとらえ、また挑戦する意欲が持てるようになるのです。

 

中学受験もしくは高校受験に備えて勉強中の人にとっては、「今」が一番大事な時に感じられるでしょう。でも考え方を変えてみればこれらは、いずれ訪れるであろう大学受験のためのトレーニングとも言えるのです。

 

じゃあ大学受験が最終目標なのかと言えばそれも違います。その後には社会の荒波にもまれることになるわけで、大学受験はそのためのトレーニングになるでしょう。そして働くようになっても、さらなるステップアップのためにトレーニングをするはずです。

 

こう考えていくと、人は自分が死ぬときに、やっとトレーニングが終わると言えるのです。だから、子どもにとって最初のトレーニングかもしれない中学受験で合格できなかったとしても、悲観的になる必要は全くないのです。

 

「合格できなかったという経験は、こんな良いことをもたらしてくれたんだよ」と真面目に語ることで、子どももショックを受けた状態から、強く立ち上がることができるようになるのです。

 

あなたの身の回りに、苦労を重ねてきた人はいませんか?中学受験や高校受験で希望校に合格できず、入りたくもなかった学校に通わざるを得なかった。でもそこでやけくそにならず、かえって懸命に勉強するようになり、大学受験にチャレンジ。何度目かの挑戦で見事有名大学に合格した。そんな方は少なからずいるものです。

 

そのような人は、失敗や苦労という経験が人柄ににじみ出ていることが多いようです。仕事で失敗ばかりしている人を馬鹿にすることはありませんし、そういう人の気持ちに共感することができます。そして何より、「自分ならいつか必ず成功する!」という自信があるのです。

 

中学受験も高校受験もすんなり合格、何の挫折も味わってこなかった人が、大学受験にもストレートで合格できるとは限りません。また、合格できたとしても、勉強できない人の気持ちを察することができず、見下す人になってしまうかもしれません。まさに、受験で不合格だったという「失敗」が成功の母となったケースと言えるでしょう。

 

受験勉強をしていけば、自分がやったことを見直す力が身に付く

自分という人間を成長させ、幸せな人生を作っていくには、勉強するという方法は一番よい方法だと言えます。なぜなら、たくさん勉強すればするほど、自分に適した職業が増えてきますし、人生において困ることなく有意義に過ごす知恵を身につけられるからです。

 

勉強の延長線上に受験があり、仮にその受験で失敗した経験があっても、その経験が自分という人間をより深く分厚いものにしてくれます。人生はとても長く、山あり谷ありです。そのような人生においても、勉強をしっかりとしておけば、強く生き抜いていけるのです。そういう意味で、勉強することがよりよい人生を送るための最高の方法だと言えるわけです。

 

勉強は一生続いていくものですが、人が初めて勉強するようになるのは学校に入った時ですね。そして一つの目標に向かった勉強を初めてするのは、受験勉強なのではないでしょうか。

 

受験勉強は受験をする日までという期間があります。限られた期間の中で勉強する人たちは、「どうやったら早く覚えられるか」「どうやったらすぐに高得点をとれるようになるか」と考えてしまいがちです。

 

でも、勉強においてはすぐに身につく方法などありません。逆にこつこつと勉強を続けてさえいれば、時間はかかっても必ず成績はアップします。試験の点数を上げるには、それ相応に時間が必要なのです。すぐに成績が上がる勉強法もマニュアル本も、存在しないというわけです。簡単に成績をアップさせる方法を模索しても、失敗に終わる危険性があるのです。

 

さて、受験勉強をするからには、合格しなければ意味がないと思う方もいらっしゃることでしょう。そんなことはありません。受験勉強を通して、実に様々な力を身につけることができるのです。計算する力、論理的に説明する力、文章を読み解く力…これらを身につけることは、希望校に合格することよりも重要な価値があることです。

 

また、テストでミスをしないためには、見直し作業が欠かせません。ある問題が解けてもそれで終わりにせずに、もう一度自分のやり方を見直して、間違いややり残しなどがないかどうかを確認するのは、うっかりミスによる失点を避けるために必要不可欠なことです。

 

自分が行った行為の見直し作業ができる力は、受験にのみ役立つものではありません。それどころか、働くようになってもずっと使える力なのです。自分がやったことを見直すということは、すなわち自分のやり方を客観的に見るということです。それができれば、失敗を繰り返したり、絶対にやってはならないミスを起こしたりすることを防げるのです。

 

受験に合格し、ある程度の学歴を持った人は、自分の仕事を振り返ってミスを防げる人だと言いきってしまうのは危険かもしれませんが、どちらかというとその傾向はあると言ってもいいでしょう。

 

厳然と残る学歴社会…でも受験戦争は絶対に乗り越えられる!

「きちんと働けるなら、うちは学歴を問いません」そのような考え方が多くなっていると言われていますが、本当にそうでしょうか。やはり学歴を重要視する雰囲気はしっかり残っていると言わざるを得ない、そう感じる場面に多く遭遇するものです。

 

学歴は問わない、そう口では言いつつ、それなりの学歴を持った方が社会を動かしていることは多いですね。採用試験や面接の際に学歴を伝る必要のない会社もたくさんありますので、学歴が必ずしも就職に有利に働くわけではありません。でも、実際に社会で働くことになったら話は違うようです。

 

世界的に有名な一流大学を出身した人たちだけで仕事のチームを作り、進めていくことがありますし、大きな企業の上に立つ人は、自分の出身大学のつてで成功を収めることも多いものです。また、中国や韓国は学歴を重要視する国ですが、これらの国はすごいスピードで経済を成長させていますね。

 

政治経済に関わる企業でトップを狙いたいと考えるなら、やはり学歴を全く考えないわけにはいかないようです。確固としたポリシーで「自分は学歴など必要ない」と考えて生きる人も確かにいますが、必死で頑張ることや、勝つためにどうしたらよいかを考えることから逃げるために、学歴を気にしないふりをする人も多いのです。

 

自分は勉強をしたかったけれど、経済的な理由で、勉強を続けることや希望する学校に入ることができなかったという人もいるでしょう。ですが一般的に言って、一流大学出身の人は、社会に出てからも、勝つためにはどうしたらよいかを考える力が、非常に優れているようです。

 

それに、レベルの高い学校に所属していると、周りの人と競い合って自分を高めていけるというメリットもあります。例えば、レベルの高い大学では、多くの企業と関わる機会も多いのですが、そのおかげで在学中にしっかりと将来を見据えて、一流企業への入社を目指したり、自分で会社を興したりすることが、しやすくなるのです。

 

実際、一流大学の学生で「自分の会社を作る」と言っていた人が、その夢を実現させることは多いですし、学生時代にそのような人とかかわったことがあれば、やはり自分の生き方に大きく影響を与えられたはずでしょう。

 

このように考えてくると、ある程度の学歴を持つということは、やはり利点が非常に多いということができるのです。でも、「有名大学に合格するような力が、自分にあるだろうか…」と考える人もいることでしょう。大丈夫です。受験で成功するためには、志望校に合った正しい方策で勉強を進める必要がありますが、そこがしっかりとしていれば、誰でも合格することができるのです。そういう意味では、受験というのは差別のない世界だと言えます。

 

レベルの高いA大学に合格した人が、それよりも少し劣るB大学に、同じ方策で勉強して受験したとしても、不合格になることがあるのです。逆に、自分の実力では難しいかも、と思うような大学でも、方策さえ間違っていなければ、合格できる可能性があります。

 

勉強には、方法が大切です。それさえしっかりと理解していれば、「自分には無理…」と考えることなど何もないのです。世の中の全ての学生、そしてその保護者の人が、正しい勉強方法を知り、実践していけば、みんながそれぞれ、幸せで充実した人生を送ることができるでしょう。

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