ミニカー遊びは、男の子のコミュニケーション能力を伸ばす

Pocket
LINEで送る

ミニカーで遊ぶ子供

男の子の好きなおもちゃとして、ミニカーは筆頭にあげられるのではないでしょうか。人気のおもちゃであるミニカーも、大人の関わり方次第で言葉の力を伸ばす道具となります。具体的にどのような関わりをしたらよいのか見ていきましょう。

 

ミニカーの一人遊びに安心しないで!

男の子はよくミニカーで一人遊びをします。これはミニカーにだけ言えるのではないのですが、一人遊びをよくする子供は言葉の発達が平均より少し遅れがちになることが分かっています。それが男の子だと、つい言葉を使うより、行動が先になる傾向にあります。

 

その場合、親が意識して言葉の発達を促すようにすればよいのですが、それをしないでいると自分の気持ちを上手に表現できない子になってしまいかねません。すると、自分の気持ちを分かってもらえないことにいら立ちを感じるようになります。ぜひ、ミニカーを使って楽しく遊びながら、言葉の力をつけてあげましょう。

 

ミニカーが大好きという男の子は多く、好きが高じて車に関する大人顔負けの知識を持つようになることも珍しくないのですが、その楽しみ方は、ただ単にミニカーを並べているだけになりがちです。

 

静かに一人で遊んでいる姿を見て、「おとなしくしてくれてよかった」「この隙に家事を済ませてしまおう」と思う方も多いかもしれません。好きなものを眺めて幸せな気持ちになるのは悪くありません。ミニカーを見ながら想像の世界に浸り、楽しんでいるのでしょう。

 

しかし、そうした遊び方だけでは言葉の力を伸ばすことはできません。空想しながらミニカーを並べたり動かしたりしているだけでは、世界が広がっていかないのです。静かだからと安心しきっていてはいけません。

 

人は言葉を使って人間関係作りをしていきます。他者と関わらずには生きていけないのが人間ですから、ツールとしての言葉を身に付けるのは必須だと言えます。また、幼い子供にとって言葉は、世界を広げるためにも必要です。だから、子供の言葉の発達を促すことはとても大切なことです。

 

ミニカー遊びで言葉を広げる

ミニカーで一人遊びをしているだけだと言葉の発達を促すことはできませんが、大人の関わり方一つで子供の言葉が広げてやることができます。ミニカーで遊んでいる子供のそばに近寄り、一緒に空想の世界に入って会話してみましょう。

 

例えば「わあ、車がいっぱい!お出かけできるね。どれに乗ってお出かけする?」「では、しゅっぱーつ!わあ、この車、速いね。風が気持ちいいな」という具合です。

 

すると、一人で遊んでいた時よりも、空想の世界がはっきりと頭の中に浮かび上がってくるはずです。この時に、「この車、なんていう名前の車なの?」などと聞いてみると、子供ははりきって自分の持っている知識を披露し、より楽しい気持ちになるでしょう。

 

次に、「ドライブ楽しいね。これからどこにいこうか。夏だから海もいいね。それとも山の方が涼しくていいかな。お腹が空いたからレストランでもいいね」などと話しかけましょう。こうすることで、車にだけ関心が向きがちだった子供が、車以外のことにも目が行くようになります。

 

もしも子供が「海にしよう!」と言ったら、大きな波や広い砂浜、魚やカニと言った海の動物にまで話を広げられます。山の場合も同様です。また、「この間ドライブして、レストランに行ったね。カレーライスおいしかったね!」などと、実際子供が体験したことも話しながら遊びを進めるとよいでしょう。

 

車があれば子供をいろいろなところに連れていくことができます。子供もドライブをとても喜びます。しかしその時は喜んでいても、後々まで覚えてはいないことも多いものです。ミニカー遊びを通して過去の出来事を思い出させ、その思い出を言葉にして表せば、その出来事をより長く覚えていられるようになります。

 

このように、ミニカー遊びは様々な世界に子供の目を向けさせることができるだけでなく、言葉の獲得を促すこともできる遊びだと言えます。そんなミニカー遊びで、言葉を広げる効果をもっと上げるコツがあります。それは、遊びながらの会話を具体的に深めていくことと子供にいろいろな言葉を知らせるように誘導することです。

 

例えば、ドライブ中に休憩としてサービスエリアに寄った経験があるとしましょう。「この間ドライブに行ったとき、途中で休憩したけど、どこに行ったんだったかな」と子供に聞いたとしても、まだ多くの言葉を知らない子供にとって「サービスエリアだよ」と答えるのは難しいことでしょう。

 

「えっと、トイレにも行けて、お子様ランチも食べられるところ」と答えるかもしれません。しかしこれを他の人に話したら、サービスエリアのことなのか、レストランのことなのか判断できません。

 

こんな時は「そうそう。そこはサービスエリアっていう場所だったの。お子様ランチ食べたね。パパは辛ーいカレーライスを食べていたよね」と教えてあげましょう。そうすると、一緒にドライブをしなかった人に対しても「サービスエリアによってお子様ランチを食べたよ」と話すことができ、相手にもきちんと理解してもらうことができます。

 

このように、言葉の獲得を導きつつ一緒にミニカー遊びをすれば、車そのものにばかり興味が向いていた子供の世界を広げてあげることができます。

 

子供はミニカー遊びをすることで様々な世界に目を向け、たくさんのものにつながっていくことができるし、親だけでなく友達や先生など、様々な人と会話をして関係を深めることができるというわけです。ミニカーでの一人遊びをそのまま放っておくのは、とてももったいないことです。

Pocket
LINEで送る

このページの先頭へ