英語の歌を歌おう!音楽を英語学習に取り入れる
「英語には苦労させられた…」と振り返る大人の方は多いことでしょう。そして、「我が子には語学で苦労させたくない」と考えて、早くから英語教室などに通わせる人も少なくありません。しかし、音楽が語学習得に良い影響を与えるということをご存知の方は、おそらく少ないのではないでしょうか。音楽と語学習得にどんな関係があるのか見ていきましょう。
音楽に慣れ親しんだ子は英語に苦しまない!?
生まれたばかりの頃から、日常的に歌などの音楽を聴いていた。音のなるおもちゃでたくさん遊んだ。小さい頃から楽器の演奏を習っていた。そんなお子さんは、音楽だけでなく、言葉に関する能力も高いのです。なぜなら、言葉というのは一種の音であるからです。この逆は成り立ちません。すなわち、言葉をいくら勉強しても、音楽が得意になるわけではないということです。
音楽がいつも身近にあった子は、言葉に関する力が高まるため、語学習得の力も高くなります。著名な音楽家の人で、「英語が苦手だから海外での活動ができない」という人は、まずいませんよね。
子供に外国語を学ばせたい、あるいはご自身が外国語を学びたいとお考えなら、日頃から音楽に触れるようにするとよいでしょう。その方が効果的に身につけることができます。
また、音楽が語学習得に良い影響を与えるのですから、英語の歌から学習を始めるのは非常に理にかなったことだと言えます。子供には、楽しく歌いながら自然と英語を身につけてほしいですね。
外国語に絞って話をしてきましたが、音楽はもちろん、国語の力も伸ばしてくれます。国語や算数などの時数ばかりが増えて、音楽の時間が減っていくことのないようにしてもらいたいものです。
語学を効果的に学ぶために音楽を利用しよう
音楽が語学学習に良い影響を与えるということが研究によって明らかにされてから、まだ日が浅いため、実際に音楽を語学学習に取り入れようとしている人はほとんどいないのが現状です。しかし、これからはどんどん利用していくべきでしょう。
英語の授業に、どのように音楽の要素を入れていけばよいのかということについては、今後研究されていくべきことですが、楽しんで学習したことは身に付きやすいということは多くの人が実感していることでしょうから、近い未来にはきっと、音楽を取り入れた楽しい英語の授業が展開されていくことのではないでしょうか。
子供向けのテレビ番組を見ていると、自然に音楽が取り入れられています。このような番組にも、語学学習に音楽を利用するためのヒントが隠されているかもしれないと思うほどです。
ですから、よい番組を選んで、どんどん子供に見せてもらいたいものです。「テレビばかり見ていても勉強にならない」などと思わないでくださいね。勉強できる場所は机の前ばかりではありません。
このように、音楽をしていることで勉強もできるようになるものです。勉強が難しくなる小学校高学年や中学生ころになると、今まで通っていたピアノ教室などをやめて、塾通いに切り替える家庭も多いようです。しかし、本当に脳を鍛えたいなら、塾もピアノも両立させるのが一番なのです。ピアノなどの音楽活動をすることで、脳が活性化され、勉強もできるようになると考えられるからです。
ちなみに、これはピアノに限っていえることではなく、バイオリンでも構いませんし、音楽系ではなくスポーツ系の習い事でも、同じように脳を刺激することができます。
親としては勉強しろと口で言うばかりでなく、勉強が効率的に身に付くような工夫を考えたいものですね。