意外に奥が深い母子健康手帳!侮るなかれ
妊娠していることが判明したら、すみやかに役場や保健所に妊娠届を出しましょう。この妊娠届を出すと、その場で母子健康手帳という手帳が発行されます。この手帳は出産前にも後にも利用することになるものですので、遅くとも妊娠12週目ぐらいまでには入手しておきたいものです。
母子健康手帳とはどんなものか
母子健康手帳の中身は全国どこにいっても同じものとなっていますので、妊娠中に引っ越しても問題なく使い続けることができます。また、赤ちゃん1人につき1冊発酵されますので、もし双子を妊娠していた場合には2冊もらうことになります。
また、母子健康手帳を受け取る際には捺印が必要になります。認め印でも構いませんので忘れずに持参しましょう。場所によっては妊娠証明書を医師から発行してもらわないと受け取ることができないところもあります。自分が住んでいる地域では何が必要なのかは事前に確認しておくことをお勧めします。
なお、つわりなどによって体調がすぐれないというような方の場合、代理人が受け取りに行っても大丈夫になっています。
出産した後にも使われる母子健康手帳
母子健康手帳は読んで字の通り母親と子供の健康を管理するための手帳です。
妊娠している間の母親と赤ちゃんの健康だけではなく、出産についてや赤ちゃんがきちんと育っているかといったことも記録してゆくことになります。母子健康手帳は赤ちゃんが成長して小学校に入学するあたりまで利用することになります。
母子健康手帳にはお医者さんが記載する場所のほか、母親が自由に記載できるようなページもあります。妊娠している間にどんなことを感じたかですとか、赤ちゃんがおなかの中にいるときに気がついたこと、必要となるものの備忘メモなどにうまく利用してみましょう。
そうやって書き込んでいくことで、母子健康手帳は赤ちゃんが生まれたことを記念する大事な記録になると思います。
母子健康手帳の他に利用できるサービスとは
妊娠届を役場や保健所に出すと、母子健康手帳以外にもいくつかの書類や案内書などを受け取ることができます。これらは妊娠や出産に関連する行政サービスに関するものです。
具体的には定期検診の補助券であったり、母親学級や両親学級の利用案内書であったり、訪問指導や療養援助費の案内であったりします。
たとえば定期検診の補助券は、妊娠の前半と後半で1回ずつ利用することができる検診の受診表です。この補助券があればその検診が無料で受けられます。
母親学級や両親学級は自治体が行っているもので、参加できる時期などが決まっていますので、案内表をよく見ていつごろ参加できるのかを確認しておくといいでしょう。
このように、すぐに使うことになるものもあればすぐに使わないようなものもあります。きちんとサービスを利用することができるよう、なくさずにきちんと保管しておきましょう。
更新日:2019/11/29|公開日:2014/12/20|タグ:母子健康手帳