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子供の靴の正しい選び方

子供の靴

子どもの靴、あなたはどう選んでいますか?「どうせすぐ大きくなるのだから大きめのものを…」「気に入ったキャラクターのものがいいというからそれで…」これらは正しい靴の選び方とは言えません。

 

サイズが合っていない靴は、足を疲れさせたり痛みを生じさせたりします。また、いろいろな健康被害をもたらすことすらあるのです。子どもの靴の選び方をきちんと理解していないと子どもに思わぬ悪影響が出てくる可能性があるのです。

 

子どもが健康に過ごすために、靴選びは怠らないで

小学生や中学生といえば、成長期真っ只中です。この子たちにとって、靴選びはとても重要な意味を持つのです。

 

靴は、安いものから高いものまでいろいろなものがあります。また、形やデザインも実に様々です。でも、本人が気に入れば何でもいいというわけでは決してありません。靴選びを失敗すると、足だけでなく、体中に悪影響をもたらす恐れがあるのです。なぜなら、靴は足のみならず体全体を支えるものだからです。

 

子どもが小さいうちは特に、成長が激しいですから、大きめのものを購入したくなりがちです。しかし、大きめサイズの靴は歩くたびにぶかぶかとするので、脱げないようにするために、足の指や足首は、本来必要のない力を使わなければならなくなります。するとその部分に痛みが出てくるのです。

 

また、形が足に合っていないと、外反母趾になることがあります。これは、足の親指が他の指側に曲がり、足先が細い形になってしまう症状です。悪化すると、歩いていなくても強い痛みが出るようになります。そんな外反母趾はもはや、大人の女性にだけ起こりうるものではないのです。

 

遺伝による外反母趾もあるのですが、靴が合わないことによるものもあり、多くは10代始めのころと50代のころに起こると言われています。10代の始めと言えばまさに小・中学生という成長期の頃ですね。

 

今述べたことは足についての事ですが、足にトラブルが起きれば、そこからつながってひざ、骨盤、腰、背中、型、首、頭にまで悪影響が及びます。つまり、靴が合わないために、腰痛や頭痛が起こることがあるということなのです。足は体の全てを支える基盤ですから、そこが崩れれば必然的に体全体が崩れていきます。

 

何が原因なのかわからないけどどうも不調だ、という場合は、靴が合っていない時があるのです。大人はすでに骨格が出来上がっていますが、子どもの場合はまだ発達途中です。ですから大人よりも強く、合わない靴の影響を受けると考えられます。

 

ここまで読んでいただいた親御さんたち、どうでしょうか。そんなことまで考えて子どもの靴を買っていたでしょうか。おそらくそんなことはないでしょう。でもこれからは十分それらを心に留めおいて、子どもの靴を慎重に選んでもらいたいのです。

 

子どもの靴を選ぶポイントはこれ!

子どもの靴をいい加減に選んでしまうと、子どもの足に合わなくて思わぬ健康被害が出てくることがあります。では、具体的にどのように靴選びをすればよいのか。そこに話を移していきましょう。ポイントは4つあります。

 

1つ目は、サイズ表示にとらわれ過ぎないということです。この点についてはすでにご存知の方も多いでしょう。同じサイズ表示でも、メーカーなどによって実際の大きさはまちまちなのです。子どもが試着することなしに、サイズだけで買って履かせるのは失敗のもとになります。

 

2つ目は、試着後実際に動いてみることです。お店にある靴を立って、あるいは座って履かせて、ちょうどよいようだからすぐに買う、というのはおすすめできません。その靴を履いたまま、店内を少し歩かせてみましょう。できれば少しだけ走らせてみましょう。店の中を走らせるなんて、本当ならしつけの面でやめさせなければならないことですが、靴選びの時は少々問題が別になります。

 

そもそも子どもというのはとにかく走るものです。走る必要がなくても走るのです。靴を履いて走らずに生活するわけがありませんから、走った時にちょうどよいかどうかを見るのは、いわば当然のことなのです。周囲に配慮しながら、ぜひ走らせてみてください。

 

3つ目は、マジックテープか靴ひものある靴にすることです。靴の形はすでに決まっているものですが、これらがあることでさらに自分の足にフィットするように調整することが可能になります。足の幅や甲の高さに靴を合わせることができるからです。

 

せっかく靴ひもやマジックテープがついている靴を買ったのに、履きやすいからとわざと緩めにしている子どもを見かけることがありますが、それではサイズの合わない靴を履いているのと同じです。

 

靴ひも付きの場合は、きちんと始めからその子に合うようにひもを締めてあげましょう。また、子どもは毎日成長していますから、「これで合っているかな」と時々チェックしてあげてください。

 

ただし、靴ひもは小さい子どもには自分で扱いづらいものです。そんな時はマジックテープの方がおすすめです。靴を履くときにはきちんとマジックテープをとめて、靴が足にぴったりと合うようにしようね、と教えてあげましょう。

 

4つ目は、靴と足の間に適度な余裕を持たせることです。まず、かかとをぴったりと靴に合わせて履いてみてください。その時に、靴の先と足の指の間に余裕はありますか?この余裕が実はとても大切なのです。

 

この余裕があることで、足の指は締め付けられず、靴に当たることもあります。靴に指先が常に当たっていると痛いですし、巻き爪や外反母趾になってしまうことすらあるのです。ただし、余裕がたくさんありすぎても困ります。歩くたびに脱げそうになり、歩きにくいからです。

 

また、つま先に向かって細い形になっている靴は、部分的には余裕があるかもしれませんが、決しておすすめできません。外反母趾になる恐れがあります。自然な足の形のような、ゆったりした丸さのある形がよいのです。

 

これらのポイントをおさえながら靴を選ぶと、必然的に、かかとは靴からずれず、甲の部分もぴったりとフィットし、指先が楽な靴が見つかるはずです。探してみてください。

 

靴はいわば、家を支える基礎の部分です。骨格が未発達な子どもたちにとっては、大人よりも大事な部分だと言えるでしょう。そこがしっかりできていないと、子どもの健康全体がぐらついてしまうのです。靴選びを怠ることは決してできないということを、ご理解いただきたいと思います。

 

店によってはシューフィッターがいて、専門的なアドバイスをもらえる場合もありますので、そのような店を探すのもいいですね。

 

インターネット上では、上記のポイントだけでなく、いろいろな視点からの靴の選び方を探すことが可能です。子どもの靴を買いに行く際には、あらかじめ検索してみるのもおすすめですよ。

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