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妊娠と貧血は切っても切れない関係!そのメカニズムとは?

2007

実は妊娠中は血液が増えるのですが、貧血を起こしやすくなります。そのメカニズムとは?

 

妊娠すると貧血を起こしやすくなる?

妊娠するとお母さんの体では血液量が増加します。これはお腹の中の赤ちゃんに血液を通して酸素や栄養分をきちんと届けるためです。

 

しかし、血液の量は増えているものの血液の中身の赤血球はそんなには増えていません。つまり、血液全体で見れば赤血球濃度が下がってしまっており、貧血になりやすい状態となっています。

 

通常の生活を送っている時には、女性は一日あたり6.5ミリグラム以上の鉄分を必要としていますが、この数値は妊娠中は1.5倍に跳ね上がります。

 

一方で鉄分は食べ物から摂ろうとしても吸収しにくいという性質を持っており、またそれだけの鉄分を含んでいる食事を毎日摂り続けるのはかなり難しいものです。

 

このようにして鉄分が不足がちになるため、妊娠中は鉄分が不足するという意味でも貧血になりやすいのです。

 

重い貧血の時は相談を

妊娠すると血液量が増加し鉄分不足になりやすいため貧血しやすいわけですが、程度が軽いものであればそれほど心配は要りません。普段通り生活ができているのであれば、少々貧血気味でも胎児に影響はほとんどないとされています。

 

逆に、真っ青になってしまうほどのひどい貧血を起こした場合はその限りではありません。重症の貧血の状態で出産することになってしまった場合、大量に出血してしまったり、なかなか血が固まりにくくなったりしてしまって危険なのです。

 

このため、貧血の症状があまりよくない場合には、出産を迎えるまでになるべく貧血を改善するようにすることになります。

 

貧血の改善については、軽度のうちは食事から鉄分を摂るようにし、重い貧血となっている場合には鉄剤が処方されることになります。鉄剤が赤ちゃんに悪い影響を与えることはありませんので、お医者さんから言われたとおりにきちんと飲むことが大事になってきます。

 

食事で貧血を改善

また、食事から鉄分を摂るには、小松菜やひじき、レバーやあさりやごまなどの鉄分を豊富に含んでいる食材を食べるようにしたり、タンパク質やビタミンCを多めに摂るようにします。ご存じの通り、タンパク質は肉や魚、ビタミンCはレモンやピーマンなどに多く含まれてますよね。

 

また葉酸が足りなくなると貧血が悪化することもあるので、ホウレンソウやブロッコリー、大豆やイチゴなどの葉酸の多い食材を食べるのもおすすめです。

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