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男の子に幸せな人生を送らせるには、まず親が趣味を持とう

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趣味の野球を楽しむ男の子

どんな親であっても、自分の子どもには幸せな人生を送って欲しいと思うものでしょう。では、どういう人生を送ることができれば、「幸せな人生」だと言えるのでしょうか。

 

「今は趣味は後回し」のワナ

親は自分の子どもがどのような大人になってほしいと思っているものでしょうか。もし子どもが現在受験真っ只中なのであれば、「今はとにかくまずは受験。他のことは受験が終わってから考えればいい」と思っているかもしれません。ですが、子どもがどのような大人になってほしいかということは受験よりも後回しにしてもいいことなのでしょうか。

 

子どもがどのような人物になってほしいのかや、子どもの人生がどうすれば幸せなものになるのかという疑問は、「受験が終わってから考えてもよい」ものではなく、なるべく早く考え始めるべきことがらと思います。

 

子どもが男の子の場合、大切になってくるのはその好奇心や創造性の芽を摘まずに伸ばしてあげることです。小さいころから詰め込みの暗記学習をするのではなく、外で体を動かしてたくさんの友だちと遊び、好奇心が刺激される楽しいこと・面白いことを見つけ、それがもっと楽しくなるにはどうしたらいいかと工夫する、といった経験をたくさん積むことです。

 

男の子は、自分がそれまで積んできたこうした経験を勉強にも当てはめ、効率のいい勉強方法や自分なりの学習方法を編み出していくことができます。

 

電車が好きで駅の名前をいくつも覚えていたような子どもは、その覚え方のノウハウを化学や歴史などの暗記ものに活かすかもしれません。友だちとケンカしたときに感じた悲しい気持ちを国語の例文の中に見いだして文章を読み解いていくかもしれません。

 

このように、自分の経験を「流用」して勉強の足しにするのは男の子が得意とするやり方であり、そのためにはさまざまな経験を広く積んでいる方が有利になってきます。

 

さらには、自分以外の人に共感する能力、他の人への思いやり、他人から認められることをうれしく思うこと、初めての人であってもうまく意思疎通ができる社交性といったものは、大勢の友だちと一緒になって遊び、みんなで楽しくすごした経験によって磨かれるものです。

 

このように、男の子にとっては豊富な実体験やそこから得られるさまざまな経験が大事なのですが、そうした経験を積むべき時期に詰め込みの暗記学習ばかりしていたらどうなってしまうでしょうか。そうした子どもは好奇心が萎えてしまうばかりか、工夫して何か新しいものごとを生み出す創造性、そしていい人間関係を築き上げるための力といったものを育まぬままに大きくなります。

 

つまり、「今はとにかくまずは受験」という考え方で育った子どもは、好奇心も創造性も社交性ももたない大人になってしまいかねないのです。

 

子どもの人生を幸福なものにするために

「幸せな人生」とはどういうものかと言うといろいろな意見がありそうですが、多くの人との関係を上手に築き、そうした人たちといっしょに楽しく過ごし、かつ、自分でも楽しいと感じられる時間をたくさん持つことではないかと思います。そして、そのためには没頭できるような趣味を持っていることも大事になってきます。

 

幸せな人生を生きるには趣味が大事と言っても、一人でTVゲームにのめり込んだり、パチンコのような賭けごとに熱中したりするようなものは考えものです。こうした趣味はどちらかというと自分は受け身の立場にいることがほとんどで、創造性や社交性などほとんど必要としないからです。

 

幸せな人生のための趣味としては、芸術的な活動であったり、スポーツ活動などがよいのではないかと思われます。そして、趣味として楽しむものの数は少ないよりも多い方がいいでしょう。絵画や陶芸といったような、どちらかといえば個人で没頭できるような趣味を持ちつつ、そのほかに登山やサッカーといったような、大勢の人と協力して楽しむことができるような趣味をも持っているというのが理想的です。

 

そうした趣味のいいところは、自分の持っている世界の幅を広げてくれるのみならず、同じ趣味を持っているような人たちと出会って仲間になれるところにあります。そうした仲間は普段の仕事での人間関係とは異なり、互いに利害関係がない中でいろいろな見識を広めることができる機会をもたらしてくれるからです。

 

趣味を持っている方は重々承知かもしれませんが、「何か趣味を見つけなさい」と言われてもはいそうですかとすぐに見つけられる人はあまりいません。ものごとへの好奇心を育むべき子ども時代に詰め込みの暗記教育ばかりしていた子どもが、受験が終わったからいきなりこれからは趣味をどうぞと言われても、どうしていいか分からなくなってしまうだけです。

 

豊富な実体験を積み、そこでさまざまなことを経験してきている子どもであれば、受験が終わって時間に余裕が出たときに、そうしたさまざまな経験から自分の楽しみを見つけ出し、比較的簡単に「何か趣味を見つける」ことができるものです。しかし、暗記学習しか経験がない子どもにはそんな芸当はとうてい無理な相談です。

 

趣味が見つからないなら、入った大学でまた研究にいそしめばいいじゃないかという意見がありそうですが、詰め込み詰め込みで暗記ばかりしてきた子どもたちはそこでもつまずいてしまいます。こうした子どもたちは確かにいろいろなことを知ってはいますが、自分の好奇心によってそれを勉強した経験はありません。このため、研究をすればいいと言われても果たして何を研究したらいいのか、分からなくなってしまうのです。

 

さらに、受験勉強と新しいものを発見したり、創造する研究とは根本的に違います。暗記学習で受験をパスした学生が研究にいそしめるほど研究は甘くありません。

 

結局、こうした子どもたちは、言われたことはちゃんとこなせるものの、自ら創造性を発揮することができないためにそれ以上のことが達成できない人物になってしまう傾向が高いです。そして、知識や学歴だけは優れているので、自信やプライドばかり高い鼻持ちならない人間になりかねません。近ごろはコンピューターの性能がどんどん進歩してきているので、言われたことをちゃんとこなすだけならそのうちコンピューターに取って代わられかねません。

 

こういう話を聞くと、じゃあ子どもに趣味を持たせるにはどうすればいいのだろう、と真剣に悩んでしまう方があるかもしれません。しかしそのやり方は簡単です。子どもに趣味を持たせる前に、親が趣味を持つようにするのです。スポーツを趣味にして子どもと一緒になって体を動かせれば最高ですが、運動が苦手な方もいるでしょう。そうした場合でもコンサート巡りをする、読書をする、ガーデニングをするなど、とにかくなんでもかまいません。

 

子どもの目の前で趣味に熱心に取り組み、何か楽しみを持っていると人生を楽しく送ることができるという実例を示してあげることが大事なのです。そうすると、子どもの方も何か楽しみを見つけたいと思うようになるものです。

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