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産後の身体は元に戻るのか?

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産後に身体は元通りに戻ってくれるのか?どのくらいの時間がかかるのか?

出産初めての女性にとっては、これはかなり気になるところだと思います。産後の身体の回復について詳しく説明していきます。

 

産褥期間(さんじょくきかん)とは?

お産が終わると、子宮は徐々に、妊娠前の状態に戻ろうとします。子宮が元の状態に戻るまでを、産褥期間と呼んでいます。

 

妊娠が進み、お産の直前になると、子宮は非常に大きくなっています。赤ちゃんが出た後、子宮はスピードをあげて収縮し始めます。これは、出産時の出血を止める役割も果たしています。

 

胎盤は、その役目を果たし終わると剥がれ落ち、その際に出血が起こります。
子宮が収縮することによって、この出血がおさまるのです。

 

子宮の大きさがピークになると、胃の高さほどになります。それが、赤ちゃんを産むとまもなく、おへその下にまで小さくなります。そして産後8週間ほどで、妊娠前の大きさに戻ります。

 

産後の悪露は子宮回復の目安!

産後、子宮からは悪露が出ます。悪露は、出産の際にあった出血や、赤ちゃんを包んでいた卵膜の残りであったり、剥がれ落ちた子宮内膜であったりします。

 

どのような状態で出てくるかというと、始めは暗い赤色のものが多めに出ます。それが3日ほど続くと次第に茶色っぽい色へと変化し、量が少なくなっていきます。出産してから1か月もたつと、悪露はなくなります。

 

悪露が出ているときに注意としては、雑菌がたまりやすくなるため、特にトイレ後に清潔な状態にするようにしましょう。トイレで用を足した後は、消毒綿を使って拭くようにします。この時、2度拭きすると雑菌が付きますので、気をつけてください。

 

悪露が出ている期間は、悪露を観察してみてください。上記のような状態の変化になっていけば、子宮は順調に回復しています。

 

しかし、悪露の量が突然多くなったり、血の塊のようなものが出たりと、何かしら異常を感じた時には、産科を受診し、相談してください。

 

出産後に陣痛がある?

赤ちゃんは無事生まれたのに、陣痛に似た痛みが再び起こることがあります。
これが、後陣痛です。なぜ痛いのかというと、子宮が元の大きさに戻ろうと、急速に収縮しているからです。

 

平均的に、2~3日で後陣痛はおさまります。子宮の急激な収縮がおさまれば、後陣痛もおさまるのです。

 

どのくらい痛いのかについては、人それぞれなのですが、2回目以降の出産の場合は、1回目の時に比べて後陣痛の痛みが強い傾向にあります。

 

また、母乳で赤ちゃんを育てているときは、ホルモン分泌が活発になっている影響で、後陣痛の痛みがひどくなる場合があります。

 

あまりに痛くて辛いようなら、鎮痛剤の助けを借りることもできますので、医師に相談しましょう。

 

会陰切開すると痛みが残ります

会陰切開の処置を受けた場合は、産後もその傷の痛みがあるでしょう。尿が傷に触れてしみるように感じたり、排便時に力を入れると痛んだりします。

 

会陰切開をした時は、産後も清潔な状態を保つように心がけましょう。出産してから1週間の間は、清浄綿を使って、会陰縫合の傷を消毒してください。

 

会陰切開したときの傷は、1か月ほどたつとなくなります。ずっと痛みが続いているという場合は、もしかしたら化膿しているのかもしれません。このような場合は、早めに産科を受診しましょう。

 

産後の体は変化しています

産後は、お母さんの体にいろんな変化があることに気づくでしょう。

 

目に見えないものとしては、骨盤が開いていたり、骨盤底筋が伸びてしまっていたりといった変化があります。

 

目に見えるものとしては、お腹や腰にたるんだお肉ができたと気付く人も多いでしょう。赤ちゃんが生まれても、一気に体重は落ちません。せいぜい5㎏減るくらい言われています。このまま放っておいても、体は元の状態には戻りません。産後1か月すると健診がありますが、その時に問題なく回復しているのであれば、それを合図に体を動かし始めましょう。

 

マタニティーヨガやエクササイズを、無理のない範囲で取り入れてみてください。また、専用のボディースーツを着用してみるのも良いでしょう。体重については、急激に戻そうと思わずに、4か月ほどかけて、妊娠前より2㎏くらい多いという状態にまで持っていきましょう。産後ダイエットの正しいやり方に関しては、別記事「産後ダイエットの成功方法!心理学や芸能人分析から見えてきたもの」で詳しく説明していますので、そちらをご覧下さい。

 

他にも、体の変化はいろいろなものがあります。

 

乳腺が発達するので、赤ちゃんが生まれる前に比べ、胸は大きく膨らみ、乳輪も大きくなります。

 

お腹の中の赤ちゃんによる圧迫や、分娩の際のいきみが原因となって、痔に悩むようになる人もいます。そのようなときには、産科にて相談してみましょう。

 

赤ちゃんが生まれるためには、産道を広げなければなりません。その際、膣の内側の筋肉が切れることがあります。膣の完全な回復には、およそ1か月必要です。

 

出産後、お腹に白く筋のようなものができることがあります。これは、妊娠線と呼ばれるものです。妊娠線を予防・改善するためのクリームがありますので、これを使用してマッサージをすると、全くなくすことはできないにしても、多少は改善が期待できます。

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