紅葉の厳選オススメ名所と旅行を楽しむポイント
紅葉は日本における秋の風物詩で、名所も全国各地に点在しています。今回は、数ある紅葉の名所の中で、有名な名所はもちろん、あまり知られていない絶景所も含めて厳選したオススメを紹介したいと思います。秋は紅葉で安らぎのひとときを満喫してはいかがでしょうか。
日本の紅葉で一番有名な名所と言えば…?
紅葉は花見や月見と同様に季節の風物詩として、私たちを視覚だけでなくその他の感覚においても癒しを与えてくれるものであり、日本全国に紅葉の名所も数多く点在しています。
知名度の高い名所だけでなく隠れた穴場的な名所もあり、その地域によって、また毎年の季節によって紅葉は顔を変えており、まったく同じ紅葉を見ることはないと言われている中で、紅葉の一番有名な名所はどこなのでしょうか?
東京で紅葉の有名な名所が数ある中で、屈指の名所と言えば、イチョウ並木による黄色いじゅうたんが一面に広がる明治神宮外苑がまず挙げられます。
関東のハイキングコースで有名な千葉県の養老渓谷も、秋の紅葉スポットとして非常に有名で、ちょっとしたハイキングから半日かけてゆっくり紅葉狩り(紅葉鑑賞)を楽しむコースまで多くのスポットがあり、シーズンには多くの人が訪れています。
関西では、標高375mの山中を鮮やかに彩る京都の嵐山が非常に人気のスポットで、嵐山は紅葉だけではなく、観光名所としても非常に有名なところです。嵐山のほかにも宇治や光明寺といったところをはじめとして、京都は多くの紅葉と日本文化のコラボレーションを堪能することができるというのも非常にうれしいところです。
こういった有名な名所の中で一番を決めるというのは非常に難しく、甲乙つけがたいところです。従って、百聞は一見にしかずということで、自分の目で見て楽しむ、紅葉はこれが基本であり、まずは身近なところから紅葉を見に行ってみることをオススメします。
秋は、紅葉という自然の恵みをぜひとも満喫してみてください。
紅葉の有名すぎる名所
紅葉狩り(紅葉鑑賞)の経験があまりないなら、身近なところから見に行くのが気軽でまず第一です。とは言いつつ、やはり有名な所も行ってみたいのが心情です。全国屈指の名所、各地のオススメ所をピックアップしていきたいと思います。
紅葉の有名名所①:京都・・・ここに日本がある
紅葉の名所の中で、京都は日本の紅葉を代表する名所が数多く知られており、秋には多くの観光客が紅葉狩り(紅葉鑑賞)に足を運んでいます。
京都の紅葉の名所として代表的な嵐山の中でも桂川にかかる渡月橋(とげつきょう)は、多くの観光客を魅了するあまりにも有名な名所です。
その名称が付けられたのは、平安時代が起源と非常に古く、渡月橋は紅葉の名所としてだけでなく、多くのテレビや映画などの撮影場所として、また雑誌やカタログ、パンフレットにも使用されることが多い大変有名な橋です。紅葉の時期にはライトアップも行われており、非常にロマンチックで神秘的な雰囲気を味わうことができます。
紅葉を落ち着いて楽しみたい、ゆっくりと楽しみたいという方には、ユネスコの世界遺産にも登録されている上賀茂神社がオススメです。
上賀茂神社は正式名称を「賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)」と言いますが、紅葉の名所というだけではなく、日本古来の神社の趣や国の指定する重要文化財も数多く奉納されています。季節の祭事も粛々と行われているということもあって、日本人だけでなく世界各地から観光客が訪れています。
紅葉の中でもモミジを堪能する名所として有名なのが、宇治の興聖寺です。宇治川近くの参道はモミジの木が並び、紅葉の時期には真っ赤なモミジが実に色鮮やかに彩り、日本の深い趣を感じることができます。
京都の紅葉は、その他にも実に多くの観光スポット、名所が点在しており、寺院とともに秋を楽しむことができます。ゆっくりとした時間の中で京都の秋を楽しむということも、忙しい日々を送っている現代人には大切なのかもしれませんね。
紅葉の有名名所②:箱根・・・関東屈指のスポット
関東の紅葉の名所の中でも箱根は屈指の紅葉スポットで、毎年紅葉の季節になると多くの観光客が訪れています。
箱根で一番有名なイベントと言えば、毎年1月2日、3日に行われる箱根駅伝ですが、その箱根は、芦ノ湖、仙石原、大桶谷をはじめとした温泉でも有名で、古くから難所と言われている峠を越えるための旅人を助ける宿や関所がありました。
箱根の紅葉が色づき始めるのは芦ノ湖からと良く言われており、芦ノ湖から仙石原、強羅、小涌谷、湯本へと広がっていきます。
そんな多くの紅葉名所がある箱根で場所ごとに少し紹介しますと、芦ノ湖の紅葉はなんといっても湖面から紅葉を楽しむという方法が一番ではないかと思います。遊覧船やボートから見ることのできる紅葉は、他の名所にはない非常に独特な雰囲気を持っており、多くの人々を楽しませています。
仙石原の名所で挙げられる所として、東国花の寺百ヶ寺※1の長安寺が非常に有名で、五百羅漢像※2と紅葉との折り合いが大変素晴らしく、力強い紅葉を堪能することができます。
※1:関東の「花の寺」と称される寺院の集合名、※2:境内の様々な場所に点在している仏様
箱根美術館は観光名所としても有名なため、多くの観光客が訪れ、紅葉の季節になると週末などを中心に大勢の人で賑わっています。
三河屋旅館の庭園「蓬莱園」も非常に有名で、美しい紅葉を見せており、付近を訪れるときには見ておきたい名所のひとつです。
その他にも箱根には多くの紅葉の名所がたくさんあり、秋の箱根は癒しのスポットとして年齢層を超えて多くの人々が足を運んでいます。秋の関東を訪れた時には、箱根で紅葉を満喫するというプランもいいかもしれませんね。
紅葉の有名名所③:北海道・・・紅葉祭りに行ってみよう
北海道の紅葉の名所も実に多く、紅葉のシーズンにはお祭りを開催するところも多くなっており、秋の紅葉をにぎやかに楽しむことができます。
北海道という地域性が持っている特徴として、本州や四国、九州といった他の地域に比べると気候の関係で紅葉も時期が多少変わってきます。北海道は、夏は涼しく冬が長いというイメージがつきもので、秋の紅葉の時期も10月下旬~11月半ばには終了してしまうほど短いものですので、紅葉の名所を訪れるのであれば時期も注意したいものです。
そんな北海道の紅葉として代表的なものをいくつか紹介しますと、
・千歳市の支笏湖の支笏湖紅葉まつり
・ワカサギ漁が有名な大沼国定公園でのウォーキング(北海道大沼グレートラン・ウォーク)
・帯広市岩内仙峡のもみじまつり
・三笠市桂沢湖畔のみかさ桂沢紅葉まつり
・北海道の国道では一番の標高から望む紅葉が色鮮やかな三国峠
などなど、広い北海道のあらゆる紅葉の名所で大小様々な紅葉祭りやイベントが行われています。この紅葉祭りやイベントは、どこも10月上旬~中旬に集中している傾向にありますので、計画的な旅行をするとより多くの紅葉を楽しむことができます。
レンタカーを借りて自分のペースで見て回るという方法もいいかもしれませんね。特に移動時間が長く、道も比較的単調であるということもあって、都会では味わえないようなドライブを楽しむことができるのも北海道ならではかと思います。
紅葉の有名名所④:軽井沢・・・ひと足先に紅葉を楽しむ
近年、紅葉の名所として軽井沢がにわかに注目されています。都心よりも早めの紅葉を楽しむことができるとあって、紅葉を楽しみたい人たちがひと足先に軽井沢に足を運ぶということも最近ではよくあるようです。そんな軽井沢の紅葉の名所をいくつか紹介します。
夏の終わり、まだまだ日本列島には残暑が残っているのではないかという時期に紅葉が楽しめる軽井沢の中でも、9月下旬には紅葉が色好き始めるところが、浅間連山と佐久平を望むことができる大河原峠です。
原生林の紅葉と国の天然記念物ニホンカモシカが生息するという環境の中で、他の地域よりも先に雄大な紅葉を望むことができるのは大きな魅力と言えるでしょう。
10月上旬からの見ごろとしては、軽井沢駅近くのプリンスグランドリゾート軽井沢の敷地内に1500本を越えるモミジの木があり、誰でも紅葉を楽しむことができる場所として特に注目されている紅葉の名所です。
以前は城だったのですが、明治時代に取り壊され、その後大正時代に公園となった懐古園の紅葉もモミジが実に色鮮やかで、城の名残と紅葉とが実に落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
紅葉祭りも毎年行われており、明治から昭和にかけて多くの文人が懐古園の紅葉を楽しんだという流れもあって、ゆっくりと紅葉を楽しみたい人に人気の名所となっています。
またその他にも雲場池、内山峡、布引渓谷といった紅葉の名所もそれぞれに独特の色付きを見せており、避暑地として都心からも多くの人が足を運んでいます。都心の雑踏に疲れた時にふっといける紅葉の名所、軽井沢はそんなところかもしれません。
北海道・東北の紅葉の名所!厳寒の冬に向かう紅景色
北海道や東北地方は日本の中でも寒くなるのが比較的早く、冬が長いということはみなさんご承知の通りではないかと思います。(温暖化の影響で、多少原則からずれてきてはいますが)
夏の時期が短く冬の時期が長いということは、紅葉の時期も他の地域に比べて早いということから、紅葉の好きな人たちは北海道や東北地方に早めに訪れるという傾向もあるようです。
北海道は日本で一番大きな面積の都道府県ですので、広い大自然による紅葉の名所も実に多く、何日かかけてゆっくりと時間をかけて楽しむようなプランをオススメします。また初雪と紅葉が重なることもあり、それもまた珍しい景色として楽しむことができますので、初雪の観測が発表されたころに北海道を訪れてみるのもいいかもしれません。
北海道の名所については、「紅葉の有名名所③:北海道・・・紅葉祭りに行ってみよう」で紹介した通りです。
東北地方で人気の紅葉の名所としては、
・日本百名山の1つである青森の八甲田山
・世界最大の二重カルデラ湖と言われている秋田の十和田湖
・日本の歴史公園100選に選定されている岩手の盛岡城跡公園
・日本百名山の1つである福島の磐梯山
・舟下りで有名な宮城の阿武隈川
・松尾芭蕉の「五月雨を集めて早し最上川」で有名な最上川中流に位置する山形の最上峡
こういったところに代表されるように、原生林によるダイナミックな紅葉がオススメです。
また東北地方の紅葉の名所の特徴として、温泉が近くにあるというところも押さえておきたいところです。温泉と紅葉を楽しむという贅沢を一度に味わうことができるのも秋の楽しみのひとつですので、東北地方の紅葉の名所を訪れた時には一緒に温泉も楽しんでみてはいかがでしょうか。
北海道や東北地方の寒い地域の紅葉は、空気が冷たいといういこともあってより一層鮮やかに見えるような気がします。ぜひとも時間を取ってゆっくりと紅葉を満喫してみてください。
甲信越・北陸の紅葉の名所!山脈の紅葉は絶景
甲信越の新潟・長野・山梨の紅葉の名所は、大自然がメインとなっており、自然の中の紅葉は実に見ごたえがあります。
新潟は長岡市に紅葉の名所が多く、道院高原、杜々の森名水公園、八方台といった名所は長岡市にあります。
また、温泉と紅葉を楽しむことができる所としては、燕温泉、湯沢温泉あたりが有名で、佐渡にわたると大佐渡スカイラインの紅葉も楽しむことができます。
長野県の紅葉の名所としては、避暑地としても有名な軽井沢、温泉として有名な白骨温泉がまず挙げられます。
他にも、乗鞍高原や天龍峡、美ヶ原高原や高瀬渓谷、白樺高原といった自然の中で色づいた紅葉はダイナミックで大自然の力強さを感じることができるでしょう。
大自然の力強さという点では、山梨県の富士山の紅葉も紹介しておかないといけませんね。9月下旬に色づき始める富士山は、真っ赤な紅葉が目に色鮮やかに飛び込んできます。
山梨には富士山の他にもたくさんの峠や渓谷の紅葉スポットがありますので、紅葉を存分に満喫することができるでしょう。
北陸の紅葉の名所としては、
・石川の雪と紅葉を楽しむことができる白山
・富山を代表する紅葉の名所神通峡
・福井の大自然が作った冠山
こういったところが代表的で、紅葉のシーズンには多くの紅葉ファンが足を運んでいます。
甲信越、北陸の紅葉の名所は都心からも日帰りで楽しめるところが多いので、紅葉を見に日帰りのプチ旅行もいいかもしれません。
関東・東海の紅葉の名所!首都圏から日帰りで楽しむ紅葉
東京の紅葉の名所として最も有名な所の1つとして、明治神宮外苑が挙げられます。明治神宮外苑のイチョウ並木は、幻想的な雰囲気で別世界に行ったような気分になります。
その他にも数ある東京の紅葉の名所の中で、奥多摩の紅葉は山の紅葉や湖の紅葉を楽しむことができ、ダムに臨む遊歩道は紅葉の定番スポットとなっています。
東京から隣接する地域の紅葉の名所としては、
・埼玉秩父随一の絶景と言われる中津峡
・茨城竜神川のダム一帯を上空からゆったりと見渡せる日本最大規模の遊歩道が人気の竜神峡
・「関東の高野山」との呼び声の高い栃木県名勝第一号の行道山浄因寺
・日本百景にも選ばれている群馬の赤城山
・紅葉の時期だけでなく四季折々の自然を堪能することができる尾瀬
・知名度では全国的に有名な神奈川の箱根
こういったところが日帰りでも楽しむことができるのではないでしょうか。
関東にたくさんの紅葉の名所があるように、東海地方にも多くの名所があり、秋には多くの人々が紅葉を楽しんでいます。
・愛知は、動物の種類数が日本一の動物園も一緒に楽しめる東山動植物園
・岐阜は、温泉でゆっくり紅葉を楽しむことができる下呂温泉
・三重は、年間800万人以上の人がお参りに来る伊勢神宮
・静岡は、富士山と紅葉を一緒に堪能できる富士山スカイライン
といったところが有名どころです。その他にも各地に多くの紅葉の名所があり、どれも日帰りで楽しむこともできます。
関西の紅葉の名所!秋の色彩を日本文化とともに
関西の紅葉の名所も実に多く、特に古都を楽しみながらの紅葉は大変人気で、多くの観光客が賑わっています。関西の紅葉の名所として、まず京都の「お寺と紅葉」というセットは欠かせないのではないでしょうか。紅葉と日本の歴史を両方楽しむことができます。
清水寺をはじめとした寺院と紅葉は非常に人気が高く、また紅葉の季節以外でも観光の名所として大変有名で、四季折々その季節によっていろいろな雰囲気があるのも特徴です。
そのほか京都では嵐山、宇治あたりも紅葉が有名で、宇治は晩秋から初冬にかけてまで紅葉を見ることができるので、シーズンの最後に紅葉を見に行くという人も多いです。
京都以外で関西の紅葉の名所と言えば、公園内に寺院があり鹿も見ることができる奈良の奈良公園、大阪でも箕面の当たりでは寺院と紅葉を楽しむことができます。
関西で温泉を楽しみながら紅葉を眺めるには三重の湯の山温泉、滋賀では琵琶湖を望む紅葉びわ湖バレイや比叡山の紅葉も見ごたえがあります。
和歌山ではドライブをしながら紅葉を楽しむことができる高野龍神スカイラインはどうでしょうか。
兵庫では山頂からの景色が絶景で、桜の時期にも多くの人が訪れる東山公園がオススメです。
このように関西の紅葉の名所は日本古来の文化を感じながらというものが多く、紅葉の時期には観光ツアーが行われているところも多いです。時間を取ってゆっくりと紅葉と日本を堪能したいものですね。
中国・四国の紅葉の名所!個性豊かな紅葉
中国地方の紅葉の名所としてまず挙げることができるところとしては、モミジが色鮮やかな広島・宮島の弥山のふもとにある紅葉谷公園です。「モミジは広島」というイメージがあるように、宮島のモミジは秋になると大変美しい色づきを見せます。
岡山の蒜山高原(ひるぜんこうげん)は雄大な紅葉を楽しむことができます。グルメで一躍有名になった「蒜山焼きそば」という名物もありますので、蒜山の紅葉を見に行った時には蒜山焼きそばも食べておきたいところです。
そのほか中国地方の紅葉の名所としては、
・ブナ樹林が西日本最大の規模である鳥取の大山
・古い建物に囲まれてみる優雅な紅葉、島根の津和野
・絶壁と阿武川との景色が美しい山口の長門峡
こういったところが見どころです。
四国地方の紅葉の名所も実に数多く、特に渓谷地はどこも大変見ごたえがあります。その中で有名な紅葉の名所としては、
・小便岩がなんとも美しい徳島の祖谷渓
・年間400万人を越える観光客が訪れ、四季の色づきを楽しむことができる香川の観光名所金刀比羅宮
・高月山の登山と紅葉が人気の愛媛の成川渓谷
・同じく愛媛の小田深山渓谷ではキャンプ場もあり、家族で紅葉を楽しむこともできます。
高知の中津渓谷はモミジが大変美しく、紅葉を望みつつあたりを散策するにはもってこいのところで、轟の滝、大荒の滝といった滝と紅葉というマッチングも癒しのスポットとして体感することができます。
中四国の紅葉は個性的な名所が多いので、一生に一度は訪ねておきたいものですね。
九州の紅葉の名所!晩秋の紅葉を見るならここ
九州の紅葉は暖かいから少し遅いのでは?という気もするのですが、基本的に本州の紅葉と時期的には大差なく、11月の紅葉の時期になると各地でお祭りが行われる所が多いので、家族や知人と足を運ぶ人が多いです。
そんな九州の紅葉の名所の中で、福岡県の紅葉の名所としては、久留米の柳坂曽根の櫨並木をオススメします。
櫨は「はぜ」と読むのですが、この久留米の櫨は約1キロに渡って植樹されており、教養の時期には美しい赤と緑のコントラストを描きます。例年11月の半ばから12月初めにかけて、週末を中心に「はぜ祭り」が行われますので、紅葉と一緒にお祭りも楽しんでみてはいかがでしょうか。
佐賀の紅葉の名所でオススメのところとしては、嬉野温泉と一緒に楽しむことができる春日渓谷、ここは自然の紅葉を遊歩道からじっくりと眺めることができますので、時間を忘れて紅葉を楽しむことができます。
熊本も渓谷の紅葉が美しい名所が多い中で、イチョウの紅葉が素晴らしい熊本城、天守閣の前にそびえ立つイチョウの木は雄大な歴史を感じることができると思います。
温泉の町が多い大分は温泉と一緒に紅葉が楽しめるところが多く、由布岳は紅葉の名所として有名です。
長崎の雲仙は紅葉だけでなく観光名所としても有名ですが、岳の状況によっては上まで登ることができない場合がありますので、ちょっと運が必要になるかもしれません。
九州の紅葉の名所は温泉や観光地とセットになっていることが多く、旅行プランもくみやすい傾向にあります。ゆっくりと紅葉を満喫したいものですね。
紅葉を日帰りで楽しむポイント
「紅葉を楽しみたいのだけれど、時間的な余裕がなくて、日帰りで何とか楽しむことができないかな」、「ちょっとした近場の紅葉がきれいだから見に行きたいな」という時のポイントについて見ていきたいと思います。
紅葉の名所は、最盛期を中心に大勢の人で賑わう所があります。暑かった夏が終わり、秋の行楽シーズンの到来とあって、紅葉が見ものの観光名所や家族連れに最適の名所は、休日を中心に賑わうことが多くなります。
家族連れで行楽弁当を持ってそういった雰囲気の中でワイワイ楽しむという方法も日帰りの紅葉を楽しむ方法のひとつですし、そういった休日を避けてじっくりと自分のペースで紅葉を楽しむというのもいいですよね。
日帰りの場合、多くの名所を回ることができませんので、ひとつのところでゆっくりと過ごすというパターンがいいのではないでしょうか。
また日帰りの場合、特別な荷物の用意が必要ありませんので、冷えてきた時の上着の用意程度で良いというのも楽なところです。特に秋の風は朝晩と日中の温度差があるため、午前中は暖かくても午後から冷えてくるということもありますので、体調を崩さないようにするためにも上着は持っていくようにしましょう。
また、逆に暑くなってきた時には汗をかきますので、自然の中の紅葉の名所に行く時は、水分補給のために飲み物を用意しておく必要があります。秋になったとはいえ、熱中症対策、脱水症対策もしっかりしておきましょう。
紅葉を日帰りで存分に楽しむために、上着と飲み物は必ず持って行くようにしましょう。
紅葉を見にちょっと足を延ばしてプチ旅行しよう
秋の行楽シーズンには紅葉の名所も多くの人が訪れ、その色とりどりの紅葉を楽しんでいます。ここではちょっと遠くの名所に、プチ旅行をする時のポイントについて見ていきたいと思います。
少し遠くの紅葉の名所に遊びに行く時に、車で行く場合には、駐車場があるかないかということは、最初にチェックする必要があります。駐車場があるのかないのか、有料なのか無料なのかというところがポイントになってきますし、広いか狭いかというところも気にしたいところです。
車でなく公共機関で足を運ぶ時には、公共機関の駅からどのくらい距離があるのか、事前に調べておいた方がよいでしょう。都心部から郊外の紅葉を見に行った時には、駅から意外と距離がある所も結構あります。大体どのくらいの距離があるのか、歩いていくことができる距離なのかというところをチェックしておきましょう。
また、ちょっと足を延ばして紅葉を見に行くのですから、おいしいご当地の食べ物も楽しみたいかと思います。グルメについても事前に調べておくと、紅葉の名所に行った時に迷わず食事ができるので、時間的なロスも少なくて済みます。
また宿泊する/しないにかかわらず、季節的に朝晩冷え込むことが多いので、上着を一枚持って行くことをオススメします。特に山間部の自然の紅葉を見に行く時には、他よりも気温が大きく下回ることがあります。準備をしっかりとして、楽しい紅葉のプチ旅行にしたいのものですね。
紅葉を見に行く時の宿の選び方
泊まりで紅葉の名所に観光に行く時に、宿の選び方も大切です。紅葉の時期になると、人気の宿もお得な宿泊プランを用意することが多く、それに合わせて紅葉観光に行くという方法も人気となっています。
具体的にどのような宿泊プランがあるのか一部を紹介すると、
・紅葉の時期に早めの予約をすることで割引になる
・旬の料理を楽しむことができる(セットになっている)
・紅葉の名所と紅葉以外の観光名所の入場券がセットになっている
などなど、各宿泊施設によってサービスもいろいろ行っていますので、地域の紅葉を見に行くときにはぜひ利用したいものです。
また、宿泊する宿そのものが紅葉の名所になっている所もあり、そういった所では今の色づき方がどの程度なのかという情報をホームページなどで紹介している場合もあります。ベストの状態を見に行きたい時には、そういった情報を確認して足を運ぶのも手段のひとつです。
また、紅葉の名所で宿泊する時に、セットとなっていることが多いのが温泉で、ゆっくりと温泉を楽しみながら紅葉を満喫するというコースも人気です。
紅葉、温泉、料理の3つと価格や交通の利便性を踏まえて、自分のタイプに合った宿泊施設を選ぶようにすることで、より一層満足することができる旅行になることでしょう。特に遠出をする時には、そういった計画もじっくりと楽しみつつ行いたいものですね。
紅葉と温泉を両方楽しむ
紅葉の名所にセットとなっているもの、その1つとして温泉を挙げることができます。紅葉とともに温泉を一緒に楽しむことができる名所も多く、温泉もついでにと考えて旅行する人も多いようです。
例えば、紅葉の名所でもあり、観光の名所でもあり、温泉の町としても全国的に有名な箱根では、一年の中でも元旦とともに紅葉の時期には多くの観光客で賑わいます。箱根には大小さまざまな温泉と宿泊施設があり、紅葉の色づきも大変見事で有名ですので、紅葉の時期に人気の観光地となっています。
また観光地としても有名な琵琶湖においても、日本一の湖のほとりで見る紅葉を温泉と一緒にということで、紅葉の時期には宿泊施設が紅葉に合わせたお得なプランをいろいろと提供しています。
紅葉の色づきを眺めつつ、露天風呂に入ってゆったりとした時間を過ごすということが、身体的な疲労回復に加え精神的な疲労も回復することができるとあって、近年では年齢を問わず人気となっています。特に時間や仕事に追われて忙しい現代で、冬に備えて気分転換とリフレッシュを行うという人も多いようです。
このような所は紅葉の時期に賑わいを見せるのですが、一般的には年間で見ると春と秋は売り上げの少ない時期と言われていますので、旅行プランのお得なタイプを提供するという所も多く、紅葉の時期は安く旅行をするにはチャンスの時期でもあります。よりお得なプランを探してみてもいいかもしれませんね。
紅葉の見ごろの確認方法
気候や気温が地域によって違うため、紅葉の色づき方は日本全国で差があり、当然同じようにならないということは想像がつくでしょう。
例えば、九州の紅葉の名所と北海道の名所では、同じ種類の樹木だと時期的な違いがあるわけですが、面白いことに同じ地域で近くの名所でも、紅葉の時期に違いがある場合もあり、そこがまた紅葉の魅力と言う人もいます。
そんな中で上手に見ごろを判断するには、
・テレビやラジオの情報
・インターネットの情報
・高速道路の掲示板
あたりが材料となります。
テレビやラジオの情報は、実際に目で見たり聞いたりというところを間接的に知ることができる情報ですが、専門知識を踏まえた上での情報となるのでかなり参考になります。インターネットの情報も、画像の付いたものやアンケートによる紅葉の名所ごとの情報を知ることができるので大変便利です。
目的地が決まっている場合には、こういった方法が有利なのですが、「紅葉の名所に行きたいけれど、いったいどこに行けば一番いいのかなあ~」と衝動的に紅葉を見たくなった時には、高速道路の掲示板が大変役に立ちます。
サービスエリアを中心に、紅葉だけではなくその地方のお祭りやイベント情報を掲載しているところもあり、ちょっとしたお出かけには最適な情報が盛りだくさんです。サービスエリアの中には、手書きでびっしり分かりやすく書いているところもありますので、高速道路のサービスエリアに立ち寄った時には、ちょっと気にして探してみてはいかがでしょうか。
このように紅葉の見ごろの確認方法もいろいろあり、より紅葉を楽しむことができる情報を提供しています。
上手なプランで紅葉と癒しのひとときを
紅葉の時期になると、有名な名所は休日を中心に多くの人で賑わいますので、紅葉を見に行くのもひと苦労ということになりがちです。そういった混雑したときに名所に行くのは避けたいけれど、きれいな紅葉は見ておきたいものです。
そこで、人気の紅葉の名所を上手に(効率的に)見て回るには、どのようなプランを立てればいいのでしょうか。
紅葉の名所は基本的に週末・連休といった日が混雑しますので、平日に足を運ぶことができればベストです。(会社勤めの社会人、子供が学校に通っている家族などはなかなか難しいとは思いますが)
また、紅葉は天候にも左右されますので、混雑を避けたいのであれば、雨の日や寒い日といった行楽には不向きな天候の時は、他のお客さんも少ないのでチャンスと言えばチャンスです。ただ、写真を撮るなどの条件は悪くなってしまいます。そういったところは妥協する必要があります。
紅葉が人気の名所は、トイレや近くの飲食店も賑わっているのがセオリーで、トイレや食事もいちいち気を遣わないといけない場合が多いです。そういう面のストレスを緩和したい人は、時間帯をずらすというのも手段のひとつです。
混雑する時間帯を避けることで、比較的ゆっくり紅葉を楽しむことができますので、ちょっと早起きするというような時間的な工夫をするのもいいかもしれませんね。
基本的に紅葉鑑賞以外の面は、希望を押さえて多少我慢することで(逆張りすることで)、効率的に紅葉を楽しむことができると考えられます。とはいえ、見ごろの時期はどうしてもお客さんも多いですので、しっかりとマナーを守って、できるだけマイペースで紅葉を楽しむようにしましょう。