トランプゲームで数の大小に関する感覚を磨く
トランプで遊ぶと、様々な力を身に付けられます。例えば数の大小に関するセンス。おなじみのあのトランプゲームをすることで、楽しく数の大小に関するセンスが磨かれていきます。そのゲームとは…。
「戦争」ゲームで数の大小がわかるようになる
トランプゲームの一つである「戦争」。カードを一枚ずつ出し合い、数が大きい方が勝ちで、場に出されたカードを自分のものにでき、最終的にたくさんカードを持っている人が勝つというゲームです。このゲームを続けていくと、数の大小を瞬時に判断できるようになります。
瞬時に判断するという点で言えば、「あっち向いてほい」ゲームや「叩いてかぶってジャンケンポン」ゲームと似ています。これらのゲームには、勝つか負けるかということだけでなく、負けなのに勝ちだと勘違いするところにも、面白さがあります。
トランプの「戦争」ゲームでも、自分が負けているにもかかわらず、うっかり場に出ているカードをもらおうとしてしまうことがよくあります。それを責めるのではなく「あれ、違うよ~」「あっ、間違えちゃった!」などと笑い合いながら楽しみましょう。
「戦争」は、2人からやれて、5人くらいまで一緒に楽しめます。パッとカードを出した瞬間に、誰が一番大きい数を出したのかを、正しく判断したり間違えたりしながら、数の大小に関するセンスを楽しく身につけていくことができます。
カードの数字の大小がなかなか理解できない時は
トランプゲームの一つである「戦争」で遊んでいるうちに、数の大小が分かるようになっていきます。ですが最初は、子供にとっては難しいものかもしれません。親子でカードを出し合って、親の方が大きい数を出したのに、子供が数の大小をまだ理解していないために、自分の負けを認められないことはよくあることです。こんな時はどうしたらよいのでしょうか。
まずは、数を1から順に唱えさせてみるという方法を試してみてください。「1から順番に数を言ってみよう。先に出てきた数の方が小さいよ」と言って、一緒に数を唱えてみましょう。
しかし、「順番に数えていって先に出てきた数字の方が小さい」という認識すらまだできていないこともあります。そんな時は、親が出したカードの数字と、子供が出したカードの数字それぞれを、おはじきなどの具体物に置き換えて、どちらが大きいのか目に見える形に変えてあげるといいですね。
最初はこのように丁寧に教えてあげたほうが良いのですが、いつまでも数を唱えたり具体物に置き換えたりする方法に頼っているわけにもいきません。少なくとも日本に住んでいる限り、数の大小を瞬時に判断する力を持っていないと、生活するうえで支障が出てしまいます。子供には、徐々にこのような力が身についていくよう、働きかけていきましょう。
更新日:2019/11/29|公開日:2017/01/20|タグ:トランプ