出産初めての方は知っておくべき!出産の前触れとなる兆候
いよいよ赤ちゃんが生まれてくるという時。初めての時には特に、いつ生まれてくるのかわからず不安なことでしょう。
その前には、いくつか前触れとなる兆候が見られます。そこで、出産の前触れとなる兆候について、ご説明します。
①腹部が下がってくる
赤ちゃんがいる場所の膨らみ。
この部分が、出産の時が近づくと次第に下がってきます。
これまでは、お腹が大きくなってくるとともに、心臓や胃が圧迫されたような感じがあったと思いますが、分娩を前におなかが下がってくると、その圧迫感が和らぎ、楽になったような感じになることでしょう。
②腹部が頻繁に張る
お産の準備のために子宮の収縮が活発になります。
これは、赤ちゃんが生まれてくる子宮口を柔軟にしておくためです。
③赤ちゃんの動きが少なくなる
順調に育っていれば、赤ちゃんはおなかの中で元気に動いていたかと思います。でも、お産が近づくととともに、この動きが少なくなっていくのです。
これは、赤ちゃんが、生まれる体勢をとりつつあるからです。
赤ちゃんは、体の外に出るために、自分の体を丸めて小さくなるのです。この姿勢では、大きく動くことはできませんね。それで、赤ちゃんの動きが少なくなってくるというわけなのです。
④おりものの量が多くなる
これは何のためかというと、この時期のおりものは、お腹の中の赤ちゃんがスムーズに出口まで下りてこられるよう、潤滑油のような働きをするからです。
⑤排尿の回数が増える
赤ちゃんがおなかの上の方にあった時には、胸や胃が圧迫されていました。それが、赤ちゃんが下の方に来るにしたがって、今度は膀胱が押されるような状態になるのです。それで、トイレが近くなるというわけです。
以上が、よくある出産前の兆候ですが、これらの始まり方や程度などについては、もちろん人それぞれです。ですから、臨月近くになってきたら、よくアンテナを張って、これらの兆候を見逃さないようにしましょう。
また、いざという時に慌てないで済むように、分娩の準備は早めにしておくのが良いでしょう。