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生後9か月の子どもに対する父親の関わりは、読み聞かせがおすすめ

読み聞かせ

生後9か月ころといえば、授乳の回数が減っていく時期と重なっています。ここからは、母親と子どもだけの世界に、父親が大いに入っていってほしい時期になります。しかし、母親と子どもの強いきずなの中に、どうやって父親が入っていけばよいのでしょう。それにはやはり、段階というものがあります。始めのステップは、「読み聞かせ」です。

 

言語獲得のためにとても重要な、9か月からの「読み聞かせ」

生後9か月の赤ちゃんといえば、つかまり立ちができるようになってきたり、「バイバイ」などの周りの大人のしぐさを真似したりするころ。生まれたばかりよりはだいぶ成長を感じるものの、まだまだ「赤ちゃん」という感じです。

 

「そんな赤ちゃんに読み聞かせしたって、内容も分からないんだから、やらなくてもいいのでは?」と思わないでくださいね。この頃に読み聞かせをしてあげることは、将来の言語獲得に、とても大きな影響を与えるのです。

 

赤ちゃんが生後5~6か月ころの時、母親が話しかけることで、音の聞き分け能力が付いてきます。ですからこの時期は、言語能力を育てるのにとても大切な時期と言えます。そして9か月ころからは、それまで聞き分けていた言葉がどんな意味なのかを知り、自分でも使用できるようにするために、練習していく時期となります。

 

しかしそれは、黙ってみていれば自然にできるものではありません。母親や父親のかかわりがとても大切になってくるのです。ここで、「読み聞かせ」がとても有用な手段となります。

 

普段、赤ちゃんにはいろいろな言葉を話しかけていると思いますが、絵本の中の言葉は、通常使わないものもたくさんあります。そんな言葉たちを、読み聞かせを通じて、赤ちゃんに知らせてあげるのです。

 

この時期に、日常会話以外にも様々な言葉を聞かせていくことが、のちのちの言語能力に大いにかかわっていくのです。

 

父親が生後9か月の子どもに読み聞かせしてあげるメリット

生後9か月ころからの子どもの言語獲得に、読み聞かせはとても有効です。でも、父親が読み聞かせをしてあげるとすると、メリットがもう一つ生まれます。それは、子どもと父親との関係づくりができるということです。

 

お父さんと体を寄せ合って、お父さんの声で絵本の読み聞かせをしてもらう。すると赤ちゃんの脳は「お父さんと一緒にいることは気持ちがいい」と感じるようになります。これが、今後の父と子の関係に大きく影響を与えるのです。

 

子どもが成長するにつれ、増えてくるのが、「いけないことはいけない」と叱る機会です。それは母親だけでなく父親もやっていくこと。ですが、父親とのよい関係ができていないのに叱っても、子どもにとっては「怖い」「うざい」と感じられるだけで、伝えたいことがしっかりと伝わりません。

 

でも、読み聞かせを通して父親といることの気持ちよさがしっかりと脳に刻まれていれば、いざしつけをする場面になった時に、「お父さんは自分が大事だから叱ってくれたのだ」と分かってくれ、お父さんが叱るのならこれはいけないことなのだと、叱った意味がきちんと伝わるようにもなるのです。

 

今後の子どもの育成のためにも、この頃から読み聞かせをどんどんしてあげて、絆をしっかりと作っておきましょう

 

お母さんといることの気持ちよさは、もうすでにしっかりと、子どもに刻み込まれています。生まれた時から、おっぱいをもらうことでおなかが満たされ、触れ合うことで安心し、オムツを替えてもらうことでよい気持ちになり、見つめられ話しかけられることで愛情を感じるという風に、心地よさはすべてといってよいくらい、お母さんからもらっていたからです。

 

赤ちゃんの頃に感じたお母さんの心地よさは、一生心に刻まれています。だから、お父さんが自分の力で赤ちゃんの笑顔を引き出そうと思ったら、相当の努力が必要です。そこで、読み聞かせなのです。読み聞かせは別に母親でなければならないということはありません。それでいて、赤ちゃんに与える影響度は抜群なのです。

 

がんばってみてください、お父さん!

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