簡単かつ確実な出産予定日の計算法!計算が苦手でもできる!
いったん妊娠すると、お母さんの体にはいろんな変化が発生します。こうした変化は妊娠してから日がたつにつれてどんどん起き始め、妊娠の経過と共に変わっていきます。発生する変化やトラブルのうち多くのものは、一定の期間によくでてくるという特徴があります。
また、体内の赤ちゃんがどんなふうに育っているのかについて把握するには、妊娠してからどれぐらい日が立ったのかということをきちんと把握していることが基本になってきます。
妊娠や出産に関して経過した週の数や月の数を数えるやり方には独特のものがあります。妊娠や出産に関して自分の体に起こってくる変化や発生するトラブルに対処できるようになるために、こうした数え方についてあらかじめ把握しておきましょう。
よく間違うのはなぜ!妊娠週を数え方
よく妊娠してから出産までどれぐらいかかるかを称して「十月十日」などと言ったりしますが、文字通りにとらえているといろいろと誤解が生じかねません。実際に妊娠の期間を考える際には、一月を28日として計算し、10ヶ月すなわち280日をもって妊娠期間とみることになります。
また、この280日を数え始める日の考え方もちょっと独特です。
最後の生理が開始した日を妊娠の初日と数え、妊娠0週0日とします。それから4週間を1ヶ月として妊娠月数を数えることになるのですが、最初の月は0ヶ月ではなく1ヶ月と数えます。従って、280日目は10ヶ月後になるわけです。
妊娠の日数は最後の生理が開始した日から数えるということですから、実際に受精した日ではありませんし、そもそも排卵日よりも前から数えていることがおわかり頂けるかと思います。
受精卵が着床して妊娠が確認できるのはだいたい5週目から6週目になりますので、妊娠月数では2ヶ月目ということになります。早めに気づいたのに2ヶ月目に入っていると言われたというのはこういう計算方法をするからなのです。
280日の謎
ところで、妊娠期間を280日として計算するのは何故かということについて見てみましょう。当然ながら誰でもどんな場合でも妊娠期間が同じということはあり得ませんから、この280日というのはあくまで統計から導き出された数値となります。
そもそも妊娠月数を数える時に一月を28日で数えるのは、生理の周期が28日でくるのが一般的だからです。ですから生理の周期がこれと異なる場合には、妊娠月数の数え方が当てはまらないこともあります。
とはいえ、出産予定日は実際の出産日の大まかな目安としては十分に使えます。予定日の前後5週間で出産する場合がほとんどだからです。
また、エコー検査によってもう少し正確な予定日を計算することも最近は行われています。
妊娠してから8週目から11週目では、胎児の大きさにはあまり個人差がないということを利用しているものです。この時期に胎児の体の大きさを測り、妊娠週数を正確に割り出すことで正確な予定日を計算します。
エコー検査から判明した予定日については、検査写真にのっていますのでチェックしてみるといいでしょう。なお、この日付も絶対的なものではなくあくまで予定ですので、あまり厳密に捉えない方がいいと思われます。
鉄板の出産予定日の計算法!
出産にはそれに適した時期というものが存在します。この時期をカレンダーなどにメモしたりすることでわかりやすくしておきましょう。
まず出産予定日を計算で出す方法ですが、最後の生理開始日のある月から3を引きます。引けない場合には9を足して下さい。次に最後の生理が始まった日に7日を足します。出てきた日付が出産予定日となります。
例として、最後の生理開始日が7月10日ならば出産予定日は4月17日、2月18日ならば出産予定日は11月25日となります。
出産に適した時期は、妊娠37週の0日から妊娠41週6日までがその時期に当たります。この時期に出産することを正期産といい、それより前に生まれてしまうのがいわゆる早産にあたります。また22週未満で出産が始まってしまうと流産となってしまいます。
逆に42週目を過ぎてしまうと胎盤の機能が下がるなどして胎児の状態が危険になってきます。この時期の出産は過期産と呼ばれ、産科の医師や助産師さんなどが対処を行うことになります。