乳がん、子供のアトピー性皮膚炎と白米、パンとの関係
日本人が昔から食べてきた和食は、ご飯に味噌汁、漬物を基本としたものです。日本食の主食は言うまでもなくご飯ですね。では、あなたは毎日の食事の主食に、何を選んでいますか?選び方を間違えると、大きな病気を引き起こすことにもなります。病気になりにくい体になるには、何を主食として食べるべきなのかについて見ていきましょう。
乳がんを患った人が選んでいた主食は…
日本人女性に一番発生しやすいがんが、乳がんです。何と12人に1人という割合でり患しているのです。実は乳がん患者の食生活には、ある共通点があります。それは、白米を食べる量が少ないという点です。乳がん患者が朝食の主食として選ぶのは、パンが多いのです。
ご存知のように、パンはご飯に比べて腹持ちが悪いですから、どうしても間食をしたくなります。すると、糖質をとるために砂糖を使った菓子類を食べるようになります。
また、白いご飯のおかずには煮物や浸し物、あえ物や漬物などが合いますが、これらはパンには合いません。どんなおかずが合うかというと、炒め物や揚げ物、ドレッシングやマヨネーズを必要とするサラダなどになるでしょう。つまり、乳がん患者の食事には、油を使った料理が多かったということです。
また、果物の摂取が多めであるという特徴もあります。果物は美容に良いという考えで、必要摂取量をかなり超えた量を摂っていたようです。
まとめて言いますと、乳がんにかかった人の食生活は、白米を食べることが少なく、その代わりにパンや砂糖、果物で糖質をとり、油脂類が多いという傾向があるのです。あなたの食生活はどうでしょうか。一度振り返ってみてください。
主食をご飯以外に頼るといろいろな病気になりやすい
乳がん患者の食生活は、主食に白米でなくパンを選ぶことが多い傾向にあります。そうなると、おかずはパンに合う、油を使った料理になります。そしてパンでは足りなかった糖質を補うために、果物や菓子類の摂取も多くなっています。そのような食生活を送っている女性が母親であるならば、必然的にその家族も同じような食生活になります。
ですから、乳がん患者の子供が、アトピー性皮膚炎などのアレルギー症に悩まされているケースは、とても多いのです。ご飯ではなくパンを主食にする機会が多く、油脂類や砂糖の摂取が多い食生活は、子供の体にまで悪影響をもたらしているのです。
主食をご飯にしない食生活は、乳がんやアレルギー症だけを引き起こすのではありません。脳出血を起こしたり乳がん以外のがんにかかった人の食生活を調べてみても、同じような傾向があるのです。
普段の食事を見直してみましょう。一番大切なことは、やはり日本人は主食として白米を選ぶことです。おかずに工夫を凝らすよりも重要なことです。なぜなら、主食が何になるかによって、おかずなどすぐに変わってしまいますし、間食が増えてしまうことにもなるからです。病気になりにくい体を作るには、主食を白米にするという基本が揺らがないようにしましょう。