子供が作る休日プランで計画性を養う!
親にとって、我が子は可愛いものです。また、子どもにとって、親というのは一番に甘えられる存在だと思います。しかし、何から何まで親に頼りっきりというのも困りものですし、何より子どもの自主性や自立心が育たないと心配になります。今回は、そういったお悩みのある親御さんにおすすめの解決方法をご紹介いたします。
子どもが自分で作る休日プラン!子どもの自主性を育てる
子ども自身が明日の準備をすることは、子どもの自主性の確立と自信につながり日常生活のいい習慣になっていきますが、企画力や想像力が加わることでさらなる自信を持たせることができます。そこでおすすめなのが、子どもに休日プランをたてさせてあげる方法です。
毎月一回は、子どもが作ったプランで家族と休日を過ごすというルールを決めていると、子どもが小学校高学年になった時には、ゴールデンウイークや夏休みなど大型連休などを利用して旅行など計画することもできるようになります。
例えば、「親戚の家に遊びに行く」と子どもが言ってきたとすると先方の都合を聞かなければならないので、「夜の何時までには電話で確認しようね」と親がアポイントのサポートをしてあげます。日時が決まった報告を子どもから受けた後、親が親戚へ最終確認してあげれば問題はありません。
映画やイベントショーなど観たいと子どもが言ってきた場合なども、場所や時間を調べるという作業を子どもにさせます。携帯電話やパソコン、iPadなどを使えば子どもでも、インターネットから容易に調べることができます。そうすることで、計画をたてるのに必要なスキルが自然と身についていきます。
このように、子どもが何かしたいと思ったときに、子どもができないと判断して親がやらせていないだけ(ついついやってしまう)という場面は多いと思います。まずは、やらせてみることが第一歩です。
自分で作る休日プランのメリットは図り知れない!
「公園に行く」という目的でも、「A公園かB公園か」「歩いていくのか車で行くのか」「何時に家を出ればいいのか」など様々な選択肢が迫られます。子どもの思考回路はとても単純なため、このように複数の物事を同時に処理することができません。そのため、一つずつ段階を踏んで進めていくことが大切です。
5~6歳のお子さんであれば、「A公園にはこれがあるよ、B公園にはこれがあるよ、どっちにする?」など子どもがわかりやすい情報を教えて一緒に選ぶことから始めてみるといいでしょう。
自分で調べられるお子さんであれば、場所・日時・移動手段・必要ものなどの計画準備を任せるようにしてあげるといいでしょう。また、そこで失敗を経験してもその後の改善点として子ども自身が気づくことができるはずです。
子ども自身が計画をたてることで、子どもの自主性・責任感・想像力・企画力、・行動力の向上など数えきれない多くのメリットが生まれてきます。勿論、親への負担も減りますし、ありがたみを学ぶキッカケにもなるでしょう。
何より先を見通す力は、仕事や、人間関係、恋愛・結婚など様々な場面で必要ですし、将来生きていく上で必要不可欠な能力と言えます。子どもの将来を見据える意味でも子どものうちに訓練しておいて損はないと言えます。
更新日:2019/11/29|公開日:2016/02/13|タグ:計画