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子供のおやつは食事の一つ

子供のおやつにはおにぎり

子供が楽しみにしているおやつの時間。お子さんのためにどのようなおやつを用意していますか?市販のクッキーやおせんべい、スナック菓子、手作りのおやつを用意しているという方もいるかもしれません。子供にとって最良のおやつとは何でしょう。それは、子供のおやつの意味を知ると、おのずとわかってきます。

 

子供のおやつは食事、だからおにぎりが一番!

スナック菓子の食べ過ぎは子供の体に良くないと、多くの人が感じています。そして同時に、手作りお菓子は体に良いと考えている人も多いようです。しかし、ここではスナック菓子が良いか、手作りお菓子が良いかということ以前に、子供のおやつはどのような位置づけにあるのかについて、まず考えてみましょう。

 

子供は体が小さいので、1回の食事で食べられる量は多いものではありませんから、子供が必要とする栄養は三度の食事では摂りきれません。そのため、食事の回数を一回増やすのが自然です。

 

そもそもおやつの語源は何なのか、ご存知でしょうか?おやつの「やつ」は「八つ」です。これは昔の時刻の言い方であり、14時から15時ころを表している言葉です。このくらいの時刻に食べる食事を「おやつ」と呼び、三度の食事では摂りきれない栄養をここでまかなっているわけです。

 

つまり、子供にとっておやつは立派な食事ですから、お菓子を食べる必要はないわけです。子供に安全なおやつを食べさせたいからと言って、手作りお菓子を作る必要もないわけです。子供のためにと、お菓子作りに苦労しなくていいのです。

 

とはいえ、三度の食事作りだけでも大変なのに、もう一食作らなければならないと聞けば、やはりそれも大変に思うかもしれません。でもご安心ください。食事と言ってもおやつの場合は、おかずは必要ありません。主食だけでOKです。

 

最もおやつに適しているのはおにぎり、それに水があれば十分です。なぜ最適なのかというと、いろいろ理由はあります。まず、おかずいらずであるところ。ただ茶碗にご飯を盛るだけではやはりおかずが欲しくなりますが、おにぎりならおかずはいりません。それにおにぎりは熱々でなくてもおいしいものですから、時間があるときに握っておくことができます。

 

また、おにぎりの材料には、最低限ご飯があればいいのですから、とても安くあがります。そしておにぎりはお米という素材だけでできていますから、完全無添加、安心・安全なおやつです。

 

おやつは食べすぎも気になるところですが、おにぎりというのは空腹感がなければなかなか食べられませんから、食べ過ぎになることもありません。ついつい食べ過ぎてしまう、口当たりの良いお菓子類との大きな違いと言えます。

 

今は子供のおやつという話ですが、大人にも同様にいえることです。おやつ時になって、おにぎりを食べるほど空腹でないと感じたなら、何かを食べる必要性はないのです。

 

お菓子をあげないことをかわいそうだと考える必要はありません。なぜなら、子供がおやつを欲しがる時は空腹な時であり、そんな時にぴったりなのはおにぎりだからです。

 

大人は子供ほど運動量が多くありません。だからおやつ時になっても子供のようにはお腹が空きません。でも口寂しいから何か食べたい。そうなるとお菓子が思い浮かんでしまうわけです。つまり、「おやつにはお菓子がよいのでは?」というのは、大人側の考え方なのです。

 

いつでもご飯を用意しておいて、子供が空腹感を訴えてきたらさっとおにぎりを握ってあげる。そのくらいの方が、子供の体にとって自然なことなのです。

 

子供のおやつのおすすめは?

子供のおやつは食事の一種ですから、与えるのはおにぎりが最適です。しかし現実問題、いつもおにぎりを貫き通すのは、なかなか難しいでしょう。子供が成長して友達の家で遊ぶ機会が増えてくれば、その家のおやつをいただくこともあるでしょう。そうすると子供は、そこでケーキ類やスナック菓子などの味を知ることになります。

 

一度そういったお菓子の味を覚えれば、家でのおやつ時にも食べたがるのは当然です。その気持ちを無視しておにぎりを出し続けるよりは、おにぎり以外で体に良く、かつ甘いものもおやつとして出してあげましょう。

 

例をあげれば、ふかしたさつまいもや、ゆでたとうもろこし、おもちなどです。あれもダメ、これもダメ、と言うよりは、これなら食べてもOKというものを示してあげることをおすすめします。

 

現時点でスナック菓子やケーキ類を日常的に食べているという子供でも、まだ大丈夫。「何か甘いものちょうだい」と言ってきたら、ホカホカの焼きいもやふかしいも、ゆでたてのとうもろこしなどを出してあげてみてください。子供が本当に甘いものを欲しているなら、喜んで食べることでしょう。旬のさつまいもやとうもろこしの甘さは、砂糖の甘さに匹敵するからです。

 

子供がスナック菓子や洋菓子を欲しがっても、親御さんが食べさせたくないと考えるなら、買い置きするのはやめましょう。買ってくるのは親御さんであるはずなのですから。そして、これなら甘くておいしいよ、というおやつを用意してあげるのです。

 

子供が欲しがらないにしても、毎日おにぎりでは飽きるかもしれません。そんな時は前述したさつまいもやとうもろこし、おもちの他に、じゃがいもやおせんべい(しょうゆか塩で味付けしてあるもの)、うどんやそばでもいいでしょう。揚げせんべいは油がたくさん使用されているので、何か特別な時に食べるくらいにしておきます。

 

これらにも飽きてしまったら、種子類でもいいですね。くるみや栗、銀杏や松の実などは香ばしくて、おやつに変化をもたらしてくれます。炒った豆も同様です。また、旬の果物やドライフルーツもたまには良いでしょう。

 

和菓子ならヘルシーだと考える人も多いですが、和菓子にも砂糖はたくさん使われているので、あまりしょっちゅう食べるのはおすすめしません。また、ケーキ類やアイスクリームなどは、誕生日などの特別メニューとして楽しむようにしましょう。

 

一番与えてほしくないものは、砂糖がたっぷり使われていたり添加物の心配があったりする、スナック菓子やジュース類です。乳酸菌飲料やイオン飲料もジュースと同じく砂糖が大量に使われています。

 

さつまいもをふかしたり焼いたりする時間もない時は、市販品を上手に利用しましょう。今はスーパーなどで手軽に、干しいもや真空パックのゆでとうもろこしなどが手に入ります。

 

大事なのは、甘いものイコール洋菓子や和菓子ではないということです。甘さを求めるなら、さつまいもやとうもろこしでもいいはずです。

 

子供の誕生日やクリスマスなどのイベントに、心を込めて手作りケーキを作るのはもちろんかまいません。きっと良い思い出が子供の心に刻まれるでしょう。しかし毎日のおやつを考えるなら、おにぎりやふかしいもが最も体に良くて、しかも手軽にできます。毎日おやつに手作りお菓子を用意することが、子供への愛情の表れではないはずです。

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