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現代の子供たちに自己肯定感を!

自己肯定感のある子供

あなたのお子さんは、自分の事が好きだと思っているでしょうか?これは案外大きな問題です。自己肯定感を持っているかどうかは、人間関係をうまく築く力があるかどうかにも関わっているからです。

 

良い人間関係を作れると自己肯定感も育つ

人間が生きていくには、様々な力を身に付けなければなりません。食べることや排泄といった基本的なことから始まり、読む、書く、話すなどの高度な脳の活動を必要とする力まで、いろいろとあります。その中でも、人間として最も大切な力は、良い人間関係を築く力です。なぜなら、人間は、集団の中で互いに関わり合いながら生活する生き物だからです。

 

この力がなければ、人間の世界ではうまくやっていけず、不幸になるばかりでしょう。それに、他人と良い関係を築かなくてもよいと考えていては、気力や向上心も持てないことでしょう。

 

職種が何であろうと、生き方がどうであろうと、人間は必ず誰かと関わっているものです。誰かに何かをしてもらっているし、自分も誰かに何かをしてあげているのです。だから、人間関係を築く力は、人間として生きる上で何よりも必要な力なのです。

 

さて、良好な人間関係を築く力がある人は、他者に愛を与えることができる人だとも言えます。相手を信じて、助けを求めることができ、逆に相手を助けることができる人だと言えるのです。

 

人間関係を築く力はどのように身についていくものなのでしょう。人は子供のうちに、親と愛情でしっかりと結ばれ、たくさん親に甘える体験を重ねます。それを基盤として、友達と関わっていくときに、人間関係を築く力がだんだんと身に付いていくものなのです。

 

友達と仲良くしたり喧嘩をしたりしながら、友達を好きだと思う心や相手を信じる心、つまり相手を愛する気持ちが育ちます。こちらから愛情を送ると、相手も愛のある対応をしてくれるようになります。友達を愛すると、友達からも愛されたり信頼されたりするわけです。

 

さらに、友達を愛し愛される経験を積み重ねると、「人は自分を愛してくれる。自分はそのような存在なのだ」と、自分を良く見ることができるようになります。人と良い関係を築くことができるようになると、自己肯定感を持てるようになるというわけです。

 

さらに言うと、良い関係を築けた友達との交流が深まれば、もっとその友達のことが好きになり、どんどん絆が強くなっていきますから、自己肯定感はさらに高まっていくという流れができていきます。このような流れができた子供は、様々なことに対してやる気を持って取り組むことができ、少々のことでは諦めない強い心も身に付けられるのです。

 

自己肯定感が低い現代の子供たち

長所だけをもつ人間はいません。長所と同時に短所も持っているのが人間です。長所と短所全てをひっくるめて自分の事が好き。自己肯定感を持っているとはそういうことです。

 

残念なことに最近の子供たちは、この自己肯定感がとても低いということが言われています。中学生の70%以上が「自分のことが嫌い」という調査結果も存在します。不登校や非行といった子供の問題行動には、この自己肯定感の低さも影響を与えています。

 

自分という人間を好きになれないということは、自分に良いイメージを持っていませんし、自分に誇りを持つこともできません。自分を好きになれない人が、どうして他人を好きになることができるでしょうか。そして相手に愛情を感じられなければ、その人に優しくすることもできないのです。

 

子供たちはみな、明るく楽しく生きているように見えます。しかし実のところは、自分に対して良いイメージを持てず、自分の事を好きになれないという子供が多いのです。これは何と寂しいことでしょう。

 

自己肯定感が低い子供は、自分の良さを信じられませんから、他人の評価が非常に気になります。だから、相手に拒否された、嫌なことをされたなどと感じた時にはすぐに相手に対して攻撃をしてしまいがちです。自分の思いを言葉で相手に伝えることができず、感情的な行動に出てしまうことが多いのです。

 

子供たちが本当の意味で明るく生き生きと過ごせるようになるには、子供一人一人が自分というものを好きになり、自己肯定感を持つようにすることが、とても大事なことなのです。

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