出産後1か月間の過ごし方
お産という大仕事を終えたお母さんの体が、完全に回復するには時間がかかります。そのため、お産の後1か月くらいの間は、無理をするのは禁物です。産後1か月間の過ごし方について見ていきましょう。
出産後1か月はとにかく休養を
この時期は何よりも、お母さんの体を回復させること、そして赤ちゃんと過ごす生活に、体を慣らしていくことを、最優先に考えましょう。疲れたなと思ったらすぐに横になれるよう、布団は敷きっぱなしにしておくのがおすすめです。自分の体調と向き合い、動けるかどうかを判断して過ごしましょう。
退院してから1週間の間は、出産疲れも残っているはず。この期間は家事をするのもできるだけやめて、とにかく休養を第一に考えてください。不要な外出もやめましょう。
ではいつから家事をやってもいいのかというと、目安は1か月健診です。
ここで特に問題がないと言われたら、少しずつ家事を始めましょう。ただし、いきなり今まで通りにやろうと思わないで。手抜きをしながら、少しずつやっていきましょう。
また、力のいる仕事は避けてください。そういった仕事は、家族やその他お願いできる人に頼むようにしましょう。
赤ちゃんのペースに合わせて過ごそう
出産後、退院してからの生活は、きっと慣れないことばかり。でも、大人の生活と赤ちゃんの生活とは大きく違うので、慣れないのは当たり前です。
特に、退院して1か月くらいの間は、心配したり、どうしたらよいかわからなくなったりすることも、しばしばあるでしょう。そんな時は、赤ちゃんのペースに合わせて動いてみるといいですね。
赤ちゃんがおっぱいを欲しがったらあげ、赤ちゃんが眠っているときには、お母さんも横になって体を休めましょう。そうやっているうちに、徐々に赤ちゃんがいる生活に慣れてきて、ペースをつかんでいけるはずです。
出産の後1か月は控えておきたいこと
出産した後1か月は、控えておきたいことがいろいろとあります。
①力のいる仕事
重たいものを持ち上げたり、動かしたり、運んだりするのは、この期間は控えましょう。
②入浴
出産後1か月は、シャワーで我慢。1か月健診で問題がなければ、入浴しても良いと言われます。
③自動車の運転
この期間はもともと、外出もできるだけ控えたいものです。自動車の運転も、できれば家族に任せましょう。
④旅行やレジャー
回復しきっていないお母さんの体にとっては、負担になります。また、赤ちゃんにとっても無理があるため、もう少し後になってからのお楽しみにしましょう。
⑤実家から自宅へ
里帰り出産をした場合、できれば1か月は実家で過ごせるといいですね。どうしても自宅に帰らなければならないのであれば、休憩をこまめにとりつつ、無理な行程にならないように気をつけて。
⑥目の使い過ぎ
産後は、目が疲れやすくなります。それは、ホルモン分泌のせいで、目の機能が低下しているからです。普段の生活であれば問題ありませんが、パソコンに長時間向かうとか、読書をしすぎるなど、目をいつもより使いすぎることで、目が悪くなってしまうこともあります。
⑦性行為
この時期はまだ、会陰縫合の傷や子宮内の傷が癒えていません。ということは、感染症を起こしやすい状態にあるということ。したがって、産後のセックスは、1か月健診で許可が出てからにしましょう。
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更新日:2019/11/29|公開日:2015/01/27|タグ:出産後1か月