トランプの「七並べ」で数列を身につける!

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七並べ

数列は、算数の基礎とも言えます。大小によって数字はどのように並んでいるのかということを、ただ数が教えられてもなかなか身につきませんが、遊びの中に取り入れると自然と数列が身につきます。特におすすめなのが、トランプ遊びの一つ「七並べ」です。

 

七並べで数列が身につくわけ

ご存知の通り「七並べ」は、トランプの各絵柄の7を始めに出し、手持ちの札から続けられるものを出して並べていくゲームです。これをすることで、数列がしっかりと身につきます。

 

なぜなら、数字が大きい順に、あるいは小さい順にどう並んでいるのかということが理解できていないと、このゲームで遊べないからです。ということはつまり、楽しく遊びながら数列が理解できるようになるとも言えます。最初は理解が浅くても、教えられながらやっているうちに自然と理解できていくのです。

 

数の大小を理解しないまま、数を1から順に唱えられる子供は多いものです。こういう子供は、数を小さい順に並べていくことは得意ですが、大きい順に並べるのに苦労することがあります。

 

つまり、7の次に8を出すのは簡単にできても、6を出せることに気づかないことがあります。大小の関係が分かっていれば、7の次に出せる数は6と8であるということがすぐに分かります。

 

さらに七並べでは、持っていないカードの代わりにジョーカーを使うことができます。これもまた、数列をしっかりと理解することができる重要なルールです。

 

「場に7が出ているが、自分は9しかない。でも7より2つ大きい数が9なのだから、7の隣にジョーカーを置いて自分は9を出すことができる」ということを頭の中で考えることができるようになるからです。これができれば、より数列を深く理解したことになります。

 

ちなみに、七並べで身につく力は数列を理解する力だけではありません。手持ちの札の中で出したいカード1枚に固執していては、なかなかゲームが続きません。これが今出せないなら、他に出せるカードはないだろうか。今このカードは出せないけれど、誰かがあのカードを出してくれたら出そう。

 

このように、今の状況に合わせて複数の方法を考える力が身についていきます。この力は生きていく上で非常に重要です。生きていれば、答えが1つとは限らないことがほとんどです。この方法ができなかったからもう駄目だと諦めず、他に方法はないか、こんなやり方もある、と考えられる力があれば、どんな困難でも切り抜けていけるのではないでしょうか。

 

七並べで子供にアドバイスする時のコツ

数列の理解が未熟な子供の場合、七並べの時に、自分の手持ちの札で出せるものがあるのにそれに気付けないことも往々にしてあります。子供任せにしていては、なかなかゲームに参加できないということもしばしば…。こんな時は、上手に親が気づかせてあげましょう。

 

とはいえ、子供のカードを全部見て出せるカードを教えたり、「8のつぎは9だよ」と数の順番を教えたりするのはよくありません。七並べはあくまでゲームです。相手のカードを見るのは反則ですし、出すカードを指示するのもおかしなことです。これではちっとも楽しくありません。

 

「まずはハートの列から見ていこうか。8まで出ているね。出せそうなのはあるかな。無いなら次はスペードの列を見ていこう」と、出せるカードの調べ方を教えてあげるといいですね。

 

また、今出ているカードを一緒に見て、「この次の数字、覚えているかな?」と尋ねるのもいいでしょう。この問いかけだけでは思い出せないなら、もっと前の数字から順に数えさせてみましょう。「8の次は何だったかな。1から順に数えてみよう」という感じです。

 

このように、親の側から答えを教えてしまわずに、子供が自分で答えにたどり着けるような言葉かけをすることで、子供の数列の理解はだんだんと深まっていきます。

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